京王電鉄  7000系(更新車)
 
  誕生してからかれこれ20年程が経過している7000系。最近は華の特急・準特急運用にもついており、ますます活躍に磨きがかかっていますが、2001年からは内装のリニューアルを行っています。これはバリアフリーを視野に入れたもので、外観は特に手が加えられていないようですが、2004年からはさらにVVVFインバータ制御への改造がスタート、今後も新車と遜色の無い走りに期待がかかります。
左の画像が更新車の「顔」になります。昔の京王ファンの方は帯の色に不満を感じるかもしれませんが、「今は」コーポレートカラーの2色をまとっています。さて、次にエンジに戻るのはいつでしょうか(殴

(撮影・取材 京王線 高幡不動)

 

 

 


まずは車内全体から・・・なのですが、今までの京王7000系のイメージを見事に一蹴した、フレッシュで明るい車内に改造されています。もともとがクリーム色の化粧板だったり、茶色のモケットだったりしたりで少々野暮っぽかったのかもしれませんが(^^;
全体的に9000系や1000系のイメージを踏襲しているようで、これからの京王をイメージするような構成ですね。
20m車体、4ドアロングシートの車内です。


車端部の様子です。戸袋窓、妻窓ともに残りました。
その戸袋窓、妻窓はちょっぴり青みがかっているものが使われています。カーテンが設置できない事に対する射光対策ですね。ほんのちょこっと!といった感覚の色合いなので、自分もページまとめるまでは気がつきませんでした(^^;;; 鈍いです。
貫通扉には側面の化粧板と同じ白くて模様が入った化粧板が貼られています。幅については従来と同じようです。


一方乗務員室との仕切りの方は・・・良くも悪くも従来の7000系のイメージがそのまま残されています。
特に運転席背後の窓の小ささは7000系そのままです(^^;; 今日も頑張ってウィンクしちゃってます。
その窓のあたりには握り棒が無いものの、吊革がしっかり伸びています。


床は9000系と同じように、グレーの濃淡のツートンが新たに採用されました。ドアの滑り止めゴムも灰色に塗られています。7000系にこの床!自体はちょっと驚きですが、それにしてもこの床、最近関東私鉄の至る所で目撃するのは気のせいでしょうか…。確かに床としての色合いはいいんですけどね・・・こんなところにも没個性の勢いが・・・


天井も7000系そのままです。ただ、白い化粧板に貼り替えて周りの雰囲気に合わせています。シルバーの「ところどころ」ラインデリアはそのままです。やっぱり新しいっていいですね〜良い艶出ています。

 
はい、ドア画像は2枚ご用意致しました。左の画像にはLED表示機がついているのがお解りいただけますが、LED表示機がついていないほうも鴨居部の改造をしています。これはドアチャイムのためで、バリアフリーの一環としてLED表示機とともに設置されました。ここ最近京王はドアチャイムづいていて、8000系につづいての取り付けとなりました。
ドア自体は銀色のままで、フレッシュな空間をより一層引き締めています。勿論ハローキティご一行も引き続きの登板です。


LED表示機はこのとおり1段のものになっています。結構文字がでかくて、周りからも見やすいです。
思えば8000系のLED表示機と形が似ていますね。表示内容は行先や次駅案内など、至ってオーソドックスです。
もちろんこのLED表示機もドアチャイムに対応しています。


そして広告枠の方はこのような具合になります。鴨居部をすっきり覆うカバーが特徴ですが、ドアチャイムのスピーカー以外はあまりインパクトがありませんね・・・。


窓は枠と枠の間に化粧板が貼られている一段下降式のもので、整備の行き届いていない車輌は対向車輌が来るたびに「バタッ」という音を聴かなくてはいけないと言う心臓ドキドキワクワクものですが、さすがにこの車輌は…そうでもなかったかな(^^;;
灰色のロールカーテンは下の引っ張る時に掴むバーが軽いものになっています。京王は割りとカーテンを大事に残している会社ですよね。正直、嬉しいです。

それにしても外観の丸みからは想像できないくらいカクカクした窓枠ですよね・・・。

 
ドア〜ドア間の7人掛けの座席を左に、車端部の4人掛けの座席画像を右側に持ってきてみました。座席の様子です。
モケットはきわめてピンクに近い紫色をメインに、濃淡で背もたれに着席区分をつけています。京王のコーポレートカラーを思い浮かべるようなモケット色ですね。白の化粧板とも程よくマッチしています。
詰め物は取り替えられたらしく、しっかりと沈み込んでくれる座面になっています。バケット形状などにはなっていません。

袖仕切りは交換されておらず、ここもオリジナルのままです。肘掛けも兼ねた横棒が2本あり、これで立ち客との干渉もできていますが、若干周りの雰囲気から取り残され気味です・・・


優先席は水色をベースにしたモケットになります。4人掛けで、着席区分のプリント柄は先ほどの座席と同じ物になります。
こちらもなんとなぁくコーポレートカラーを思い浮かべそうな感じながら、最新の9000系と色合いをあわせています。
着席した感じでは可も無く、不可もなくといったところでしょうか。ただ、1人当たりの座席幅が気持ち狭い感じがするんですよね、3人掛けとして使われている事が多そうな気がします・・・


優先席のカーテンですが……うっすらと見えるあのマークは・・・!!更新車でも見事に残りました。
昔から関東近郊で優先席表示に気合入れている企業は東急と京王が上げられると思うのですが、東急がちょっと押さえ気味になりつつある中、京王はまだまだ気合十分です。確かにカーテンを閉めると優先席表示、醜くなりますからね……。


最後に車椅子スペースを。高尾山口方面から2両目に新たに設けられました。これもバリアフリー対策の一環です。
握り棒は必要最低限の設置に留めています。
それにしても消火器が宙を舞って・・・いません(^^;; 随分と高い位置にありますね。そんなところに設けて、果たしていざと言う時ちゃんと乗客の手に渡るのでしょうか・・・。私(=バ○)と煙は高いところに昇りたがります。せめて車椅子スペースの部分だけでも、設置位置の再検討を願いたいところです。
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