ゆりかもめ  7000系[3次車]
 
  「ゆりかもめ・・・あぁ、あのお台場に行くアレね!」
1995年に開通して以来レジャー施設建設や街の造成の加速に比例するかの如く乗客が増え、知名度も上がり、ついに混雑に対応するための改良が加えられた車両の増備が行われます。それが3次車と呼ばれるグループ。1998年に増備が行われています。
外観の特徴は前面の虹ストライプ。途中渡る「レインボーブリッジ」をうまく利用したアクセントで、単調だった外観に新たな彩を添えています。そして外吊りドアの採用という点も外せません。車体の外側にガイドレールを取り付け、その下にドアを取り付けるという方法で、恐らく国鉄のキハ30系列、或いはサハシ165あたりが採用したドアの種類になります。車体強度に問題がある時に使われるのですが、まさか平成の世に復活するとは・・・。車内はどうなっているのやら?!

 

 

 

 
車内全景です。右の画像が先頭車の全景、左の画像は中間車になります。
1次車、2次車とがらりと様相が異なっていますが、最大の特徴が(固定式の)ロングシートの設置。ドア〜ドア間においてロングシートを左右1箇所ずつ設置し、混雑に対応できる車内作りを行っています。ロングシートに人が座ると足のサイズ次第では床面積が狭く見えてしまいそうな気がします(^^;が、空いているときは車内中央部までどかどかと入りやすくなっています。

カラーコードなど基本的な部分は1次車・2次車を踏襲。レインボーカラーは車内には及ばなかったようです。


先頭部分、このあたりの設計変更などは無いようで、雰囲気も従来の車両そのまま。
さすがにここまでロングシートを持ってきたらそれこそ営団地下鉄丸の内線の旧型車両以来の快挙だったのですが…そこまではしませんよね(^^;;; なんて余計な事を言っているうちにJRの205系に見えてきた・・・のは自分だけ?


車端部もそのままクロスシートを導入。20m級の長さの鉄道車両であれば「車端部=クロスシート、それ以外=ロングシート」でも結構詰め込みが効くのですが、ドア〜ドア間、そして車体長の短いゆりかもめでは「車端部=クロスシート」にしてしまうと意外に「詰め込んでくれ〜」とか「奥に入ってくれ〜」という雰囲気が伝わらないものです。吊革の本数の少なさ、通路の狭さも災いしていますが、観光色を排除して混雑設計をトコトンマジメにやるのであればここにも両面ロングシートを設置してもよかったかもしれません。が、ゆりかもめはクロスシートという選択をしました。あえて「眺望もウリにするどー」という感覚で勝負に出たのでしょうか。

その割には・・・機器室は相変わらず豆腐とヒュージョンできそうなまったり具合を醸しています。

 
天井、そして床は従来車と変わらず。吊革が多少増えたかな?というのが数少ない変更点の一つではないでしょうか。ちょっと床のグレーが見難いですが、通路部分と座席部分で色分けされており、ロングシートにおいては足を投げ出しにくくさせる「フットライン」の役割も果たしています。


少し遠くからですが・・・外吊り扉の様子をご覧ください。
ホームドアと非常に紛らわしいですが、「有明」の下の部分に見えている銀色の横長の物体がドアを吊っているガイドレールの部分、そして右側に見えるのが吊られている片開き扉になります。中の様子もちょろっと見えますが、化粧板と大きな窓が印象的。取っ手の関係でしょうか、少し右側に窓が寄っているのも気になります。
外観のところで取り上げた国鉄の頃の外吊り扉よりもだいぶスマートです。しかしスマートだからと言って車体との隙間があるわけでは無く(あったらあったでドアとしての存在が(^^; )しっかり車体と隙間無く閉まります。ただ、プラグドアの「カチッ」とはまる感覚が好きな自分にとっては少し残念・・・かな。


座席を見ていきます。まずは従来の車両と変化の無い車椅子スペースのロングシートから。
収納式になっており、2人が腰掛けることができます。優先席などの指定はなく、車椅子の利用が無い時にボタンを押して座面を倒して使用する形になります。ラッシュ時はもしかしたら出し入れできない環境になってしまうかもしれませんが、時間帯による制限は設けられていないので、本当に先客次第で座れます(^^;
収納式故に座り心地の多くを期待してはいけませんが、やや大きい荷物がある時などは脇のスペースも使って荷物が置ける分、使い勝手がいいかもしれません。

 
続いて固定式のロングシート。ドア〜ドア間において左右3人掛けずつ設置されています。
網棚が無い点や背もたれが短い点で日頃乗り慣れている通勤電車とのギャップを感じるかもしれませんが、座ってしまえば「あぁ、この雰囲気は・・・」と「いつもの生活感」が湧き出てきそうな気がします。
モケットは渋くて薄いブルーグレーのような色で、座面は一応バケット化されています。

画像右は袖仕切りを内側から見た画像。袖仕切りは個性的な物ではなく、西武6000系を髣髴とさせるような標準的デザイン。しかし内側にはしっかりモケットが貼られており、そこは素直に「やるじゃん!」なんて思います。


ドア〜ドア間、或いは車端部にあったクロスシートですが、車内構成の変化に伴い4人1組のボックスシートが点在するような形になりました。かつてはロングシートだった2箇所までクロスシートで占めていたので1両で2人座席定員が減ったわけですが、ちょっと狭くて小さいボックスシートとの選択肢が増えたと考えれば悪くは無いと思います。
座席の所々に紫のアクセントがあり、横に伸びた手すりにも塗られていますが、ロングシートやドア付近の手すりには塗られていません。ちょっと統一感が無くて寂しいところでもあります・・・。

 
別角度からクロスシートをもう一度。ドアに面したクロスシートが左側、ロングシートに面したクロスシートが右側の画像になります。座席も小柄ですがシートピッチもあまり無いので、定員どおり座ると窮屈な印象を抱いてしまいます。事実、仮に自分の隣に誰かが座っていたら、何度領海侵犯で訴えられていたことか…あ、それは自分がワイドボデーなだけですね(^^;; 背もたれの中途半端な高さや肘掛が無い事を考えても短距離利用に的を絞った座席と言えそうです。

 
最後に先頭部分のクロスシートです。緊急事態が起こらなければこの座席も乗客が座って構わないわけですが…足元がとにかく狭い!左の画像が2人掛け、右の画像が1人掛けですが…体の大きな方は2人掛けを座る際、うまくはいらないとカバーがかかっている運転台に膝をぶつけます・・・ご注意下さい。

座席そのものは座席下のヒーターの形状やヘッドレストなど一部分が異なる以外はドア〜ドア間などのクロスシートとあまり変わらないのですが・・・結構見栄えが違いますね。特に先頭部分の2人掛けの座席は姿勢がよくなりそう(^^;;;
 
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