横浜市営地下鉄  ブルーライン3000N形
 
   あざみ野から湘南台まで横浜市内を「つ」っぽく走る(^^;;横浜市営地下鉄の最新でもある車両がこちら3000N形。平成11年に投入されたこの車両は先代3000A形を基本に、列車モニター装置を設置等細部に改良が加えられています。先頭の「顔」はなんとなぁく丸みを帯びていた1次車とは異り、カクカクした雰囲気になっており、どっちかというと2000形に似ているような気がします。やはりこの形状の方がスッキリいくのでしょうか。
 横浜市営のキャラクター「はまりん」がたっぷり!でお馴染みの「はまりん号」もこの3000N形が担当しており、1編成がステッカーで装飾されています。公式サイトに運行計画表があるのでチェックして、はまりんと握手!?
(撮影・取材:横浜市営地下鉄線・湘南台)

 

 

 


まずは車内の様子です。少々小ぶりに見えるのは気のせいでしょうか?3ドア、ロングシートの車内です。
暖色系でまとめられているのが何よりの特徴です。やはり暗くて冷たいというイメージが先行してしまう事が多い地下鉄を走る車両だからでしょうか。
妻面は貫通扉とその上を濃い茶色で塗装してあり、暖かみもさることながら暗めの色と大きくとられたドア窓によって、ドアの存在自体をあまり目立たせなくしているのかもしれません。
妻面の窓も開放的な雰囲気を作り上げるためか、はたまた隣の車両とのつながりを持つためか残っています。


今度は先ほどとは逆サイド、乗務員室側の方に視点を移動させて車内を見てみようと思います。
床はパッと見茶系のツートンに見えてしまうのですが、真ん中を貫通している太いラインはオレンジ、その両側はからし色・・・というかクリーム色になっています。ツートンにすることで座っている人の足を投げ出しにくくする効果があったりするのですが、この車両ではどうも境目がくっきりとしていないみたいです・・・。側窓はFRPで窓枠が設けられて、丸みを帯びた形になっています。横浜市交では2000形で採用されたこの姿、もうすっかりお馴染みですね。


更に乗務員室との仕切りに迫ってみます。向かって左側に小窓、真ん中に「乗務員室」そして「立入禁止」と書かれた扉が設置されています。縦長の窓が若干右側にずれて設けられている辺り、洒落ていますよね(^^)
ところでこの左に小窓、真ん中に乗務員室に通じるドアがある形、実は1000形からずっと、つまり横浜市営地下鉄の車両はなんと一貫してこのような構成になっているのです!!
前面展望を楽しみにされている方はちょっとつらい大きさ・位置かもしれません。
そしてその背後は向かって右側が車椅子スペース。左側は3人掛けの優先席となっています。
一次車ではそこに優先席として2人掛け×2のボックス席が設けられていたのですが・・・


天井を見上げてみます。いやぁ三角の吊革の数が凄いこと凄いこと(^^;;;ドア付近と枕木と並行方向に設けられている吊革はドア〜ドア間に設けられているものよりもバーの高さを少し高くし、吊革自体も短いものになっています。
さて、ご注目していただきたいのが蛍光灯の列。ずーっと画像の左の蛍光灯の列、奥の方に追いかけていくと…途中で列、途切れていませんかぁ??
市営地下鉄線は架線を敷設しない代わりにトンネルの高さを低くしたのですが、その影響で屋根上にクーラーを置くためにはその場所だけ天井を下げなければいけないのです。そのために蛍光灯の高さも異なることからもおわかりの通り、各車両とも両端それぞれの車端部の天井を下げているのです。
冷房を犠牲にしてフラットな天井を求めるか、フラットな天井を犠牲にして冷房を求めるか・・・あなただったらどうする?


さて、ドア上部にはこのような電光路線図と電光掲示板が1セットで設けられており、ややゴツイ印象を受けます。
路線図はともかく、「道東部の各港から」と怪しげな表示を出している電光掲示板、なんとニュースまで配信しています(^^;
こ、ここまでやるとは・・・といった感じで、これなら地下鉄に乗っても飽きることは無さそう。
ただ、電光掲示板も横方向にもうちょっと伸ばして欲しかったです。8文字だけしか表示されないとなると読みそびれた時に流す予定も無かった悔し涙が・・・流れませんよね(^^;;;
どーでもいいことなのですが、この表示機の下のドアに貼られている路線図ステッカー、微妙にガラスにはみ出してます(笑) 一時期JR209系に貼られていたはみだし面埃びっしり!剥がれかけたはみだし広告ステッカーを思い出さずにはいられません(爆)


さて、座席の方も見ていこうと思います。ドア〜ドア間の6人掛けロングシートを見ています。
茶系のモケットは背面に1人ずつの着座場所を示した模様が入っています。通勤車ならでは!といった感じです。
袖仕切りは大型の物が使われている一方、座席はバケット化されておらず、また床下にも存在感タップリのヒーターがあります。なんだかミスマッチのような気がしますが、意外や意外、かなり快適に過ごせます(^^)


車端部も大部分はこのように6人掛けになっています。パッと見全然違うモケットのようにみえなくもないですが、とりあえず同じ茶系のモケットです。
それにしても…なお話ですが、実は横浜市営はバスも走らせているのですが、バスのモケットが個人的にスゴイ好きだったりします。(その割に画像が載せるに値しないものしか用意できてないのは・・・スミマセン)青をバックに紺色でヨットやベイブリッジ、中華街の門等横浜の名所数点を描いたモケットなのですが、個人的には地下鉄にもそれを使ってほしかったなぁ・・・なんて思ったりしまして・・・。観光客には結構ウケると思ったりするのですが、落ち着きや暖かさを追求するとこのモケットの方がいいのかも知れませんね。


優先席の様子です。6人掛け、3人掛けの2種類があり、画像は6人掛けの様子です。
さきほどの座席との変更点としては、モケットが先ほどの紫バージョンといったぐらいでしょうか。揚げドーナツ(沖縄の方に行くとカタカナの名前で呼ばれ、売っている…あれです!!)と紅芋のような組み合わせが何とも言えません(^^;
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