東京モノレール  1000形
 
    1989年、これまでとはちょっと違う斬新なスタイルで登場した東京モノレール1000形。現在も東京モノレールの顔として存在感は抜群で、空港快速、区間快速などの優等列車の運用も車齢なんてなんのその、難なくこなします。
車内はリフレッシュを兼ねたモケットの貼り替えが進行中ですが、このページではピンク色を主体とした初代モケットを使い続けている車両をご案内します。外観画像も初代車両に合わせた復刻版モノレールですが・・・この塗装に何人の方が「あ、初代と同じ塗装だ!」と気づくかどうか、そしてガングロから色白になったようなちょっとスカスカ感の出た正面の表情が迫力不足のような気がします・・・(^^;; 他にもポケモン塗装のモノレールもあり、どちらかというとそっちの方が華やかかな(^^;; ぜひ探してみて下さい。
(取材・撮影 東京モノレール羽田線・天空橋〜空港第2ビル)

 

 

 


まずは先頭車の車内全景からご覧頂きます。基本的には2ドアクロスシートが主体となりますが、後述するとおり混雑対策として車内構成を変えた車両も存在するので、必ずしも「2ドアクロスシート」というわけではありません。
小柄な車体なので車内もこじんまりとしており、網棚は空間の制約上設けられていません。その分荷棚が備わっているわけですが、大きなトランクに詰めた荷物といつまでも一緒にいたい!と思う人にはちょっとだけ辛い時間帯になりそうです。

でも、この小さな空間がもたらす25分の高揚感、自分はたまらなく好きです。


乗務員室の背後です。タイヤボックスの関係で実に見晴らしの良いポジションになっており、下辺を斜めにしてちょっとだけ側窓を拡大したあたりにバブルの香りを感じさせます(^^;;
乗務員室との仕切りの窓も大きめに設けられており、ワンマン運転が開始されてからは最後尾に乗務員が乗らなくなり、また先頭車でも駅ごとにモニターが表示され、各車両の乗降ぶりが眺められるなど、新たな魅力も(会社の政策意図からかなり外れた部分で)加わりつつあります。

ただ、先述の通りタイヤボックスなど機器類の関係で床そのものが高くなっており、立客対応には難儀してしまいそうです。


さて、先頭部分こそ各編成とも同じような構成で手堅くまとめられていますが、車端部、そしてドア〜ドア間は混雑解消を目論んで様々な車内構成が試されてきました。

中間車、ドア〜ドア間の車内です。オーソドックスかつオリジナルの車内構成で、2人掛け、4人一組の固定クロスシートが左右3組ずつ続きます。優先席の表記が新しいですが、それ以外は見慣れた方も多いのではないでしょうか。先頭車のドア〜ドア間の車内構成はこのパターンが基本になります。


上の写真と何がどう違うのかはあまりよくわかりませんが、中間車のクロスシートのうち、片側のドア付近の座席を2人掛けから1人掛けに変更した車両です。確かに床面積が拡大していますし、スーツケースを座席の脇に・・・ということも難なくできそうです。1人掛けを含んだクロスシートと2人掛けだけのクロスシートを車両ごとに左右互い違いにしながら設けています。


もっとわかりにくいですが(^^;;;上の写真の1人掛けクロスシートをロングシートに変えた中間車の車内です。これで座席定員がアップしたものの、ロングシート部分にスーツケースを置くのはかなり厳しいと思われます。例によってロングシートありの区画と無しの区画を車両ごとに左右互い違いに配置しながら編成を構築しています。

正直、ここまでバリエーションがあるとは知りませんでした(^^;; 上から改めて2人掛けクロスシートバージョン、1人掛けクロスシートバージョン、セミロングシートバージョンと勝手に名付けたいと思いますが、取材時も、コンテンツ作成時もこんがらがってしまいそうです(^^;;;


さらに、車端部も2パターンあります。こちらは一挙にご覧頂こうと思います。これも各編成によって二種類のうちのどっちかをまとめて用いているということになり、個々の車両でバラバラということはありません。
 
タイヤボックスの上がクロスシートになっている車端部とロングシートになっている車端部の2つです。もう目が回りそうな展開ですが(^^;;次代2000形には右の画像のような車端部が採用されています。
どちらも段差を経て車端部に向かうということになります。一応吊革はついていますが、室内高があまり無いため、「とりあえずつけました」と嘆きが聞こえそうなくらい天井から輪までの長さが短めになっています。

そして、全ての貫通路がきのこのような形で設けられているのはモノレールならでは。故に時折車内に強めの風が吹くことがありますが、最後尾から車内全体を見渡せるのはジャンボジェットのそれと変わらない壮大さがあります・・・(と個人的に勝手に思っています(^^;;;)。


そうそう、とりあえず荷棚もチェックしてみようと思います。2段になっている分高さが制限されていますが、これも2000形では上段がなくなっています。背の高い荷物は宅急便か半ば冗談気味に2000形を待つというのは如何でしょうか。え、京急の2000形?!東京モノレールのコンテンツで京急に浮気というのはちょっと困ります・・・(^^;;;


ようやく天井に入れます。所々冷房の吹き出し口がある格好で、さすが1989年生まれ、しっかりフラットな天井で整えられています。両側のみならず吊革まで広告が入っていますが、中吊り広告がドア〜ドア間に無い代わりの広告と思えばなるほど納得、どおりて天井スッキリ見えるわけです。


床は何も模様が無く、灰色一色のみ。車端部との段差はご覧の通りオレンジの蛍光テープが貼られているのみ。段差そのものは決して小さいものではなく、バリアフリー全盛期のこのご時世にこの車両が作られていたらきっとLEDの照明がはめこまれていたと思います。

 
側ドアです。若干撮影位置がずれてしまっていますが(^^; 鴨居部に次駅案内表示器がついている物が左の画像、ついていないものが右の画像になります。ついていないものでも路線図が入っているので機能的には大差ありません。
片開き扉は窓が大きくとられており、化粧板が貼られています。


羽田空港第2ビル駅もしっかり加わった次駅案内表示機とあきたこまちです。文字の大きさからも、羽田空港と浜松町をダイレクトに結びます!という雰囲気がかなり強く出ています。あ、決して丸ノ内線ではありません(^^;;;

国際ターミナル駅が近々開業するとの噂もありますが、その時にはこの表示器も更新されるのでしょうか。はたまた…?


カーテンの素敵な側窓です。バランス感覚のとれた枠から東京の景色を眺める・・・はずが、気づいたら真ん中だけ窓の大きさが・・・ 種別表示器を設けるための苦肉の策だったのかもしれませんが、バランスがなぁ・・・。


怒濤過ぎる座席ストリーム。まずはドア〜ドア間、どの車両にもあるクロスシートからです。
3組が充てられており、うち2席分は優先席になっています。
端の席はヒーターがあり重々しい雰囲気がありますが、真ん中の席は小ぶりな上に座面の下が無いので軽い雰囲気で整っています。ちょっと211系の雰囲気を感じるのは自分だけでしょうか。

 
端の席から細かく見ていきます。そして右の座席は間に入る座席になります。どちらもバケット状で、両端に濃いピンク、間に薄いピンクのツートンモケットになります。座り心地はすんなり収まる感じでしょうか。窓側の席はちょっと通路に出にくい状況も想像できますが、数十分くらいの乗車なので座り心地的に「やられる」事はないと思います。


優先席は緑のヘッドレストがついています。窓のステッカーでも判別できますが、念のため、ということでしょう。
緑色、もう少し鮮やかな物にできなかったのかなぁ・・・と今更言っても仕方が無いですが、ちょっとピンク系の色にその緑のヘッドレストは・・・ねぇ。
全車両、クロスシートのうち2人掛け1箇所に設けられています。


変わり種その一。ドア〜ドア間で、先ほどご紹介したクロスシートの対面に用いる座席になります。
両ドアは1人掛けですが、真ん中のクロスシートが2人掛けとなり、通路幅をドア側で広げた格好になります。元々座席があった部分には握り棒が追加され、ヘッドレストカバーも専用の物がセットされています。そのカバーの広告枠もしっかり2席分確保、抜かりはありません。

 
ちょっぴり寂しいシルエットの1人掛けのクロスシートです。もう少しだけ幅があればもっと見栄えも良くなったのに、モケットも2人掛けの物を半分に切りました!と言う感じが全開で、ちょっと貧相な感じも漂っています。ただ、ヒーターをしっかりドアから遠い1人掛けの席にも設けて、かつ2人掛けのクロスシートの足元を塞いだのは特筆に値すると思います。


変わり種その2。何やらゴソゴソとクロスシートの部分も手が加えられていますが、クロスシート部分をロングシートに置き換えたバージョンです。背もたれがクロスシートの部分も低く抑えられているので、JR車のセミクロスシートにありがちな「ロングシートとクロスシートの間がそびえ立つ壁のよう」に見える仕切りはありません。
それにしても・・・驚くぐらいドアまでいっぱいいっぱいな配置です。


そのロングシート部分。濃いピンクを両端に置いて、バケット形状で着席区分もばっちりサポート。混んでいると座席幅の狭さが気になるかもしれませんが、さらっと座席が埋まった状態だとクロスシートの方に視線が自然に向いてしまいますので、それはそれで気まずいかなぁと思います。
クロスシートに比べると背もたれのボリュームが欠けますが、おそらくモノレールの車内では一番フットワークを軽くこなせる席になると思います。時間に追われるフィールドキャスターの皆様、要注目です。



乗務員室の背後は中央のタイヤボックス部分に2人掛けの固定クロスシートが、左右両側に1人掛けのクロスシートが設けられています。画像はその中央部分の様子です。
手前から1列目こそ2列目と同じ高さになってしまいましたが、3列目はタイヤボックスをうまく生かして低めのポジションに座席を設定し、2列目からでも前が見やすくなっています。3列目も着座位置が高くなればアタック25の観客席状態になったのですが…ここでそれを追求しても・・・(^^;;

個人的には2列目が一番展望に適していそうな気がしますが、このポジションは段差を2段上がらないと座れません。小さいお子様の中にはちょっと躊躇してしまう方も出てきそうです。


寂しげなお父さんの背中を彷彿とさせるのは左右にスタンバイしている1人掛けの座席です。先ほどのドア〜ドア間の座席よりも肘掛けが無い分ゆとりがありそうに感じますが、意外と足元は2席とも狭かったと記憶しています。また、この位置からは前面展望よりも側面からのちょっぴりワイドな展望の方がワイルドさを味わえて良いと思います。

 
飽きたという方には先ほどのあきたこまちをご覧頂くとして、座席ストリームも車端部を残すのみとなりました。まずは景色の見えるロングシートが設けられているバージョンからご覧頂きます。一応4人掛けということになっていますが、ヘッドレストカバーの広告は3つしか入っておらず、それを着席区分として考えると矛盾していることになりますが、人と人の間に広告が入ると思えば納得いくかと思います。

タイヤボックスの上なので座り心地を求めに生きづらいところですが、後頭部を後ろに座っている人にぶつけない限り次に登場するクロスシートよりも居心地は良いと思います。

 
ということで続いての登場はロングシート部分に代わりに置かれているクロスシートです。
基本的にドア〜ドア間のクロスシートと同一の物ですが、タイヤボックスの上に座席があり、足元の空間確保のために着座位置が高めの所に入っています。つまり、車内でも目立つポジションになりますし、高速運転時は振られやすい位置になります。ドアに近いこと、荷棚にも近いことがセールスポイントですが、ここで業界うわさ話をした日には気が気でなくなると思います。


その両側には乗務員室背後にも登場したクロスシートが登場します。例によって足元狭め、やっつけ仕事的な哀愁もちらちらしていますが、座席配置が1人掛けどうしで向かい合っているパターンと、1人掛け&後述する2人掛けで向かい合い、かつ車端部とは逆方向に1人用の座席が設けられているパターンがあります。後者はドアが開くたびに乗降客とバッチリ目が合いますが、足元は前後方向にかなり広くなります。足が長い方はぜひ(^^;;


最後は車端部の2人掛け。妻面にピッタリフィットのこの席、意外と目に留まりますし、車端部にはかならず2席分用意されています。でも、背もたれ低め、肘掛けの無い座席に対し、「やっつけ仕事」的なキーワードがこそっと浮上してきそうです。無理矢理バケットにこだわらなかったら、きっと1人掛けと解釈していたんだろうなぁ・・・なんて思う今日この頃です。

あ、カップル水入らずの方はぜひ(^^;;;




それにしても、重ね重ね思いますが・・・まさか3種類、いや車端部の組み合わせも絡めるとそれ以上も車内の構成があるとは思ってもいませんでした。京急が空港に乗り入れる前の混雑の極みが想像できる傍ら、「何か旅客流動実験に使ったの?!」と余計な事さえ思ってしまいます。運用は全て共通運用でこのバリエーション、ここまでこだわった理由って一体・・・?

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