東急東横線  5050系
 
    ピンクと赤の帯が美しい5050系。フルカラーLEDの方向表示機も美しく光っています。
2004年4月に「みなとみらい線」開業に伴う運用増により登場したのが5050系です。外観は田園都市線で先に登場していた5000系に似ています…そいでもって渋谷で毎日出会っている、黄緑色の帯を巻いた彼にも…(^^;;; 個人的にはその黄緑色の彼よりもやさしい顔だと思うんですけどね…好みの問題ですね。
登場理由の関係上まだ本数があまりいないのですが、これからブレイクする予感がします。えぇ、壊れるわけではなくて...(^^;;

(取材・撮影 横浜高速みなとみらい線・元町中華街/横浜)

 

 

 


車内全体をご覧頂いています。・・・・・・最初この電車が入線してきて、車内に一歩踏み入れた瞬間…
…ほんの一瞬ココロが固まりました、この車輌のコンセプトのわからなさに(^^;;
普通、通勤電車は寒色系だったら寒色系!暖色系だったら暖色系!!と全体的な色調は無難に近似色でまとめることが多いのですが…
まず目に飛び込んできたのが水色の化粧板とピンクの座面。あまりに両極端だったので思わず驚いてしまってココロが一瞬固まったのですが、乗っていて慣れてくるとワクワクッ!とか、華やか!といった言葉が思い浮かんできました。横浜というよりも、渋谷のイメージにぴったりかもしれませんね。

それにしても・・・水色の化粧板、結構珍しくないですか??

20m4ドア車、ロングシートの車内で、9000系にあったクロスシートは採用されませんでした。


先ほどの全景とは逆の妻面になります。先程の画像よりもさらにパステル調に、派手に見えます(^^; 個人的には東急の「T」の字とか、マリオにでてきそうにないキノコっぽい物を連想してしまうのですが…言い過ぎました<(_ _)>
貫通扉や消火器の蓋が妙に浮いていますが、前者は恐らくJR東日本のE231系と同じ物ではないかと思われますが、いかがでしょうか…。後者はこの車内で目立つ存在になっていますね。そういう意味では無塗装にして正解!だと思います(^^)

貫通扉の上にある、銀色のバーは一体何の役割なのでしょうか・・・気になります。


乗務員室との仕切りです。大きな窓ガラスが気持ちイイ!ですね。前面に合わせて扉が設けられ、3枚窓になっています。
先ほどの妻面とは異なり、ベージュのようなピンク一色のみ使っています。まわりと若干浮いていますね・・・(^^;;
吊革は先頭部分まで延びています。混雑対策も万全です。


はい、制コレ04が決まったそうですが、みなさんは誰に投票されましたか??
・・・じゃなくて(^^; 天井の様子をいつもとは違う角度からご覧頂いています。冷房はラインデリアが用いられているものの、要所要所に設けられた格好で、車内の端から端まで連続しているものではありません。
その両脇には蛍光灯が。剥き出しの状態で使用されています。この辺りは本当に実用第一主義を突っ走っています。


しかしながら、より一人でも多くの方が安心して車内で過ごす事ができるように、ちょっとした工夫がなされています。
この吊革がその一つ。左から3本目だけ若干長くなっています。これによってより多くの方が吊革をつかめるようになりました。また、優先席の荷棚の位置を若干下げて荷物が載せやすくなっています。荷棚自体のスペースも増えるわけで、大荷物命!の自分には大助かりです。それにしても・・・この時代において荷棚に金網を用いるとは思いませんでした。金網だけノスタルジー満点です。


床は2色のようにみえますが、実は意外にもシンプルで、グレー一色になっています。
背もたれのモケットを始め、派手な一面が押し出されがちですが、ここが地味な分座面や背もたれの鮮やかさが際立って映えているのでしょう。


さて、ドアに参ります。えっとこの車輌で一番特徴的な設備になるかもしれません。
まず注目すべき箇所は液晶のディスプレイでしょう。鴨居部にどかっと設けられています。そしてその上には押し出しのフォアボールをまともに受けた広告枠が必死に落ちまい!と頑張っています。
そしてドア窓も丸みを持った、縦長で景色が見やすそうな物を用いていますが、UVカットなのでしょうか、緑がかったガラスを採用しているようです。・・・えぇ、ヘソだしルックの熊ちゃんも緑がかっています。何か不味いものでも召し上がったのでしょうか(^^;;


さぁ注目の液晶モニターです。各ドア上に2台ずつ設けられています。
向かって左が東急グループの宣伝をメインに流す「TOQビジョン」。個人的には軽井沢の景色とか、伊豆急や上田交通、宗谷バスのCMとか作って、流して欲しいなぁ・・・なんて勝手に思っているのですが、ダメ・・・??山手線みたいにもうちょっとスポンサーのジャンルが増えると良いのですが、媒体があまり普及していないので難しいですよね・・・。
そして右側は停車駅やドア開閉の方向などを表すモニターです。画像右がその表示例。
結構見やすいですし、情報量もLED表示機よりも増えていますし、わかりやすくなっています。ただ一つ残念なのが、ここも実用一辺倒で遊び心がない、ということでしょうか。
例えば1画面だけでいいので次の停車駅の周辺案内を画像で紹介したり、東武がかつてやったように、発車する際に車掌さんがアニメで「ペコッ」とお辞儀をして「ご乗車〜」のテロップを入れたりするのはいかがでしょうか・・・。フォーマットがJR東日本や小田急とほとんど同じなのは仕方がないですが・・・。


一方床には滑り止め用のマットのような加工がしてあります。石を敷き詰めたような感じの滑り止め加工で、なかなか洒落ていますし、変に浮いていないのもまたグッドだと思います。玄関から自宅に入るような感覚に近いものがありますね。


側窓です。そして網焼きグリル・・・でなくて網棚も一緒にどうぞ。
窓枠のFRP素材も水色で、真ん中の黒い桟が逆に浮いているような感じです。「だんだん黒ずんできつつある」でお馴染みですが、同じFRP素材の窓枠を使っているJR209系の窓枠の汚れが気になる今日この頃なだけに、こちらも何年か経つと黒ずんでくるのかなぁというのは余計な心配ですね。
東急東横線はこの車輌からカーテンをなくしました。かつて東急線利用者を対象にカーテンの有無についてのアンケートをやっていた気がするのですが、その結果はどこへやら・・・


はい、座席は7人掛けからです。とにかく座面のピンクの明るさ、そして背もたれのモケットの華やかさに目を奪われてしまいます。背もたれは独特のデザインのものを使用しています。このデザインのコンセプトというか、テーマは果たしてなんなのでしょうか…東急グループのイメージなのでしょうか、はたまたテレビのカラーバーなのでしょうか...(ぇ こういうモケットは個人的には好きです。そして、スタンディングポールによって着席時につかめる所を増やすと共に、バケット形状のシートも含めて定員着席に一石を投じています。

片持ち式の座席なので座席下の空間がガッポリあいていますが、冬場、ドアが開いている時はそこを吹き抜ける風で結構寒くなるのではないでしょうか。暖房がその吹き抜ける風に耐えうるだけの物になっているのかどうかは甚だ疑問であります。万が一、「座面を熱くしました」というだけの暖房だとしたら改良の余地あり、だと思います。

ある程度身体に無理が効くうちに、みなとみらい線ではなくて東横線の各停運用で乗ってみたいです。真冬の・・・


お約束のクローズアップ袖仕切り(^^;;; 国合さんは登場しませんが、一体型の袖仕切りはゴリッパに登場です。
形状そのものはJR東日本でお目にかかるものとほぼ同じですが、色合いを淡いピンクにして座席と色調を合わせています。
個人的には今まで化粧板やバーで作ってきた袖仕切りよりも居住性が大幅に上がっているのではと思います。何しろ袖仕切りにもたれかかっても立ち客と完全に分け隔てられているわけですから。


そして3人掛けの座席になります。窓に優先席のステッカーがチラッと見えていますが、優先席の区画だからといって特別にモケットを用意しているわけではなく、全席このモケットになります。
東急といえば大胆にシルバーシートマークを配した優先席があまりにも有名で、とことん「優先席!!!」とアピールすることが多いだけに…さては背もたれのデザイン代が高くついて、優先席のデザインまでお金が回らなかったのでしょうか(^^;;
・・・いや、「どの席も」優先席と同じ(ような)扱いなんだ!というのを暗示しているのでしょう・・・。多分。

さて座り心地ですが、硬いです。これはもう外観からもおわかりいただけると思います。個々の身体に応じて沈み込む…なんていうことは殆どなく、特に尻から腰にかけての着席ポジションが固定されているので、腰の負担が心配です。そのあたりはホンの思いつきですが、背もたれそのものを大きくしたり、「出っ張り」をもう少し柔軟にフィットできるようになったりすると、負担が和らぐのではないでしょうか。

ただこの座席、座面にほんの少しくぼみができているので、座面が硬くてもそれなりに加速・減速時に身体がついていけるようになっています。東急9000系から乗り継ぐと特にそう感じますが、この座席の「強み」ですね。欲を言えば座面ももう少し詰め物を厚くして欲しいっ!


車椅子スペースは2号車・7号車に設けられています。
バーがやたら賑やかですが、それ以上に背景が賑やかで(^^;; バーちょっと押され気味です。
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