東武鉄道  30000系[後期車]
 
  えー・・・微妙に左の画像がヘタれなのは毎度の事なので…(中略)…して頂きたいのですが・・・なぜか東急田園都市線でバリバリ活躍しているシーンによく遭遇するこの車輌が30000系です。
東武伊勢崎線〜営団(現・東京メトロ)半蔵門線〜東急田園都市線直通、通称「半直」用にと1996年に製造が始まりました。側面や正面の作りは10050系に近いものがありますが、新型空調やLED方向幕、シングルアームパンタといった、新しい設備がてんこ盛りだったりします。
このページでは8編成目から15編成目にかけて、いわば後期車の車内をご紹介します。初期車の方も併せてご覧下さい。
※[初期車][後期車]の呼び名は当サイトが便宜上設けた物になります。非公式の呼び名なのでご了承下さい。
(取材・撮影  東急田園都市線 宮崎台・南町田〜中央林間)

 

 

 


まずは車内全景からどうぞ。いやぁ青!で攻めているのがおわかりいただけると思いますが、外観の渋さとは全く違う車内空間に驚きです。4ドアロングシートの車内で、20m車体という構成は、北千住から東武線内を一緒に走る日比谷線の直通車とは違うものになっています。

 
乗務員室との仕切りに迫ってみました。握り棒が充実しているだけでなく、ドア上の吊革も完備。田園都市線の朝の混雑に耐えうる構成になっています。事実朝の田園都市線は凄いです…というのは某大学を受けて(中略)した者の戯言です。
仕切りは一番左、つまり運転手席の背後には窓が設けられていません。地下鉄での使用を考慮した設計になっています。
そして画像右、中央の扉の上には・・・・・・えぇ、時代と共にステッカーになって、新たなフォントになって、でも書いてある事は8000系などと一緒です。


一方逆サイドもいかにも東武らしいつくりがどことなく見え隠れしています。妻面の左右の窓、そして貫通扉の上の広告枠。このあたりにも8000系っぽさが現れています。せっかくの妻窓なのに広告が「ジャストミート!!」な大きさで貼られているのはちょっぴり萎えます。
貫通扉は下に長く、大きめにとられています。隣の車輌どころか、その先まで見渡せる開放感がグッドです。


貫通扉の上の広告枠ですが、最近かなり汚れがたまってきている車輌をよく見かけます。アクリル板の素材そのものが要因だと思われますが…一応広告枠も商売のうちだし、もう少しきれいにした方が… 周りがきれいなだけにすごい気になります。



天井の様子です。余談ですがR25、時々多摩モノレールの立川北駅で貰うのですが結構面白いですよ。時折マニアックなグッズや出来事も載っていたりします(^^;;
・・・なんてことはさておいて、ラインデリアの幅が結構大きくとられています。必要最低限の幅だったらこの半分くらいで済んでしまうのですが、貫通扉の幅と同じくらいの幅をとることによって、ラインデリアそのものを車内のインテリアにしてしまおう!という意気込みを感じます。そして吊革の外側には剥き出しの蛍光灯が並んでいます。


床はグレーをメインに、渋い青を中心にした模様でフットラインを描いています。結構洒落た感覚で、あたかも川をイメージするような雰囲気になっています。

 
扉二景。兼間違い探し(違
LED表示機と広告枠が交互に配置されているため、扉にも2種類のバリエーションがあります。
・・・と素直に書きたいところなのですが、実はこの車輌、4ドアのうち真ん中の2ドアを締め切る事が出来るのですが、その際「締切」というのを知らせる表示機がその真ん中の2つのドアについているのです。丁度画像右、左から4個目の吊革の下にある黒くて小さい長方形がそれなのですが、それもバリエーションの対象に含めると、実に1両で4種類の扉バリエーションが楽しめるという、ありがたいのやらありがたくないのやら…なんていう微妙なオチが待っています。JR東海の313系みたいに上のLED表示機に「締切中」といったLEDを表示させればいいのに・・・
文字ばっかになってしまいました<(_ _)> 化粧板が貼られて、非常にスッキリした扉です。

 
そのLED表示機です。下にちょこんとあるのが扉締切表示機になります。赤外線センサーではありません(^^;;
向かって手前から種別、行先を表示するスペースが別々にあり、その隣に次駅案内などができるスペースが設けられています。非常に珍しいスタイルですが、相互直通が盛んに行われている東武ならではの設備でしょう。
左の画像では種別表示が消えていますが、流石に「下り超特急」とは表示できないようで(^^;;;
(右の画像は初期車のLED表示機ですが、後期車と同じものなのでこちらにまとめて載せます。)


さて、ここからは座席を見ていきます。もういきなり袖仕切りがわっと目の前に飛び込んできますが、まずは7人掛けの座席からです。座面のみバケット形状で、背もたれはプリントによる着席区分に留めています。いやぁそれにしても紺色の地に赤とは…いやぁ理髪店のような組み合わせに目がチカチカしそうですが、両方とも渋めな色なのでそこまでひどくは無いようです。
3人と4人をわけるスタンディングポールや、安心できる座席下ヒーターなど、最近の車輌にして居住性はそこそこいいのですが…座面がもうちょっと沈んでくれるといいかなぁなんて思う今日この頃です。着座ポイントもかなり限られていますし…。

 
はい、注目の袖仕切りにズームインです(^^;;冒頭、まず飛び込んでくるのが「青!!」と申し上げましたが、画像右のとおり、停車中は外からも目立ったりするようで(^^; 最初この車輌を見た時には思わず「あ、この色人生ゲームの男の人だ!!」......
「スーパーマリオ、ロックンロール!!」なんて叫びませんよ、何の脈絡もないんですけどね(^^;;;
形状はこの手の先駆者JR東日本でみられる袖仕切りよりも丸みを持たせた感じで、柔らかく支持するような感じでしょうか。立ち客や停車時に入ってくる風との干渉が防げるとあって、特に多摩地区や北関東エリアでは結構重宝するのではないでしょうか。

 
3人掛けの座席は2種類。画像左が普通の席、そして右側が優先席になります。
優先席のモケットは鶯色のもので、このあたりは西武と同じく「優先席=この色」という考えを崩していません。
しかしながらちょっと地味かな?という感じもします。
 

最後に車椅子スペースです。縦長の側窓の存在が結構大きいですね。
握り棒は妻面の方に多めに設置されています。

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