東武鉄道  8000系[バリアフリー対応更新車]
 
  一体何がメインなのかよくわからない画像ですが(^^;;今回取り上げる車両は左!ではなく真ん中に写っている車両です。東武鉄道8000系です。
700両を越える大所帯において更新工事もかなり進んでいますが、今回はその中でも車内側の更新内容をマイナーチェンジさせた車両、すなわち「バリアフリー対応更新車」ということでお届けしたいと思います。
このメニューで更新を受けたのは6両編成3本。全て伊勢崎線系統のみの活躍とまだちょっと寂しい陣容ではありますが、東上本線や館林ローカルで活躍するワンマン車も極めて似た内容で更新を行っており、それらを含めると目撃する機会も多いかもしれません。
・・・なんか「凄い!」と思うような更新内容かなぁとワクワクしてきそうですが、外観は…やっぱり8000系、なんですね(^^;;;
(取材・撮影 東武伊勢崎線・館林)

 

 

 


車内全景です。全体を見渡したときに30000系や50000系の水色トーンではなく10000系のトーンに近いのが特徴で、更新を行ったときの「理想の対象」については以前から変わっていないようです。4ドアロングシートという構成も変える理由はありません。
画像手前の方には黄色い吊革が見えますが、これは優先席ゾーンの携帯電話OFFを促すためのアピールで、2005年あたりから関東の私鉄で普及していった吊革色替え作戦、8000系をはじめ東武の「ほぼ」全ての通勤電車の優先席ゾーンを中心に取替えが進んでいます。握る部分の形状もこの8000系では通常のものが○であるのに対し、黄色い吊革は△になっていて、色だけでなく手でもわかるようになっています。


乗務員室との仕切りです。ここは化粧板が変わって非常通報機が設けられたくらいで、全体的な堅い雰囲気はそのままにより軽い雰囲気になりました。仕切りの窓も左側、運転席の背後にはついていません。ワンマン車である800系にはそこに時刻表がでかでかと貼られているのですが、この8000系では何もありません。

もちろん鉄道営業法第33条を華麗に紹介するこのステッカーもそのままです。画像右の禁煙マークのピクトグラムと比べるとそのフォントに威圧感を覚えます。
吊革はドア付近の増設工事はやっていないものの、仕切りの背後には吊革が備わっています。その数僅かに2つ。ラッシュ時には激しい争奪戦が繰り広げられる・・・かもしれません(^^;; しかし、なぜ1つだけつけたのでしょうか。もうちょっと座席斜め上の吊革のバーまで伸ばして数増やせばいいのにより活用できるのに…。


そしてこちらが非常通報機。万が一の時にボタンを押すとマイクとスピーカーを使って乗務員さんとお話できるという機能です。くれぐれも、万が一の時のために備わっているものなのでお遊びで使うのは当然「だめ」です。
しかしながら・・・その下のプレート。細かい使い方でも書いてあるのかと思いきや「列車によっては乗務員と通話できない場合があります」といったようなことが書いてありました。

設置してみたはいいけど使えないコトもあるからその時はゴメンねって……随分弱腰なんだか、はたまた使う人に対して喧嘩を売っているんだか… ちょっとこの機械がかわいそうな存在に見えなくはないです。でも同情しません。


車端部の様子です。両開き扉が備わった所があるように、幅広の貫通路が用いられています。そしてその上にはやっぱり広告枠・・・。貫通路の両脇は窓があり、戸袋を兼ねていない窓は2段窓になっていて開くのですがそこにもペタンと広告ステッカーが・・・。だからやっぱり賑やかな車内になるんですよね(^^;; 乗務員室の仕切りとの雰囲気の違いがくっきり出ています。

そして幌の中、貫通路の上にはこのようなプレートがあります。確かにこんなところにガムとかが捨ててあったらいやだけど、この車両は「これでもか!」とばかりに色々なことを教えてくれますね・・・(^^;;;勉強になりまっせ。

 
太田方面から数えて2両目の車端部にはこのように車椅子スペースがつきました。
貫通扉がついているので両脇の窓は戸袋窓になっています。そして右の画像が車椅子スペースになります。
車椅子スペースは非常通報機がちょこんと設けてあります。そして側窓には窓の上下に1本ずつバーが用意されているのに対して妻窓には真ん中に2本バーが設置されています。この差は車窓を考慮したものなのでしょうか。
また、座席付近の吊革と同じ高さの吊革がセッティングされているのもどちらかというと珍しいのでは…と思いますが、実に些細なネタですよね(^^;;


こちらは天井です。フラットな天井ながらラインデリアではなく、縦長の吹き出し口がサクサクっと備わっています。このあたりの仕組みが登場時期の冷房事情を物語っているような気もしますが、吹き出し口の場所が極端に偏っているわけではないので車両の位置によって寒暖の差が激しすぎる!!もう耐えられない!!ということはあまりなさそうな気がします。
その吹き出し口の色はこげ茶もほんの少しだけ入っているものの黒99%といった勢い。かじると「これチョコじゃないじゃん!」とばかりに苦いわけではなく、吹き出し口を目立たせる作戦のようで、車内のちょっとしたアクセントになっています。


床は茶系で勝負。ちょっと渋めの、灰色もまざったような色をチョイスしてあります。もはや色そのものがこだわり!といったムードさえ漂います。

 
側面のドア周りです。中間の2つのドアを撮影したものですが…微かな違い、わかりますか?
左の画像はLED表示機が鴨居部についており、右の画像にはそれがありません。つまりLED表示機が交互に設置されていることになります。また、中間部分のドアなので左の画像にはLED表示機の左横に、右の画像にはLED表示機の下にそれぞれドアの締め切りを示す装置がついています。黒くてちっちゃくてあまり目立たない存在でもありますが・・・(^^;;
ドアそのものは無塗装で、この車両が8000系の中でも中〜後期に製造されたことを表す証拠にもなっています。なかなか豪快な音を立てて開け閉めするあたりに「私鉄の103系」っぽさを感じずにはいられないのは…自分だけ?!

 
LED表示機に近づいてみました。広告枠を兼ねたもので、装置そのものが薄いのが特徴といえば特徴です。ただ、広告枠をあまりに大事にしすぎたせいでしょうか、LEDの文字が小さいです。画像よりも見やすいものの、もう一回りでかいと見やすいのですが…。また、流れてくる情報は画像の「ご乗車ありがとう」の他に「種別・行先表示」と「次駅案内」ぐらいの非常にシンプルな構成。開くドアの案内や広告などが流れてきません。これは賛否両論あるかもしれませんが、「仮にある程度設置が進んだら自社の広告も各駅区間ごとに流す」に1000カノッサ。


座席にいきます。まずはドア〜ドア間の7人掛けの座席から。誰が呼び始めたかは知りませんが便利なので無断で使わせてもらうと、更新後も「東武スペシャル」の座り心地を維持しています。これ、更新工事が進むとバケットシートにしてしまう関東大手私鉄が多いことを考えると、意外にも特筆すべき事項かもしれません。7人の着席区分を3人と4人に隔てるスタンションポールも設けられてより座りやすくなった部分もあるのではないでしょうか。ただ…袖仕切りの構造が若干お寒いです・・・。


スタンションポールを頭から足の先まで入れた1枚。とはいっても構造的にはあまり目立ったアピールポイントは無いようで(^^;; ということで無理矢理袖仕切りの話題に振りますが(^^;;上下2本あるバーのうち上1本でも外側に膨らませるともっとゆったり座れたのかなぁと思います。でも、個人的には風を避けるための装備のほうがもっと欲しかったなぁ…。


車端部は4人掛けになります。ちょっと定員どおり座るときつきつかな?というムードもしています。
モケットは座面は緑一色、背もたれには緑の濃淡で着席区分も兼ねたデザインになっています。全体的にちょっと渋みの効いた雰囲気かなぁと思います。
さすがに1800系の緑満載!のクロスシートを見たときにはちょっと「エェェ?!」と目がテンになりましたが、8000系(というかロングシート)で使う分には馴染んでいるようです。事実、印象は全然悪くないのではないでしょうか。


こちらは優先席の様子です。車端部のみなので4人掛けのみ存在します。
こちらは区分などは一切なく、若干水色にも見えなくはないですが、あたり一面銀!銀!銀!!といった趣き。その昔優先席のことを「シルバーシート」と呼んでいただけに、それを一発で連想させる破壊力をお持ちのモケットです。
いやぁスッキリしますね、こういうのを見ると。


〜おまけ〜
スタンションポールがつくまえからさりげなく訴えていたものがありますが…どうやらお役御免にはならなかったようで、まずはめでたしめでたし。これからもこのゆるいトーンで定員着席を訴え続けてくれることを願っています。
 
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