東武鉄道  5050系
 
  5050系は1953年から製造が始まった7800系の車体更新車の一つになるわけですが、それよりも有名な呼び名は「関東大手私鉄の最後の吊り駆け駆動車」になるのではないでしょうか。北関東のローカル運用を担っていたわけですが、遠路遙々この車両を乗りに行くという目的だけで訪れた方も多いのではないでしょうか。話し声も聞こえないくらいの豪快な走行音も今や思い出、運用形態の変更なども伴いつつ8000系などに置き換わってしまっています。
5050系には4両編成と2両編成があり、桐生線や佐野線では前者を見かける機会が多かったかな?なんて思うのですが、今回の取材は後者で行っています。小泉線の西小泉方面に向かう運用でキャッチしたのですが、4ドアでも2両だとなんとも可愛らしいですね。
(取材・撮影 東武鉄道小泉線・館林)

 

 

 


車内全景です。車体更新の際に8000系をお手本にしているのは外観だけではありません。車内も8000系の味付けがされていましたが、この味付け自体8000系の更新によりなかなか見られないものになりつつあります。
4ドアロングシートの車内は運用によっては持て余し気味な場面も見かけられましたが、ちょっとした需要の波にも耐えられる、短い距離の運用には案外適しているスペックかもしれません。

 
乗務員室背後の様子です。左側の窓はカーテンが閉まったままになってしまっていますが、この車両を置き換えた車両ではとうとう塞がれ、大きな時刻表が貼られるという、東武っぽいオチがついてしまいました。右のステッカーが大きくなって左の窓ガラスに貼られたらもっと東武っぽいオチになっていたのかもしれません(^^;;
クリーム色と銀色のコラボレーションは意外と銀色が目立ってしまうようです。直線的な雰囲気と併せてついつい気になってしまいます。


やや中途半端な図ですが、車端部です。窓の外も、途切れた中吊り広告も気になりますが車内の方にご注目…頂けると…いい……なぁ(弱気)。2両編成の車内は車端部が全て優先席になっています。すなわち「編成の真ん中は全て優先席」という図が自然と成り立つわけで、存在そのものがわかりやすくなっています。
貫通路には貫通扉がありません。ちょっとした幅広感もどことなく時代を感じさせるアイテムになりそうです。

その貫通路の中にはこのようなお願いがあります。幌の中とは言わず、車内全体で空き缶や紙屑を捨てるのはご法度かと思うだけに、上の赤字につきましては車内に掲出してもいいような気がします。

ちなみにこれは別の機会に撮った画像ですが、4両編成の列車は通常のモケットでの車端部も備わっています。中間車の葛生・伊勢崎方面などが該当していました。4両編成ならではの特権ですね。


天井へと参ります。中央部分には何もなく、冷房の吹き出し口がポコポコッと設置してあります。扇風機があるのかな?という期待感を持っておりゃーっと車内に入ったのですが、冷房に自信があるからでしょうか、そこまではありませんでした。
吊革は座席がある部分と乗務員室背後のみの設置になります。増設は行われていません。


この床の色を見て東武らしさを感じる人は何人いるかわかりませんが、8000系をはじめ様々な車両で見られた青系の床は5050系でも見ることができました。濃い目の味付けもここまでくるとお腹いっぱいになってきそうです。


ドア周りはかなりサッパリとしています。ドアの窓の押さえ金具やゴムがあまり目立って無く、そんなに古さを感じさせないスタイルです。濃い味付けもここで一段落、といった様子でしょうか。

ちょっとだけ寄り道しました。紐をぎゅっと引っ張るタイプの非常通報機とたった2つの吊革。このスペースの妙なこだわりが個人的にはお気に入りです(^^;;; 僅かな空間だけど乗務員室よりも客室にしたい!という熱い気持ちがひしひしと伝わってきます。

とはいえ、この空間の吊革に握った記憶がある人と画像を見た瞬間「あ、これは新体操でお馴染みの…吊り輪!」と大いなる勘違いをした人のどちらが多いかが気になる今日この頃です。


そして東武の通勤車として忘れてはならないアイテムが登場です。真ん中のドア2つを停車中に締め切ることができますが、締め切り中という状況を車内にお知らせするための装置になります。画像は点灯中のものです。
このオレンジの小さな灯りは、決して小さくない暖かさを伝えてくれるような気がします。


座席です。ドア〜ドア間の7人掛けからです。
8000系など多くの東武の通勤車で見られるモケットをこの形式でも採用しています。着席定員にこだわった緑の柄が、やはり濃い味付けの中にバランス良く溶け込んでいます。この車両のテーマカラーももはや一つには絞れません。いや、そのような物自体無いのでしょう、きっと。
座り心地は実に柔らかく、沈み込みも良い具合でした。ただ、この系列独特の乗り心地をとにかく正直に伝えてくれます。乗り慣れていない人はハラハラするかも知れません。自分もその一人でした(^^;;


車端部、優先席はグレーのモケットになっています。なお、通常の緑モケットを使用した車端部もありましたが、あいにく撮影には恵まれないまま廃車となってしまいました・・・。我ながら情けないです・・・。
こちらは着席区分がまったく示されていませんが、データイムの空いている時にはついつい4人掛けのところを3人掛けでくつろぎたくなってしまいそうです。


おまけです。別の編成で撮影したものですが…この地に定員着席への誘いは不要だったのでしょうか。
いや、それとも・・・・・・
 
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