相模鉄道  8000系(セミクロスシート車)
 
  9000系と交互に増備が続き、あれよあれよと相鉄の顔になっていった8000系ですが、もう一つ、7000系のマイナーチェンジ車からの「新たな試み」でもあるセミクロスシート車をこの8000系も導入しており、「ちょっぴり寛ぐ事ができる」顔の一つとして、手放しで喜んだ某鉄道アナリスト氏の著書も手伝って旅行客の間でも知られるようになりました。かくいう私もこの顔を見ると、よく5号車あたりに座ってしまいます(^^;
外観的には「クロスシートついてるで〜」などといった表示はなく、他の車輌と同様の雰囲気で編成美を損ねていません。さりげないサービス向上を願っての施策だったのでしょうか。そのさりげなさが相鉄らしくて好きです。で、画像はなぜか(以下略・・・・・・8000系の外観画像、あまり持っていないんです…海老名は遠いorz
(撮影・取材 相鉄線横浜/海老名)

 

 

 


車内全景です。参考までにロングシートの車内も右側に載せました。4ドアでセミクロスシート。
基本的にはドア〜ドア間のみの腰掛配置がちょいと違うかなぁ・・・といった形になります。7人掛けロングシートの部分が4人1組のボックス席、そして両側に2人掛けのロングシートがどかんと設置されています。やはり空間としてはロングシート車の方が広々としていますが、セミクロス車も通路幅や上部などの空間は結構広くとられています。


車端部は3人掛けのロングシートで、ロングシート車と大差ありません。
モケットとしては普通の茶色の腰掛ですが、横浜方の車端部の座席は優先席に指定されています。
また、今回の取材は93年以降に製造されたマイナーチェンジ車ですが、その前に製造された車輌はドア上の鴨居部ではなく、この車端部にLED表示機がつきます。詳しくは8000系ロングシートのページをご覧下さい。


天井もロングシートと変わらずラインデリアがどかっと車内の前後を行き渡っています。
ちょっと吹き出し口の色が白くなっているかなぁ・・・なんて印象を持ってしまいますが、それはそれで周りとマッチしていいのでは、なんて思います。その両端には吊革ですが、クロスシートに相当する部分はバーが通っているだけで、吊革そのものは取り付けられていません。座っている方との干渉防止なのでしょうか、それともセミクロスシートなるものの伝統なのでしょうか…?

個人的には伝統よりも転倒防止に実用本位な考え方で行ってもいいのでは、なんて思いますがいかがでしょうか。セミクロス設置を決めた時に空いた車輌をチョイスしたそうですが、急行は大和から横浜にかけてデータイムでもそこそこ乗りますし…。


床も天井と同じくロングシートの仕様に準拠しています。薄茶一色、蓋つき。


ドアです。鴨居部にはLED表示機と広告枠の二つが千鳥配置になっているので、ここでも2種類取り上げます。
広告枠とは言っても、その枠の左側にはスピーカーがついています。そこから電子音でドア開閉がわかるようになっています。それにしてもLED表示機も、広告枠も薄いですね〜。
白い化粧板が印象的で、窓も大きくとられていますが、もう一つ、右の画像にご注目ください。ロングシートしかない車端部とセミクロスのドア〜ドア間で袖仕切りの作りが微妙に異なります。


LED表示機は1段のもので、3色表現できるLEDがついています。大きさは良好ですが、設置位置的にクロスシートからはみにくいかもしれません。
そして左のドア窓の右隣には点字とゴシック体で乗車位置を確認するステッカーが。最近整備されたアイテムで、どこにいるのかが一発でわかるスグレモノです。待ち合わせにも最適・・・かなぁ(^^; 他にも車端部の号車表示ステッカーも大型化され、よりみやすくなっています。救急の時に便利ですね。


さて、優先席はまたも賑やかな事になっています(^^;;;しかしながら1mくらいしかない空間に携帯電源OFFステッカーを3枚も貼るとは・・・電源のボタンに手を届かせるよう頑張っています。そして自動窓ということでパワーウィンドウも標準装備。鏡も画像では写っていませんが、きちんとあります。


ここからは座席三昧。まずは2人掛けのロングシートから。
2人で座るのはちょいと窮屈かもしれませんが、袖仕切りがパイプ構成になっているのが幸いして思ったよりも若干ゆとりが感じられます。モケットなどはロングシート車と全く一緒で、座り心地も柔らかめの、熟成されたものになっています。

ちなみに同様のモケットで3人掛けの腰掛が車端部にあります。


そして注目のクロス部分。まず大型の取っ手が目立ちます。吊革の代替品としてというのもありますが結構重宝します。
腰掛自体はニッパツ(日本発条)という会社が製作しており、ヒーター部分にプレートもあります。やや小ぶりなシートゆえに、2人で座るには少々窮屈ですし、背もたれが切り立っているので、ゆったりと何時間も・・・というような物ではありません。そういう意味では、相鉄にはぴったり!のシートかもしれません。


正面から見てみました。座面は軽くバケット形状になっていますが、硬いわけではなく、そこそこ沈みます。
それにしても・・・背もたれのモケットがはげちゃってますね(^^; へたれ具合はそんなに無いのですが、取材車輌は汚れ具合がそこそこ見られました。また、どういうわけか窓枠とシートの間、上辺が斜めにカットされた板が設けられていますが…この斜めとボックス席の背もたれの間がちょうど「レの字」になってしまうため(画像では逆さ「レ」ですが・・・)掃除しにくく、埃がたまりがちです。
その斜めカットの板の上辺が窓枠と同一面だったら起こり得なかったわけですし、窓枠にモノが置きやすかったのに…って余計なお世話ですね(^^;;

ただ、やっぱり素直に景色を独占でき、かつ進行方向と同じ方向に座れるというのは素直に嬉しいです。


さて、ここまで来てお気づきの方も多いと思いますが、セミクロスシート車のみステッカーによる座席番号がしっかり案内されています。と、いうことは指定席としての役割も・・・??
クロス部分は通路側・指定側という表し方で、JRの近郊型と同じようなつけかたです。また、ロング部分は左側・右側などと言った具合に案内しています。なんか相鉄でこの表記を見るというのも・・・不思議な感覚です。
このノリを大切に利用して頂ければ…というのは私の好き勝手な願望です。いかがですか、一部指定席、小田急直通の「ホリデー快速ハマッ子小田原カマボコ号」とか・・・お粗末さまでした。
 
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