スカイレールサービス  200形
 
  1999年のローレル賞受賞車輌としてお馴染み?!のスカイレールサービス200形です。画像は停車中の車内から後方、スタンバイ中の車両を撮影したものです(^^;
パッと見た感じはロープウェーに見える車体ですが、懸垂式モノレールとゴンドラを足して2で割り、ATCを備え、加減速時にはリニア駆動を使うなど、何やらハイテクな新交通システムとして今日も山陽本線瀬野駅に隣接した「みどり口」駅から住宅が広がる「みどり中央」駅まで傾斜地をスムーズに結んでいます。
このスカイレールから見る夜景もなかなか素敵でしたが、驚いたのは眼下に展開する階段…何段あるのかと心配してしまうくらいスカイレールの下には階段が…諸般の事情で深夜帯のジャンボタクシーは休止中、千鳥足で頂上までたどりつける自信…ありません(^^;;
(取材・撮影 スカイレールみどり坂線・みどり中央 他)

 

 

 

 
平成30年に増備された「207」の車内、ホームドアが開いて見える景色はこんな感じです。
左右に座席が展開し、目の前には車椅子の固定道具。起終点でグルッと展開する事からドアは片側だけの仕様です。
座席は8人分ですが、定員は25人です。この座席も座り方によっては若干車体が斜めになること…が、座った瞬間判明して、なんだかすみません…と冷や汗かいた、初めてのスカイレール体験でした(^^;;
窓の下には車椅子の固定用のベルトが備わっています。ベルトが露出しているスタイルは結構珍しいと思います。

 
座席に座って全景を撮影するとこんな風景が広がります。進行方向後方の座席には消火器が備わっています。また、座席をはじめ各部の構成は既存の6両もほぼ同一ですが、天井の冷房装置は車両によっては若干異なるようです。ドアコックがドアの脇にあり、さらに防犯カメラがドアの上に設置されています。
湘南顔を縦長にした2枚窓は空いていると眺望に優れている一方、窓の手前の吊革を見ていると加速の鋭さに結構ドキッとする一面も。ちょっとビックリしそうな方は肘掛け付きの座席を選ぶと良いかもしれません。


天井です。中央に鎮座するのは換気扇で、バスでも見られるベンチレーターファンです。このスイッチが天井の乗客でも届く部分に設置されているのが珍しいです(^^; カバーつきの蛍光灯は天井の高さが低いことも考慮していそうです。
側面もそうですが、全体的にフレッシュグレーでまとめている格好で、景色があまり期待できない夜間時はさながら家電製品の中にいるような気分になりそうですが(^^;; ちょっと可愛く、レトロに感じるとしたら…それはきっと吊革の演出が効いている証拠でしょう。


既にチラチラ見えていますが、灰色一色の床に安堵の表情を思い浮かべる人は多いと思います。
ただ、乗り降りの際にホームと車両の間に斜めで段差が生じる場合があるので、足元には気を付けた方が良いかと思います。


多分、日本一撮りにくいと言っても過言ではないドアです。片側のみ、ドアが閉まるとすぐ出発、加速減速に驚いているうちにもう次の駅…そして、ドアステッカーも窓に貼るタイプが画像の縦長の他、正方形のものを確認しています。つまり、コンプリートを目指すのであれば…(^^;;
両開き扉で外吊り扉になっています。鴨居部がほとんど無いのがポイントで、ドアの上辺よりも手すりの高さの方が低いのでは…と感じるくらい、天井スレスレの高さまでしっかり伸びたドアです。

 
座席と肘掛けです。
座席はもう…ベンチです。ただ、しっかり背もたれに傾斜をつけて、ビニールレザーを座面、背もたれにセパレート貼っている点はなかなか類を見ない個性だと思います。そしてデッドスペースの活用みたいなものですが、肘掛けがしっかり備わっている点は嬉しい配慮ですが、床にかけて側面が絞れている関係で、かえって端の席は若干窮屈に感じるかもしれません。

さて、ここからがスカイレール200形の真骨頂。一気に製造された201から206のうち、2両分の座席です。
 
エメラルドグリーンのビニールレザー張りの座席、そして座面だけ紺に貼り替えたであろう座席… 優先席などは特にありませんが、バリエーションが確認できただけで3つあります(^^;;
そもそも207号自体平成30年の増備だったことにも驚きですが(^^;; エメラルドグリーンの座席も肘掛け以外はそんなにくたびれた様子はなく…というか、どれも押しなべて硬いので(^^;; 緩やかな過渡期なのでしょう。

 
それぞれ、座った状態で全景を撮ってみました。紺の座席よりも心なしか鮮やかな、軽やかなイメージがあります。
皆様はどれがお好き…?


206号にはローレル賞の銘板が貼られています。これだけ窓が多い車内で、窓と窓の間にジャストフィット。
この車両が「鉄道友の会」の会員の方にしっかり評価されたことに、この業界の明るいミライが見えます。
 
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