仙台市交通局  東西線2000系
 
  平成27年12月に開業した仙台市営地下鉄東西線。荒井、六丁の目…石巻方面に車で向かうと通ることが多い道でかなり長い年月見かけた「地下鉄工事中」がようやく完成しました。海から山まで…とはこの地下鉄のためにあるような言葉で、特に川を橋梁で渡る時に「チラッ」と見える昼の眩しさとトンネルの暗さのギャップが新鮮な感覚です(^^;;
2000系は前面こそモノクロの世界ですが、側面はラインカラーがビシッと入っています。4両編成で将来は1両増結することも想定しているようです。全列車が荒井〜八木山動物公園の通し運転で、全駅島式ホームのため運転台が進行方向右側にあるのが特徴ですが…あ、南北線も一緒でしたね(^^;;
(取材・撮影 仙台市営地下鉄東西線・仙台〜八木山動物公園)

 

 

 


車内全景です。3ドアロングシート車、東京メトロ銀座線と同じ16m車です。
中吊り広告が無い分見通しが良い車内…かと思いきや、座席周りは意外とごちゃごちゃしています。客室内の車体断面が南北線よりも2割ほど小さいとのことでしたが…車内空間の確保に苦労した一面が伺えます。ドア脇の液晶ディスプレイが片面しかついていませんが、そのうち中吊り広告や線路と垂直方向の吊革が設置されているかもしれませんね。
色は全体的に南北線とは対になる寒色系でまとめられています。
画像で見ると窓の小ささが気になりますが、実際地下鉄路線なのでそこまで窓の小ささは気になりません。


乗務員室との仕切りです。南北線とは異なり、仕切りのすぐ後ろに扉が来ています。また、天井が少し低いため吊革はこの部分にはありません。南北線は窓が3枚ついて開放的な仕切りだったのですが、東西線はこの通り…機器のせいなのか、地上区間がところどころ出てくるのでカーテンの開け閉めが面倒だからでしょうか、左の窓越しに見る地下鉄の風景は勾配がきついこともありなかなか見応えがあるんですけど、ねぇ…(^^;;
よって、化粧板が茶系の色ということもあって銀の枠が全体的に、より一層目立っています。壁なら壁でもう少し落ち着いた壁にならなかったものでしょうか…。

 
車端部は2種類。どの車両も優先席に指定されており、左の両側とも優先席になっている車端部は中間車に、右の画像の片側車椅子スペースは全車両の車端部が該当します。ガラス張りの貫通扉はなかなか格好良く、四角いワンポイントも車両によって色が違うなど個性的な一面もあります。ただ、端の席は他の席よりもやや暗いです。貫通扉上にもスポットでLED照明がついていますが、少し広範囲を照らすような改良が必要かもしれません。


車椅子スペースです。非常通報機、車椅子固定道具、ヒーター、そして横方向の握り棒など、新型車両ならではの充実の装備です。窓にはベビーカーマークも同じ色合いで貼られています。実際に車椅子やベビーカーが止まると車内中央まではみ出しそうな感じですが、はみ出しそうな部分の吊革は黄色にしています。


天井です。中央にはルーバーに見立てた凸凹の装飾、これが車内の広がりを感じさせます。そして蛍光灯はLEDのものを外側に配しています。吊革はその下に備わっていますが…設置方法に天井の低さを感じます。網棚が一部分にだけ設置されていますが、網棚の荷物と蛍光灯が接触しないような保護棒を備えています。

網棚のハナシが出ましたので先に側窓です。網棚はスタンションポールに合わせて2人分しか設けられていませんが…正直この中途半端な長さの網棚であればかえっていらなかったかな…なんて思ってしまいます。網棚があると思って実は無い部分だった…ということで座っている人の頭上に荷物が落ちる、なんてことが起こりやすそうなシチュエーションになってしまっています。
これなら札幌市営地下鉄のように網棚全部無しにして、東西線には網棚がありません!と言った方がわかりやすいと思うのですが…いかがですか?
地下鉄なのでカーテンは無く、強制換気装置が備わったこともあり固定窓で統一されています。


床です。ブルーグレーの柄物で、ドア前には滑り止めも兼ねた黄色いマットも設置されています。ここもモケットに色を合わせた格好で、南北線との差別化が図られています。新車にして点検蓋…と思うところもありますが、きっとメンテナンスで必要な蓋なので新車なのに…から始まる有る無し議論にはそっと蓋を閉めたいと思います。
 
ドア周りです。左の画像は乗務員室のすぐ後ろで、握り棒が展開されています。右の画像は吊革が備わった一般的なドアで、鴨居部の広告枠が無い分スッキリ…しているかと思いきや、ドア本体にステッカーがベタベタと…。液晶ディスプレイも天井の高さの関係でドア脇にありますが、片側は準備工事のみでやや残念な状態です。
ドア自体は仙台市交通局ならではの丸いドア窓が特徴です。「丸窓」認定しても良い丸みです。


液晶ディスプレイです。次駅案内、所要時間などの情報が流れます。この駅名、どこかわかりますか…?中国語で書くと「叶」になるんですね。現状はビジネスライクな表示に徹しています。

 
ドア〜ドア間の6人掛けロングシート、右は車端部の4人掛け優先席です。座面はバケット形状で奥行きはあまりありません。ただ、あまり無いとはいえ車端部の座席は壁よりも若干座面がはみ出ています(^^; 背もたれは立気味でバケットは意識していません。
2人ごとにスタンションポールで区切っているのは良心かなぁと思う一方、座面と背もたれのフィッティングがいまいちです。これも仙台駅を起点に15分程度の着座であればこれくらいで十分かな…というところです。
モケットは通常の物が青、優先席は紫色で、分かりやすく言うと京成電鉄を逆にしたような色の配置です。親近感も自然と湧くものです。


いまいち意匠が伝わらない袖仕切りです。妻面に肘掛がない上に、この袖仕切りも窮屈さを感じる一因になっています。極端な話、傘をかけにくくするため、もしくは画像のように広告を貼るためのデザインとしか思えません。肩の窪み、肘掛け、立客のための握り棒、どれか一つでも重視していたら、こういう形状にはならなかったと思うんですけどね…。
 
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