西武鉄道 多摩川線101系 | ||
西武鉄道と言えばこの顔!と言う方も多いのではないでしょうか。 1969年、特急レッドアローの5000系とほぼ時を同じくして生まれた101系。その高性能ぶりを本線で発揮する一方、多摩川線や多摩湖線などの支線にも活躍の場を広げ、1996年には多摩川線のワンマン化に対応した車両も登場し、フレシキブルに走る姿はまさに「ASカー」の名にふさわしかったのでは無いでしょうか。 一方で9000系への機器譲渡や20000系登場による廃車が進んでいるのもまた事実で、記念すべき生誕35周年の2004年度、やはり節目が訪れてしまいました…。しかしながら現在も多摩川線、多摩湖線、新宿線(案内的には拝島線)で見る事ができます。 (撮影・取材:西武多摩川線・武蔵境駅 他) 画像提供(全て):701系奥武蔵さん |
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まず窓の多さに圧倒される車内からです。3ドア、ロングシートの車内は全体的に開放感があり、逆に言うとロングシートだからこそ編み出せるような作りになっています。 床はグレーで引き締め、座席のモケットの色が周囲に合うような雰囲気を出しています。 それにしても外観の黄色からはちょっと想像し難い、落ち着いた車内ですね(^^) 尚、画像は多摩川線や多摩湖線のワンマン化した路線に対応した車両ですが、整理券や運賃箱などはついていません。 続いては妻面に迫ってみたいと思います。 この車両の大きな特徴がこの両扉。かつては西武の他にも京王3000系や小田急などでも見られた幅広の貫通扉。しかし西武ではこの車両が最後の幅広スタイルになり、新101系には受け継がれませんでした。冷房の関係、また走行中貫通路内に留まることがないように幅を狭めたのでしょうか。 扉がある方は当然戸袋も兼ねた窓が左右それぞれ設けられており、一方扉が無い側は上下2段にわかれ、下段に関しては開閉も可能な小窓が設けられています。そうそう、この扉もスグレモノで、片方だけの扉を開けるともう片方も連動して開くようなシステムになっている車両もあります。 側扉もいたってスッキリ。戸袋窓のあたりは往年の西武ファンの方には「懐かしさ」を感じられるのではないでしょうか。 画像の車両ではドア窓の支持方法が金属になっていますが、他にも黒Hゴムでの支持、また極稀にアルミでの支持もあったとのこと。黒Hゴムによる支持は先ほどの妻面のドアで見られましたが、やはり金属支持の方が見た目スッキリしていますね。 吊革と網棚を天井から側面にかけて支えるための棒が白で塗られていますが、一方でドア上の鴨居部は無塗装になっています。乗客にとって注目して欲しい部分だけ無塗装にしたのかもしれませんが、この考え方はどうやら違うらしく、これらのあたりも車両によって塗装、無塗装の違いがあります。 座席です。まずは長いドア〜ドア間の11人掛けです。 やはり細長い板チョコをパキッとカットしたかの如くベロンとしているのが何ともいえませんが、これが3ドア車の醍醐味でもあります。座席は一回載せ変えたらしく、かつての背もたれと座面のみで構成されていた座席からFRPを挟んで背もたれと座面を分離したシートになりました。本線系統でも3000系で同じ座席に乗る事ができます。 モケットは明るめの茶色。FRPの部分はコーヒー牛乳のようなベージュ色です。 一方こちらは車端部の5人掛け。座席自体は11人掛けと変わりません。 座席の「長さ」に関するバリエーションは他にも乗務員室背後の通称「2,5人掛け」という伝説のシートがあります。 この座席、座面が柔らかく背もたれが硬いのですが、程よい姿勢を保つ事が出来ます。多摩川線の所要時間だったら十分寛げます。 袖仕切りのパイプが物凄い頼りになりそうなくらい太いですね(^^)この曲がり具合、お見事です。 優先席は西武ならではの鶯色が使用されています。が、ベージュのFRPのスペーサーと色合いが合っていないような気がします。 座り心地は先ほどの座席と同じ。姿勢がよくなる分(^^;;腰に負担が若干きますね。そんな事言っている自分って・・・いったいいくつなんだろ・・・(^^;; ちなみに最近増設された優先席はモケットの変更がまだ行われていないようです。 たまを蹴飛ばさない。それが、マナー。なんて書くとまるで金太の大冒険(殴 ・・・ということで西武遊園地のステッカー(なぜか幼少の頃そのステッカーを見ると頭の中が「光GENJI」っぽい人々でいっぱいいっぱいになっていました(^^;;)がいつの間にか撤去されて、気がついたらマナー喚起のステッカーが貼られるようになりました。 物凄くインパクトのあるステッカーですが・・・このステッカーがなくなるような乗車マナーを心がけたいです。 自戒の意も込めて・・・。 |
西武101系[本線系統・175F] |
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