西武鉄道  101系[175F]
 
  イナゴライダーといえば、何を差し置いてもこの車両でしょうか(^^;; え?歌手??いなかもんだっぺよくわからんじゃけん(><) 西武新宿線や拝島線、国分寺線で最後の最後までファンをにぎわせてくれた車両がこの101系175Fになります。
デビューしたのは1972年の事。当時冷房車投入に関心があり、この175Fは試作冷房車という位置づけで登場します。先頭車にはなんと?!分散クーラーがつけられていたとか・・・信じられません。
その後、それらの分散クーラーは全て集中型クーラーに置き換えられ、同時に車内の仕様を新101系に合わせる工事を行い、101系らしかぬ?!独特の雰囲気を醸しだしていました。
現在は残念ながら廃車されてしまいました。また、本線系統では最後の101系となったのでした。涙、なみだの…。
(取材・撮影 西武鉄道新宿/拝島線・東村山/拝島)

 

 

 


車内全景、いつもよりもショートショート気味にお送りしています。早くも西武線に乗り慣れている方なら不思議なオーラを感じているかもしれませんが・・・。3ドアロングシートは101系最大の「ウリ」です。
車内の仕様を101系にあわせた時に化粧板を張り替えたらしいのですが、そのせいでしょうか、他の101系よりも黄色がかった化粧板だったような記憶があります。コルクというよりもカスタードクリームといった感覚が合うと思います。いやぁ始めて見た時は「なんなんだこれは・・・」といった具合で開いた口が塞がらなかったような気がします。


車端部に近づいてみました。両開きの扉は新101系にはなく、このあたりから「やっぱり101系なんだ・・・」と感じる事ができます。このドア、結構重たいんですよね・・・。貫通扉が設置されていない車端部もあり、そこは妻窓が開閉可能になっています。


逆サイドで乗務員室との仕切りを。大きくとられた窓と真ん中にドスンと置かれた扉はどこをどう見ても101系。ただ、袖仕切りに注目してしまうと新101系。仕切り窓は新101系では小さくなっているので、この組み合わせもなんだか新鮮(^^;;
仕切りのすぐ上には蛍光灯がレールと垂直方向に設置されています。ここに設置しないと車端部が暗くなってしまうものの、蛍光灯の長さを揃えたい!と言うことで苦渋の策だったのでしょう。いやぁ吊り広告に明かりが当たって目立つこと目立つこと(^^; 一番端には西武ライオンズニュースが貼られる事が多かったのですが、その活躍振りを輝かしく発表したかったというのが案外「ホンネ」なのかもしれません・・・(^^;; かつての高田馬場駅の広告枠を思い出しながら語ってみました。


天井です。冷房装置の取替えによって平天井化が実現しました。ラインデリアもしっかり備え、2000系と遜色無い仕上がりになっています。自分は見たことが無いのですが、登場したときにはダクトが車内に薄く、大きく張り出す形の天井だったようです。扇風機は当初からありません。

吊革は広告枠つき。かつては「西武百貨店」の広告を出していたという噂もありますが、この101系では無印です。
・・・もとい、無地です(^^;;;


床は灰色一色。この「灰色と言う色にこだわって作ったんだ!」という主張が聞こえそうなあたり、西武らしいといえば西武らしいですね。


ドア周りになります。両開き扉で、吊革の増設などは行っていません。黒のゴムが良い味出してます。
ちょいと白飛びしていますが、ドア上の鴨居部は無塗装の銀色を使っています。これは貫通扉の上と全く同じです。違うのはこちらのドアの鴨居部に広告枠があることでしょうか。 それにしても・・・ドアステッカー、色褪せすぎです・・・。今にも消えそうな感覚がひしひしと伝わって、ガクガクプルプルしてきます。


座席にいきます。101系というと、FRPのスペーサーが入った背もたれと座面が完全に分離した座席を思い出す方も多いはず。ですが、このようなごくごく普通の、背もたれと座面がピッチリくっついた座席もあります。
画像はドア〜ドア間の10人掛け。定員着席が難しい座席です。袖仕切りは普通の101系の方が好みでしたが、座っている人と立っている人の分離や、立っている人の支えになるような袖仕切りに改良されています。改良・・・というよりも、新101系からそのまんま持ってきた!と言った方が・・・


こちらは車端部の5人掛け。このモケットで優先席の区画もありますので、ご注意下さい。
車端部が一枚壁になっているので、ちょっと窮屈かなぁと感じるかもしれません。
そうそう触れるのをすっかり忘れていましたが、窓と窓の間、桟に相当する部分にもしっかり化粧板が貼られています。

座り心地はしっかりとしている座面に感動するくらい、良いと思います。正直普通列車で池袋から飯能まで乗りとおすのはきついかもしれませんし、背もたれが若干切り立っていますが、西武らしい丁寧な座席作りをそのまま継承しています。奥行きがあるということも魅力的です。


乗務員室の背後には2人掛けの座席もあります。ちょっと長さが中途半端で、無理矢理詰めれば3人掛けといった感じでしょうか。まだまだお若い、小さなお子様を連れたご夫婦の方に最適でしょうか、さしずめ核家族シート…なんて言ったらお偉い方に怒鳴られそうですね(笑
左の吊革の奥には吊革を支えるパイプが伸びていて、その背後には仕切りがあります。このような構造を見ると思わず「助手席の仕切りがが畳める構造なのでは?!」と要らぬ想像をしてしまいます。個人的に「キター」と思ってしまう瞬間の一つ、なのかもしれません。詳しくは語りません・・・恥ずかしいですし。


優先席のうち、元シルバーシートの区画はこのようなモケットになります。どこをどう見てもシルバーシートだ!とわかる色合いに乾杯。周りの化粧板の色に合ってないような雰囲気なのは内緒です。特に着席区分などはありませんが、長年の経験というやつでしょうか、着席跡がくっきりと残っています。これもまた一つの時代を形成した証。

最後の最後で新宿線に戻ってきてくれてありがとう。そして、最後の最後まで頑張ってくれて、ありがとう。
 
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