流鉄  5000形
 
  総武流山鉄道と言った方がしっくり来るかもしれません。馬橋から流山までコトコト走る流鉄流山線は西武鉄道の中古車を購入し続けている私鉄の一社です。近年ブラックフェイスが決め手の新101系を購入し、5000形として流山線デビューを果たしました。
全ての編成が2両編成で、車体の塗装は全部で5パターン。土日の日中から夜間にかけては2編成が行ったり来たりするダイヤで、外観画像の編成は「流馬」と愛称がついています。往年の西武を彷彿と…させるにはやや遠いですが(^^;;黄色の外観の車両もスタンバイしています。私的には前面の髭、そして無塗装の銀色のドアでもうお腹一杯です(^^;;
日中も結構乗客がいるところを見ると今後も安泰のように見えますが…つくばエクスプレスへの乗客の流出、歯止めはかかったのでしょうか…?
(取材・撮影 流鉄流山線・馬橋〜流山)

 

 

 


車内全景です。3ドアロングシートの車内は基本西武時代そのままですが、時代の流れに合わせたリニューアルを施した部分もちらりちらり確認できます。濃いめの化粧板にこげ茶の座席は往年の西武ユーザーには嬉しいアイテムで、3000系が引退してからは地方限定になってしまいました…。また、窓上の広告枠が俳句や路線案内など広告的には「ガラン」としている割に、窓の広告がベタベタ貼られているのも地方色そのもので、立客が少ないと広告の位置まで変わるのかぁ…とマーケティング戦略にただただ頷き、しばし広告を眺めるのでした。西武であれば西武園ゆうえんちとか、それがマナーとか、それくらいですからね、側窓の広告…。


馬橋方車両の流山寄りには優先席が設けられています。2両のうち貫通扉がつくのもこちらの車端部です。妻窓や戸袋窓はそのままですが、あれ、その位置に…?と気づいたのが貫通扉左上にぶら下がった消火器です。また、黄色いつり革や優先席のステッカーも目新しい感じですが、譲渡時期を考えると元々西武鉄道で用いられたものをそのまま使っている物かと思われます。

こちらはさらに消火器のポジションが下がって目立つ流山方車両の車端部です。そのポジションで乗り降りの際にぶつけなければいいのですが…。妻窓から配線のパイプが見える作りが西武車っぽくて好きです(^^;;
西武時代は先頭車の車端部は必ず優先席になるように配置されていたので、先頭車で通常モケットの仕様はかえって新鮮です。恐らく中間車から吊革や座席を用意したものかと思われます。馬橋で接続するJRの優先席配置を見てもこのポジションは優先席でも良いのでは?とついつい思ってしまうのですが…何かこだわりでもあったのでしょうか?

 
乗務員室との仕切りです。2人掛けのロングシートはほぼそのままに、馬橋方の仕切りには車椅子スペースが新設され、LED表示機と非常通報機は新たに設置されました。それ以外は特に手は加えられていない模様で、ワンマン運転も都市型ワンマンなので特に運賃箱や整理券発行機の設置はありません。

車椅子スペースは時代の流れに沿って?新設されました。窓配置はそのままに座席を撤去し化粧板を…周りと似たようなものを貼っています。そのものではないです(^^; 遠くから見るとわかり難いですが、近くで見ると周りの既存の化粧板とのデザインの差がよくわかります。いっそ、車椅子スペースであることをアピールするためにも思い切って違う色の化粧板を使っても良かったかもしれません、JR北海道のドアのような黄色とか…(^^;;
握り棒は車いす利用者向けの物を増設しています。立客向けの吊革や握り棒が欲しかったところです。


LED表示機です。次駅案内、行先案内などが流れます。主に初めて乗る方向けの物なので、このくらいの大きさ、文字数で十分だと思います。欲を言えば車端部にも欲しいところですが…コストパフォーマンスを考えればこれだけでも十分です。


西武時代から殆ど変っていない天井周りです。フラットな天井は勿論現在でも十分通用するデザインです。吊革も座席周りのみでドア周りは特についていません。種車そのままです。


灰色の床もそのままです。新設された車椅子スペース周りも灰色の床です。ロングセラーにして汚れが目立たない色ですが、こげ茶の座席モケットの相性は…どうなんでしょ?


ドア周りです。床は特に手つかずでしたが、ドアには黄色の帯が貼られて巻き込み注意を喚起しています。ドア窓もスッキリした金属の押さえですが、ドアにご注意のステッカーが無い分、スッキリした印象を受けます。
ドア周りは西武時代とほとんど変化がありませんが、ドアの開閉に合わせてチャイムが鳴るようになりました。このチャイムがどこから流れているか…それは後程ご案内♪


側窓です。ロールカーテン、開閉窓もそのままです。化粧板が間に入るスタイルは101系独特のもので、その気になれば遠州鉄道のように広告枠として縦長のものを設置できる空間でもあります(^^;


座席です。ドア〜ドア間は10人掛け、3ドアだけあって長いロングシートです。
基本的には西武時代と同じですが、座席下ヒーターの部分に出っ張りが加わった点、スタンションポールが設置された点が大きな変更点です。この出っ張りの正体…これが、ドアチャイムの音が出る「スピーカー」です。各ドアにつき1つ設置されています。元々あるドア周りには手をつけない手法は実にうまいです。
一方スタンションポール、座面側、つまりスタンションポールの下側とヒーターの網をつなぐ金具がヒーターで熱くなっていたのが気になります。子供がずっと握ることは無い位置だと思いますが、注意が必要です。

 
優先席のモケットは銀色一色、他の座席はこげ茶一色。モケットの色もそうですが、西武時代と同じ背もたれと座面が分離した座席が堪能できます。背もたれの出っ張りがバシッと腰をサポートしてくれる沈み込みが心地よい座席で、短距離では勿体無いくらいのスペックなのですが… 流鉄に関して言えば乗り心地、特に横方向の揺れが気になることが何か所かありました。特に流山駅出発直後の揺れは座席ではカバーできないほどのもので、もう少し落ち着いて走れませんか…?と思うレベルです。


乗務員室背後は2人掛けの座席です。妻面や仕切りに関して余裕がないのは今に始まったことではないのでこの場で言及はしないことにして、この画像だけ見させられて「どこの鉄道会社の座席でしょう?」と聞かれたら間違いなく誤答しそうな感じです(^^;;
 
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