大阪市交通局  堺筋線66系[前期車]
 
  1990年、これまで冷房車が少なかった堺筋線に登場した車両が今回取り上げる66系になります。1990年から製造された前期車と2002年頃から量産された後期車に大別できますが、今回は前期車の模様をお届けします。
ちょうど大阪市交通局の「顔」でもある20系シリーズと同じ年に登場したこともあるだけに、雰囲気もどことなく似ている感じがしますが、こちらは片側3ドア、パンタグラフを載せた形になっています。前面はパッと見丸みを帯びているような雰囲気にも受け取れますが、実際見てみると思ったよりもキリリとしているかな?という気がします。
現在もシルバーの車体をマルーンだらけの阪急線で光り輝かせながら(^^;;地下鉄堺筋線と阪急京都線の一部区間・千里線で活躍中です。
(取材・撮影 大阪市営地下鉄堺筋線・天下茶屋)

 

 

 


3ドアロングシートの車内全景です。近距離輸送としてだけでなく郊外へのアクセス電車としての役割もあり、阪急電車とドア位置を合わせるために、堺筋線では3ドア車を開通以来使用しています。
モケットの柄が少し見え難くなってしまっていますが、これが登場時にはバッチリ遠くからチェックできたことでしょう。それを考えると、平成初め生まれの車両の中ではやや珍しく、ちょっと色遣いが濃いめかな?という気がします。
そしてもう一つ気になるのが広告の数の多さ!こればかりは…仕方が無いのかなぁ(^^;;;

 
車端部です。貫通扉、妻窓のデザインを見て「お、平成生まれの車両っぽくなってきたぞ!」とちょっと嬉しくなってきました。二つの画像の差は車椅子スペースの有無程度で、1999年頃にこれまで無かった前期車にも設けられました。原則として各車両の設置なので、左の画像の車端部が特に珍しいというわけでは無いようです。
こちらも広告スペースがびっしり、妻窓の上までひしめいています。


車椅子スペースです。ベルトなどの固定器具もあり、改造による設置ながら違和感はありません。
従来あった4人掛けの座席は2人掛けに短縮となり、妻面にあった機器スペースがなくなっています。なら他の車端部の機器スペースも存在する意味が・・・なんて思ってしまうのは自分だけです(^^;;;


乗務員室との仕切りです。ドア窓と同じように適度に丸く縁取られた窓枠が印象的です。そしてドアをノックすれば済みそうな気もしますが(^^;;;非常通報機の設置もスマートかつわかりやすい位置に組み込まれています。
右上の青地の広告は大阪市交通局からのお知らせ。これ、ずっと読んでいるだけで1駅、2駅くらいの移動時間は費やせそうな気がします。中間車は妻面にあるので細かい字が苦手な方は読みにくそうですが、この位置だったら乗り降りに邪魔にならない程度に好きなポジションから読むことができます。・・・とここまで書いておいて、実は何が書いてあったか忘れた自分がいます…(^^;; 何事もほどほどがよろしいようです。


ちょっと視線を上にして天井周りを見てみます。ラインデリアを主体に、カバーつきの蛍光灯を左右に設けています。地下鉄の車両でそこそこ天井の高さがあるにも関わらずカバーつきの照明・・・正直ここまでやってくれるとは!と驚きです。


一方視線を下にすると床が展開しています。左右にアイボリーを、中央にオレンジの帯を太めに引いています。個人的にはフットラインを引くことには理解できるのですが、なぜここまで濃いオレンジ色を選んだのかが今ひとつ理解できません(^^;; そもそも堺筋線のラインカラーは茶色であって、オレンジではないわけで…(ちなみにオレンジのラインカラーは今里筋線になります)。
このオレンジがビックリするほど目立って見えて仕方がない、と個人的に思う66系の車内です。


ドア周りです。天井の高さを確保したかったのでしょうか、鴨居部は天井に合わせて少し丸みをつけています。
ドア自体は化粧板を設置し、窓も大きな物を使い、ドアだけが目立たないよう工夫されています。
1990年生まれだからでしょうか、前期車にはLED表示器が設けられていません。見た目まだまだ新しいだけにちょっと意外といえば意外ですが、車椅子スペースとは異なり早急に整備すべき物では無いのかもしれません。


3つの窓がドア〜ドア間に並んでいますが、この画像を端から見ていくとドア、広告枠、窓、お知らせ、窓、お知らせ、窓、広告枠・・・なんだか路面電車のようなお知らせと広告枠の嵐、車端部だけでは収まりきれなかったようです(^^;;;

カーテンはやや濃いめの・・・というよりも汚れも少しずつ感じ取れるベージュ色になっています。


ドア〜ドア間から座席を見ていきます。まずは10人掛けです。
着席区分のプリント柄が消えかかっている茶色のモケットがせつなくなってきますが、前期車のモケット変更が行われているため、このモケットは次第に少なくなっていきそうです。
このプリント柄だと真ん中の部分がすごい狭く見えそうです。むしろ私みたいに横幅と態度が大きい人間が1人で2つの四角い柄の部分を座ってしまいそうな勢いさえありそうですが…や、やめときます(^^;;;。


車端部の4人掛けです。モケット変更後は優先座席とそうでない部分のモケットを分けていますが、変更前の編成ではどちらも同じモケットを使用しています。優先座席の表示はステッカーのみで、カーテンを閉めると優先座席かどうかわかりにくかっただけに、モケットの変更でサービスの向上も図られることになりそうです。

座り心地はロングシートならではの、程よく沈み込めるものになっています。空いている時におけるバケットシート車には無いゆとりとともに、ちょっと長い距離の移動なら前期車の方がゆったり行けるかもしれません。


車椅子スペース脇の2人掛けです。さすがにちょっと狭そうに見えてしまいますが、空間の制約上仕方がないことかと思います。せめて妻面の機器スペースに代わってちょっとした肘掛けがあればなぁ…と思うわけですが、地下鉄にそこまで求めるのは厳しいでしょうか?
袖仕切りは車椅子スペースに合わせて化粧板の上にバーを設けた物になっていますが、他の部分とはやや異なる物になっています。


最後にクローズアップ袖仕切り…というわりには若干遠い位置に写っていますが(^^;;;
袖仕切りもなかなか豪華に作られており、外側は内壁と柄が違う化粧板、内側はモケットが貼られています。
関東の私鉄でも小田急1000形などに見られたちょっぴり豪華な袖仕切り。最近の見た目安そうなFRPとパイプのみで構成した袖仕切りの狭間に登場したこのパターンの袖仕切りに、一人勝手にバブルの頃の華やかさを想像してしまいます。
 
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