大阪市交通局  谷町線30系
 
  この表情、長年大阪の地下鉄にお世話になっている人にはもうすっかりお馴染みでしょう。かつては様々な路線で走っていたものの、20系列への置き換えが進んだ結果、「谷町線専属」になってしまいました30系を取り上げます。
谷町線の30系はアルミ車とステンレス車の2種類があり、どちらも側面や正面にラインカラーが入る以外は無塗装になっています。かつてはラインカラーも窓下のみに入り、所々大阪市交通局の「○にコ」マークが入っている姿で、「地下鉄100点」などの写真図鑑を見ると東京都は違う外観に新鮮味を感じたものですが、現在側面ははラインカラーがドア付近も含めて途切れないように入っています。
今後順次新型車両に置き換わる予定ですが、現在も20系列に混ざって谷町線全線で活躍中です。
(取材・撮影  大阪市営地下鉄谷町線・八尾南)

 

 

 


車内全景からご覧頂きます。全体的に谷町線のイメージを採り入れた寒色系の色でまとめられており、また、JR西日本の103系ほどでは無いものの適度に手も加えられている事から、そこには往年の30系を思う余地がなかなか見当たりません。ただ、少しくたびれかけている座席モケットが長年の功績を教えてくれているようにも思えます。4ドア車、ロングシートで18m車の車体長です。
長い30系の歴史の中で後の方に作られた車両なので、この車両がそのような仕様だったかどうかはわかりませんが、どうも30系が登場した時の車内はFRPにビニールレザーを張った座席だったそうで、それはそれで好奇心だけをあてにして乗ってみたかったと思う今日この頃です。

 
乗務員室との仕切りです。右の画像は広告枠で賑わっている仕切りを撮ってみました。左のブルーバックがかつてテレビでよく見かけた「この番組は…」の色合いを彷彿とさせますが、大阪市からご乗車の皆様へのお願いとの文書で、30系に限らず他の車両にも掲げてあります。
仕切りそのものは窓が縦方向に大きくとられた、あるようでないような格好になっています。冷房装置が真上にくるため真っ平らでちょっと低めの天井になっていますが、あまり空間の狭さは感じません。

 
車端部です。左の画像は車椅子スペースがある車端部、右の画像は両側とも座席のある車端部になります。いずれも優先席モケットが設置されていない関係で座席モケットによる差はありません。中間車は全て車椅子スペースがあるため、片側ずつこの組み合わせで車端部が形成されています。
貫通扉が下までぐいっと伸びていますが、これも改良によって設置されたもので、関西ではこの手の貫通扉をよく見かける気がします。また、冷房装置の関係で天井が若干低いのは乗務員室背後と全く同じです。


吊革のつき方がちょっぴり独特な車椅子スペースです。側窓には高いところにも握り棒が設置されており、低いところの握り棒の下には車椅子固定のベルトが収納されています。
消化器入れも兼ねた機器スペースがありますが、寄りかかりスポットとして機能しているようにも思えます。隅からスミまでカクカクしていてちょっと痛そうですが(^^;;
この手の設備では意外と設置してある非常通報機が無いのがちょっとだけ気になります。車椅子の方が上の方にある通報機めがけて喋ったりボタンを押すのはしんどいと思いますが、改造時期の関係でもあるのでしょうか。

 
天井の画像を2枚載せてみました。左の画像は天井そのものの様子を…ということで、冷房の載っていない部分は天井が湾曲しており、その弧の部分が独特の雰囲気を出しています。個人的にはお気に入りな部分ですが(^^;他にお気に入りの方は多分いないと思います(^^;;; 蛍光灯は剥き出しです。

右の画像は冷風をかき混ぜるローリーファンです。こちらは客室にスイッチはありません。見た目扇風機のようないかつさが無いのはグッドですが、果たして効き目やいかに?!


床はフットラインを形成しています。アイボリーというか、グレーというか、なかなかお目にかかれないツートンです。


ドア周りです。大阪市交通局の車両はLED表示器の設置車両が多いように感じますが、この系列については設置されていません。故にドアパターンも一つのみ、しかし、化粧板に覆われた扉は鴨居部分、周りの化粧板とのバランスが見事にとれています。ここまで白いのもこの車両くらいでしょう(^^;
ドア周りに吊革が無い事も手伝って、シンプルにまとめられています。


側窓です。そ、そこまで広告を貼らなくても…(^^;; 地下鉄は景色が無いから関係無い!貴重な収入源だ!ということなのでしょうか。これで地上を長い区間走ったらちょっと鬱陶しくなりそうです。


その下、もうすぐ座席ABC、まずはドア〜ドア間の6人掛けです。あ、真夜中のソファーコーナーではありません(^^;;
ビニールレザーでなくても背もたれと座面が分離した独特の形状になっています。他に類似例が…ちょっと思い浮かばない形状です。恐らく腰の部分に背もたれのボリュームある部分をフィットさせたい思惑があるのでしょう。でもちょっと低く感じる人が多数おられる気がします。座面の沈み込みがバケットシートよりも大きい点が救いでしょうか。

 
車端部は優先座席になっていようとなかろうと全てこのモケットです。登場時はもっと紫が活き活きしていたと思いますが、今ではすっかり…(^^;; 大阪市交通局ではなぜかくたびれた座席をよく見かけますが、短距離乗降が激しいとそうなってしまうのでしょうか?
座席の作りはドア〜ドア間と全く同じですが、車端部の座席周りには車椅子スペースに見られた、消化器入れを兼ねたデッドスペースが見当たりません。あれがどの車端部にもあればゆったり過ごせるのですが…。


最後にクローズアップ袖仕切り。肘掛けにしてはちょっと使いにくい面もあり、帯に短したすきに…を地でいく袖仕切りです。しかし、中身は内側にモケット、外側に化粧板を貼った豪華仕様。そのあたりをぬかりなく作るのはさすがです。

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