小田急電鉄  4000形
 
  1966年、それまでの旧型車の車体を新製、更新車として登場したのが4000形です。2600形と同じ顔は「小田急の通勤電車の顔」として、この後5000形へと脈々と受け継がれていく事になります。
1988年には廃車機器を流入するなどして行われた下回りの新性能化が全車完了し、冷房も搭載されるなど、その後も乗客・会社双方の要求に応え続けます。
4両編成・6両編成の2つにまとめられており、近年、4両編成は画像のように急行の新宿方に着く事が多かったです。
しかしながら老朽化の波をここで被ってしまいます。2004年、ついに3000形に道を譲って、全廃になってしまいました・・・。
(撮影・取材:小田急小田原線・新百合ヶ丘〜向ヶ丘遊園駅)

 

 

 


車内の様子、まずは全景です。蛍光灯や天井の色は機材の関係で少々黄色がかってしまいました。すみません。
20m4ドア車で統一された車内構成は、中型車が残っていた頃の4000形の「売り」でした。
思ったよりも吊革を支える金具が車内中央に張り出しているように見えます。

床は化粧板に似た、緑系の単色で地味に仕上げてあります。ということで、小田急名物、寒色斬り!はこの車輌でも健在です。外観と同じく2600形の影響を受けているのかもしれません。


吊革が乗務員室の仕切りまで延長されているあたりに、小田急の混雑の凄まじさを物語っているようです。
車端部、まずは乗務員室との仕切りです。
仕切り窓が大きくとられているので、大人の背丈(いや、座高(^^;;; )なら、座席に座っていても前面展望が十分楽しめます。
戸袋窓分の立席スペースが設けられていますが、この車輌、車椅子スペースが設けられていません。ということで、車椅子にてご乗車の方で、ドア〜ドア間の立席スペースに止めるのはちょっと・・・といった方などはこちらに止めて、電車に揺られるというのもアリなのかもしれません。
ところで、この場所は車体断面が一番良くわかりやすい部分でもあります。ご多分に漏れず幅広車体仕様。


逆サイドです。優先席×2はちょっと昔からの名残です。
優先席部分の吊革のみ、オレンジ色になっています。優先席付近における、携帯電話電源OFF促進のためで、2003年12月ごろより使用しています。

そして幅広の貫通路。車輌によっては扉がついている所もありますが、幅は扉の有無に関わらず同一です。


天井です。この天井が4000形の一番の特徴と言っても良いかもしれません。
丸みを帯びた青系の天井に蛍光灯や扇風機、冷房などがポコポコっとくっついている姿。美よりも機能を優先して、増設に増設を繰り返したわけですが、それは「今日よりちょっといい明日」を実現してきた、常に前向きな証でもあります。

とはいえ、天井の化粧版における光沢は美しいの一言に尽きると思います。


扇風機です。右は扇風機の中央部を、撮影した画像を縮小なしでカットしたものです。
金網にレトロさを感じる扇風機ですが、中央部に「OER」の文字が入ったロゴ、そして三菱のマークが入っているのがおわかりいただけると思います。
このOERのロゴ、乗務員の制服に縫い付けてある「OER」のロゴとはちょっと違う書体に見えるのですが、もし本当にそうだとしたら、この扇風機は一体何年投手になるのでしょうか(^^;;

それにしても小田急線内にて、客室の扇風機を容易く拝める車種も、なくなってしまいました・・・。
もっとも乗務員室に扇風機がついている車輌が多いので、見ようと思えば高確率で見られるのですが(^^;;


ちょっと吊革が入ってしまいました、ごめんなさい。
巨大な冷房装置も小田急4000形の特徴の一つであります。
雰囲気としては亀の甲羅をひっくり返したような(^^;;感じではありますが、やはり冷房の効きも亀級・・・かもしれません(^^;
効きが悪い分、扇風機との併用で涼しくしているというのが実情です。もっとも節電効果は狙えるので、東京電力的にはウハウハかもしれません・・・。

屋外、天井に分散型クーラーの屋外機が置かれていますが、車内の冷房も室外機の数分、設置されています。


ドア周りはやはり銀色の無塗装ステンレスが目立つ格好になってしまいます。
周りが寒色系なので仕方が無い・・・のかもしれません。

戸袋窓には8000形、2600形などと同様に、カーテンが無い分着色ガラスを使用しています。
多少青みがかっているのですが、画像ではうまく伝わらないですね(^^; 実物をご覧頂いて、ご確認いただけましたか?


側面の窓は2段です。6両編成の4000形はこの2段窓が一つの「目印」になります。

そしてロールカーテンは優先席・優先席外を問わず青いものを使用しています。
遮光性もなかなかですが、何よりも涼しそうですね。


座席です。7人掛けのものをご覧頂きます。
紺一色。新車・改造車問わずバケット化や模様による着席区分などが進んでいる小田急において、この紺の美しさ・・・に惹かれるのは自分くらいですが(^^;;;

お昼のまったり江ノ島線にはぴったりかなぁなんて思うのもまた自分くらいです(^^;;;;;;

ただ、座り心地は人によって左右されるものがあるかもしれません。全体的にやや薄っぺらく、かつ座面の位置が高めなので、自分のように足の短い人は・・・(><)


車端部は4人掛けの優先席。こちらは青をベースに、クリームのラインでグラデーションを表現しています。
妻面の形状もさることながら、もともとの座席幅にゆとりが無いので、定員どおり座るとかなり窮屈です。

車内、結構くたびれてきているようですが、これは何かの序章だったのかもしれません・・・。
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