南海電鉄  高野線6000形
 
  この車両のインパクトは絶大な物があります。20m車の車体に4つのドア、そしてゴツいステンレス。高野線の6000系です。片開きドアと湯たんぽのような表情が実に頬を緩くしそうですが、愛称などは特に無いようです(^^;;
現在は2両編成と4両編成の2種類があり、登場から40年近くが経った今でも様々な運用を受け持ちます。特に2両編成は下り急行列車の先頭に立つ事も多く、赤い方向幕でピシッと決めているシーンもあります。なお泉北高速鉄道には乗り入れますが高野線の橋本から先は乗り入れません。
実は…こう見えて、更新工事が全車終わっています。これからの活躍にも期待できそうですね(^^)
(取材・撮影 南海電鉄高野線・なんば/河内長野)

 

 

 


車内全景です。※印があまりに目立っていますが、全景です。
南海電鉄お得意のあまり派手では無い、落ち着いた車内に仕上がっています。それに加えて大きく丸みを帯びた天井、広々と取られた窓や扉に6000系ならではの余裕を感じます。南海本線の7000系にも通ずるところがあり、南海の通勤車では最後の戸袋窓を7000系と守っているようにも見えます。
4ドアロングシートの構成こそは他の通勤車と同じなのですが、戸袋窓と扉だけで随分印象が変わってくるんだな、なんてついつい思ってしまいます。


ちょっとだけ遠くから車端部と、より近くなった※印です。4人掛けの座席がびしっと並び、カーテンの無い妻窓は若干青みがかっています。南海電鉄の通勤形車両の中では割とスタンダードな装いです。優先座席はステッカーのみの対応なので基本的には車端部は1種類のみとなります。


一方乗務員室の仕切り…というよりもその先に伸びるレールの行方が気になるところです(^^;
運転席背後には着色ガラスがあり、右側の窓は横方向が縮まっているものの、車端部に似せた作りになっているのが特徴です。故にあまり「乗務員室と客席を仕切る」という感覚を受けさせません。同じようなパーツを大量に作って製造費を安くするのであればこの車両のここを見習うべきだと思うわけですが、今の車両ではそれでは間に合わない部分があるのかもしれません。

その窓の上には様々なプレートが貼られています。東急車輌のプレートも見物ですが…

この禁煙プレート、すごくオシャレだと思いませんか?単なるプレートですし、ピクトグラムを含めた方がわかりやすいかもしれませんが、このデザインに南海の空間作りへのこだわりを垣間見たような気がします。

 
丸みを帯びた天井です。関西の私鉄というとカバーつきの蛍光灯が思い浮かびますが、南海の古めの車両ではそれをあまり見かけません。関東にあった東急車輌が影響しているか否かは定かではありませんが、関西に東急車輌があったら全く異なる空間になっていたかもしれませんね。

右の画像は冷房装置です。ほぼ正方形に象られたカバーに吹き出し口がついています。
ラインデリアなどの装備は無く、同一方向ばかりに風が行ってしまう傾向が出てしまいそうです。


緑色の床。かつて南海は緑をベースにした塗装でしたが、その緑、車内では健在です。
「グリーンはビューティフル」B'z LIVE GYM 2002〜GO★FIGHT★WIN〜のDVDで稲葉さんが言っていたコトバを思い出しました。このページとは何ら関係ありません(^^;;;


6000系の魅力の一つがここに集約されていると思います。片開き扉です。
とにかく広めに取られています。そして動きが素早いです。見ていて爽快です(^^;;;
その上の鴨居部の狭さは京王3000系にも通じる所がありそうですね。そしてその上の広告。側窓の上には広告枠がないため、この1ドア1枠が非常に目立ちます。そしてこの枠のおかげでちょっと微妙でアンバランス配置になっています(^^;;; 「頭の上のたんこぶ」なんて言ったら失礼でしょうか?


側窓です。2段になっており、左右方向に1本線が入ってしまっています。そして戸袋窓も器用に合わせて線が入っています。車内であればちょっと見分けがつかなくなりそうな格好ですが、ドアが開いていると一目瞭然ですね。
個人的には網棚の支えにあるちょっとしたカーブも好みです。孫の手みたい…に見えるのは考えすぎでしょうか(^^;;


ソファーのような勢いもありますが、座席になります。ちょっと座面が低く見えますが気にはなりません。ドア〜ドア間は6人掛けとして使えばややゆったり座れそうです。
7100系にもみられる形状の袖仕切りがまたソファーっぽさを演出しているかのように見えますが、やはりその斜め具合が肘掛けとしての機能を封印しているかのように見えてしまいます。そんなに乗り降りに袖仕切りが邪魔になるわけではないはずなのですが…


車端部もこのグレーのモケットです。先述していますが優先座席もこの柄です。
4人掛けでまとめられていますが、定員通り座るとやや窮屈かな?という印象を抱きます。
まろやかな丸みを帯びた座席下のヒーターにおいて、その中にポコッと背もたれ下に出っ張っているスペースがあり、微妙に気になる今日この頃です(^^;;;


さらに2人掛けは窮屈に見えてしまいますが、乗務員室の窓を介しての前面展望が容易にできるなど、ちょっとした考えだけで何かと過ごしやすい席になりそうな気がします。
それにしても…真っ白なキレイな化粧板、背後のLED表示器に対して座席のフレームがやや浮いて見えるような気がします。はてさてこれは今風と昔風のコラボレーションなのでしょうか…。


最後に戸袋窓に収まった扉と優先座席のステッカーを。更新前の車内の様子がどんなもので、どのように変化したが気になり始めてきましたが、まもなく発車のようで…

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