水島臨海鉄道  MRT300形
 
  岡山県の倉敷から水島工業地域でお馴染みの水島地区までを走る私鉄がこの水島臨海鉄道です。実は大半の列車が折り返す水島駅から先の配線が妙に気になるところですが(^^;;とりあえず主力車両を紹介します。この顔を見ると第3セクターのディーゼルカーを思い出しますが、新潟鐵工所製造のディーゼルカーと聞けば納得。ワンマン運転の設備も登場後整え、現在土休日は全列車、平日もほぼ全ての列車を担当しています。
画像はひまわり号として側面に大きくひまわりの絵を描いた仕様で、通常の塗装が2両に対してこのひまわり号は4両在籍しており、むしろ主力のような勢いを感じます。晴れた日、高架をまったり進む列車はきっと工業地帯に映えるんだろうなぁ…。あもーれ、まったりーの。
(取材・撮影 水島臨海鉄道線・倉敷市〜水島)

 

 

 


車内全景です。やはり長い車体の効果抜群で大きく、広く見えます。ロングシートと固定クロスシートの千鳥配置で、クロスシートは4人1組が片側4組ずつ備わっています。
この配置はなかなか珍しく、ロングシートからクロスシートのお客さんが眺められる環境に慣れてしまった部分もあるかもしれませんが、少なくても私のようにあまり乗らない人がデータイムたまたま空いていたロングシートに座るとなかなか落ち着かないものです。水島臨海鉄道の乗車時間で混雑とワンマン運転の両立を車内配置で考えるのであれば、私は平成筑豊鉄道のような真ん中に左右2組ずつクロスシートを設けて、あとはロングシートでも良いような気がしますが…いかがでしょうか?


半室構造の乗務員室です。客室ドアからドアの開閉ができるような穴がポイントです。また、乗務員室扉が右側に独立して設けられているのもポイントです。大型のディーゼルカーが成せる業と言えるでしょう。尤も、混雑時間帯にこのドアにたどり着くのに難儀しそうですが…。吊革は客用ドアの上あたりまで伸びています。
運賃表が1枚の掲示で済んでいる点もポイントですが、後期に投入された2両についてはLEDや電光での表示が可能な掲示板になっているそうです。


水島方にはこのような車椅子スペースがありますが、一部の車両には車椅子マークが貼られていないケースもあります。車内構成は同じなので、基本車椅子の方は水島方へ、といった具合です。
ここの区画は握り棒1本のみで、吊革も長めの物がダラーンと垂れ下がっています。脇からの景色は望めませんが、前面展望はまずまずかと思います。


天井です。冷房の通風孔は脇にセットし、天井そのものは実に質素な作りになっています。中吊り広告が少ない点も含めて第3セクターの車両っぽい天井高を稼ぐ仕様ですが、この車両に関していえば車体の長さと吊革の多さが若干独特な世界を作り出しているようにも感じます。ラッシュ時の事を考えるとクロスシート側にも吊革があっても良いように思うのですが、クロスシートや中吊り広告との干渉を避けて…だと、少し難しいかもしれません。


床です。緑っぽい色の床もいますが、乗車車両は画像のような具合でした。この何とも言い難い色の床ですが(^^;; ところどころ色合いではないこすった跡が見られるお年頃、しっかりケアしてあげたい気持ちです。

 
片開き扉です。第3セクターの車両よりも少しだけ広い幅のセッティングですが、ステップがあるため、どうしても乗り降りに時間がかかってしまいます。2人一緒に降りられるようなドアが必要かなぁと思うシチュエーションにもしばしば遭遇しますが、ワンマン運転の事を考えるとどうもそこまで必要にないようにも感じます。ゆっくりとしたドアの動きにシンプルなドアステッカーがポイントです。

半自動ドアのボタンです。色々消えかかっていますが、それ以前にこの路線で半自動ドアに遭遇したことがほとんどありません…何年か前に旧型のキハ20形で水島駅の折り返し中半自動扱いになったことはあるのですが、この車両でも頻繁に半自動扱いになるのでしょうか?外側のドアは幅が広い物の、ボタンやランプ自体は近年まで良く見かけたタイプかになります。


窓周りです。黒い桟はちょっとオシャレに見えたかもしれませんが、今見れば懐かしの2段窓。最近車両によってはカーテンがボロボロの状態になっているようで、適宜カーテンの交換が行われています。カーテンの模様が2種類あるのはそのためで、交換後のカーテンはなかなかオシャレです。
クロスシートにはテーブルまでついています。あまり乗り降りに気にならない大きさになっているのが嬉しい反面、もうこの画像だけで長距離ランナーの雰囲気がバリバリ出ています。このまま行きますか、境港まで…(^^;;;

 
1両に4か所設置されたロングシートは着席人数がまちまちですが、基本は同じ形状、しっかりした詰め物のロングシートがスタンバイです。1人ずつ縫い付けで区分されているのは良いとして、あまり沈み込まない座席はやや着座位置が高いように感じることもしばしばあります。乗客が多い路線ですが、モケットにあまりくたびれた印象がしないのはモケットの模様の勝利かもしれません。右の画像は水島方、車椅子スペースの脇のロングシートです。


排気管脇の4人掛けは水島方に設けられています。排気管の隣のロングシートは脇のスペースが広くとられていますが、ごみ箱の隣というのがいかにもハズレ要素です…。また、この区画は座席下の暖房の吹き出し口が見当たりません…。
 
今や大変珍しくなったJR東日本の昔の優先席ステッカーが色を落ち着かせつつ現役の優先席、倉敷市方に設けられています。
別々の車両で取材をしたのですが、座面のモケットの色合いが微妙に違うのです。右の画像の車両の方が何やら優先席っぽく見えるのですが…ただの張り替えか、それとも…?!
背もたれの縫い付けは左3人、右2人で分かれていますが、座席は5人続きのものになっています。クロスシートにもたれかかった跡が残っているのが見えますが、クロスシートの方によっかかる配慮はモケット張りという点以外には見られません。

 
東北で見かける事が多いこのフレームのクロスシート、津軽鉄道の車両の色違いで手すりの緑色がやけに目立つ、落ち着いた座席です。窓側に邪魔する物がなく足元に余裕があるものの、座面が低くあまり沈み込まないつくりはロングシートとは一線を画す仕上がりになっています。どちらが快適か?と言われるとなかなか甲乙つけ難いところがありますが、テーブルがある分クロスシートの方が使い勝手が良さそうです。昼下がりのローカル線、飲み物や携帯電話を置く姿を結構目にしました。
混雑時の事を考えると、やはり手すりや吊革は少し大きいものや多く設置した方が何かと使い勝手が良くなると思います。
 
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