名古屋鉄道  1380系
 
  暗い画像ですみません… 1380系の特徴を最もよく表現した一枚のはず、なのですが…
登場する予定すらなかった最後の真っ赤な車両、1380系。平成15年にパノラマスーパーとして活躍していた1000系のうち、一般車4両を改造して登場しました…と書くとあたかも計画していたかのような雰囲気を文面から感じる事ができそうですが…
きっかけは平成14年の踏切事故。車に当たった特別車は線路から大きくそれ、修理不能になるくらい壊れてしまいました。残った4両のうち、豊橋方先頭車に乗務員室を新たに設けて復活したのが1380系です。従って孤高の存在、仲間は引き続き特急で華々しい運用に就くにも関わらず、こちらは普通列車メインの生活になっていくのでした…。
(取材・撮影 名古屋鉄道各務ヶ原線他・名鉄岐阜〜犬山)

 

 

 


中間車の車内全景です。3ドアで転換クロスシートが並ぶ姿はパノラマスーパーの一般車と遜色ありません。落ち着いた雰囲気の車内はパノラマスーパーの特徴でもありますが、各務ヶ原線はパノラマスーパー増結車の2両+2両運用も頻繁に組まれているため、珍しい存在ではありません。ただ、真っ赤な車体、それも3ドア車の中身がこちらだと「普通の大福を買ったのに中に苺が入ってた」ような、意外な組み合わせのような感じがしてしまいます…あれ、それって私だけ?

 
車端部は先頭車・中間車ともに転換クロスシートで構成されています。2列並んだ転換クロスシートは向きを変えることができます。JRでは実現までに時間がかかったことを名鉄は3ドア転換クロスシート車を入れた時点で早くも取り入れている格好で、パノラマカーからの座席配置を考えれば確かに自然な考えだなぁと納得してしまいます。後継車2200系にもしっかり受け継がれていますが、転換クロスシートの座席数そのものは減ってしまいました…。

LEDの表示機はそのまま、一般車の表記も残っています。車両のシルエットは3500系などと同じものになり、ハイデッカーの表現はされなくなってしまいました。駅間距離が中途半端な各務ヶ原線ではついてはすぐ消え、また次駅出発後もついては…の繰り返し、なんだかせわしない表示機になってしまいました。
次駅案内、行先案内もしっかり行います。

 
左の画像は岐阜方先頭車の乗務員室との仕切り、右の画像は豊橋方先頭車の乗務員室との仕切りです。僅かながら右の車両の方がドア〜仕切りの長さが長くなっています。中間車を改造したので長さが先頭車よりも長いそうですが…見た目ではなかなか気づきません(^^;; 元々の先頭車よりも95cm長いそうで、その分を客席と乗務員室に振り分けているようです。仕切り自体は後から作った物とは思えない程同じように作られています。完コピ、ですね(殴
 
握り棒だけのシンプルな車椅子スペースも、このとおりニョキっと伸びました。ここ、右の画像のいわゆる中間車時代は座席があった区画ですが…見事にリフォームしています(^^; それにしても…これだけの広々空間にして側面に窓が無いとは…広告枠も1枠だけなんですね、もう1枠くらい作ればいいものを…


天井は名鉄名物の天井から1つずつぶら下がる吊革とともに。車内中央にツルッとしたパーツがあり、実は結構乗っていて気になります。広告枠は端に寄ったり中央についたりとこちらも名鉄ならではの離れ業を見せています。補助席の関係でドア周りには立客が留まらない方が良いのですが、吊革はドア周りだけ…私鉄だからこそ縛りは緩く、通路部分にも…と思ってしまうところですが、さほど混まないのでしょうか?


床はフットラインを設けています。一般車と特別車でフットラインの色を分けているのは新鮮で、フットしたきっかけが無いとなかなか気づきません。お粗末。
登場年の割に点検蓋が…と思ったら、足回りは7500系のものを使用しているようですね。


車椅子スペース背後のドアです。補助椅子に配慮したL字型の握り棒が斬新ですが、白く塗られたドアは名鉄では割とお馴染みで、静かに開け閉めされる様はかつてのフラッグシップ車としての貫録を思い起こさせます。一方、置き場がないのは重々承知していますが、消火器の位置、ちょっと高くないですか…?


窓は固定窓で丸みがポイントです。FRPで覆われた窓枠は登場時期のトレンドでもありました。横引きカーテンも素敵ですが、座席によっては収納状態の横引きカーテンが顔のすぐ脇に来ることも…初めから転換クロスシート車での増備だとわかっていたのであれば、座席配置に合う窓配置にして欲しかったものです。


ドア〜ドア間の座席は3列です。補助椅子が設けられていますが、すぐに戻ってしまうタイプなのでなかなか撮ることが出来ません。通路側は肘掛も出てくる本格派で、立客の背あても兼ねたモケットが特徴です。
 
車端部は仕切りのみ。それでもモケットを一部分に貼るあたりにセンスを感じますが…補助椅子のデザインと比べると一時代前のデザインのような感じで、どっかで見たことあるなぁ…と思うと、6500系の仕切りを縦に伸ばしたような格好なんですね(^^;;
それでも足の長い人には仕切りの下が空いているのは嬉しい配慮です。寒い時には泣けてきます。

優先席はヘッドレストカバーのマークで判別しています。

 
座席、転換クロスシートです。バケット形状の転換クロスシートで、ヘッドレストカバー、アームレスト、その下の仕切りの化粧板とここぞとばかりに白系の色でまとめてきています。モケットも落ち着いた色ですがJR東海の311系とは一味違う色合いです。
バケット形状はやや強いですが、座面の沈み込みもそれなりにあるのでゴツゴツした感覚は特にありません。背もたれがやや平らな点が気になります。そして窓側の肘掛けも含めて横幅がもう少し欲しいですが…限界ですよね…。

 
ロングシートは岐阜方先頭車の2人掛け、そして豊橋方の3人掛けの2種類のみです。
こちらも落ち着いた配色のバケットシートで、2人掛けの狭さに比べて3人掛けの余裕ときたら… 後ろの窓が無い点が目立ちますが、それでも見慣れた感覚になるのは犬山にたまに顔を出す100系の車端部の座席も3人掛けだから…です。それにしても、製造れてから何年も経つのに、よく同じような仕様の座席を見つけてきました。
よくよく見ると…3人掛けの乗務員室側1席とドア側2席の間に縫い目が見えるんですけど、気にしない気にしない…。
 
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