京成電鉄  3500形[更新車]
 
  1972年に登場した京成の主力車両。当初から冷房がつくなど、時代の最先端を行く車両(何せ自動放送までついていたんですから・・・)だったものの、先頭車が全てクハだったなどの制約や内外のリフレッシュという意味も込めて、1996年からリニューアルが始まりました。
外観も凛々しい?ブラックフェイスになったほか、側面も2段窓になったり、先頭車の電動化など、「まだまだ使うぞ!」という意気込み満載の更新内容になりました。しかしながら、やはりコストがかかってしまったのでしょう、全車両リニューアルという訳にはいかなかったようです。
更新車は幅広い活躍をみせており、京急や都営線にも乗り入れる傍ら、画像のように線内の普通運用にもしばしば…。
(取材・撮影 都営浅草線/西馬込・京成線/堀切菖蒲園)

 

 

 


まずは車内全景をご覧下さい。左の画像が乗務員室へ向かっての画像、右が反対側へ向かっての画像になります。3ドアでオールロングシート。白の化粧板と紫の座席が明るさと高級感を出していますが、天井にはまだ素朴さが残っています。
更新内容として座席のバケット化や化粧板の貼り替えなどが挙げられますが、地下鉄線内では効果が出ているようです。


乗務員室との仕切りです。左が連結時の模様、右が先頭に立つ時の模様です。
先頭部分に貫通扉がついているのを生かして、連結時にはこのように貫通扉を開け、通路を作っています。関東ではあまりお目にかからない?この作業、まさか京成でやっているとは!というのは目撃したときの率直な意見でした。
そして連結していないときは真ん中の扉を閉めて、仕切りを完全に作り上げます。銀色の扉は遠くから見ても目立ちますね。その扉や左右の窓が小さいのはちょっと残念。


連結時にはこのように列車の「顔」が車内にもやってきます。普通というヘッドマークが間近に見ることができるのはブルトレに似た感覚ですね(^^; 乗務員室周りは緑の、寒色系の化粧板で固めているのもお解り頂けると思います。

それにしても・・・結構でかいんです、その「顔」に値する部分の窓が。これでもか〜と下に伸びています。これでヘッドマークを飲み込んだらおけいはんになれましたね。残念。


車端部は2種類あります。左が1〜2号車、3〜4号車の車端部、つまり先頭車と、それにつながる中間車の車端部になります。右は中間車同士でつながっている2〜3号車の車端部です。
このように複雑な車端部構成になっているのは貫通扉を2両に1箇所設けているということ、また18m車という車体長の影響があるようです。ちなみに座席はどちらも5人掛けです。
扉のある方の車端部は大きな妻窓が設けてありますが、他と合わせるためでしょうか、ステッカー広告がベタッと貼りついています。また、扉の無い方の車端部は通路幅が広めにとられています。開放感がたまらなくいいです。


天井です。ここは登場時から大してかわっていないようで、丸みを帯びた天井に扇風機とクーラーがポコッポコッと並ぶ姿になっています。クーラーのポコッポコッという設置具合は分散クーラーを採用した結果なのですが、扇風機まで登場ということはあまり冷房能力に自信がなかったのでしょうか(^^; また、蛍光灯はむき出しのままです。

余談ですが、都営地下鉄浅草線ではこの3500形の他に京急1000形でも扇風機が現役で回っています。地下鉄の中では比較的扇風機搭載率が高いです。夏の涼をこの目で確かめてやる!!と言う方、熱気ムンムンのホームで汗をたっぷり流した上、これらの車両にご乗車下さる事を激しくオススメ・・・しません(^^;;;


床はアイボリーを基調にしました。これまた化粧板とよく合った仕様で、さりげなくツートンになっています。フットラインを構成するだけではなく、幅広貫通路のおかげで奥行きも感じられるアイテムになりました。
この辺りのデザインや色彩は3700形に合わせています。


ドア周りです。吊革がとにかく多いです。そして戸袋窓が無い分、例え広告があったとしてもシンプルな印象を受けます。
LED表示機などはついていませんが、個人的には更新の時につけて欲しかったなぁ。
ドア形状は登場時からあまりかわっていないようです。


さて、戸袋にはこのようなステッカーもありました。「成田空港をご利用のお客様へ」そうです、実は空港アクセスも担っています。このステッカーを見て、自分が乗る飛行機の会社名が第2ビルにあるか否かを判断するようです。
さしずめ「ロシアのアエロフロート航空は次の駅で降りればいいんだ!」という感じでしょうか。いやぁ〜字が細かい!


窓は更新によって2段、そして黒サッシになりました。ここも大きな変更点と言えるでしょう。外観からも目立ちますしね。
下段は固定窓になりました。窓から手や顔を出す事を防ぐ他にバタつきの防止にもなります。


さて、座席に移っていこうと思います。まずはドア〜ドア間の8人掛けから。
バケットシートは更新時に採用となりました。紫のモケットは3700形や3000形でも見ることができるものですが、それにしても独特な形状ですよね。背もたれと座面がJR209系ほどではないですが独立しています。
背もたれは体の形状に合わせてでしょうか、左右にすこ〜し湾曲していて、遠くから見るとそのすこ〜し湾曲している姿がなんとも高級っぽそうに映ります。さては私の目のせいでしょうか(^^;;


乗務員室背後にはこのような2人掛けの席も。ちょっときつきつかなぁと思ってしまいますが、仕方が無いと言われたらそれまでですね。座り心地も硬めで、腰は良い具合にフィットするのに座面があまり沈み込みません。長丁場はきつそうです。


車端部に5人掛け。袖仕切りの形状がユニークで、モケットを隠すぞ!という意図がいけてます。
やはりここも2人掛け同様定員どおり座るときつそうなポジションですが、妻窓がある車端部は逆にゆったりできそうです。その理由はちょこっと上のほうを振り返ると・・・あ、上野方ではありません(^^;;


車椅子スペースのあるポジションも5人掛け。袖仕切りが幾分大きいものが使われていて、その分横のパイプが設けられていません。それを作ると窓貫通!という楽しい事情があるからで、仕方が無いと言ってしまえばそれまでです。


さてこちらは優先席。車端部に設けられているので5人掛けです。モケットは青、というよりも紺でしょうか。こちらは3000形などよりも若干濃い、3500形オリジナルかなぁといった印象。座り心地などはこれまで紹介した座席と同一です。
ちなみに設計上の相違点として最初からこうだったのかどうかは不明ですが、田の字窓の真ん中の縦棒、ドア〜ドア間では化粧板が貼られていたのに、こちら車端部の方ではそれが貼られていません。うーん謎です。


最後に車椅子スペースです。インターホンに止め具、支えもしっかり標準装備。
ちなみに空港アクセス時の荷物置き場としても重宝しそうですね。いやぁかつて空港特急(スカイライナーではありません。。。)に乗ったときの車内の空気のきまずさときたら・・・ 海外へ行く時はさておいて、帰ってくるときには意地でもスカイライナーかNE'Xにするぞ!!とココロに誓ったのでした・・・。
どうか皆さん、このようなスペースは有効活用しましょうね♪

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