京成電鉄  3050形
 
  京成電鉄3000形の派生系列として2009年に登場しました。8両編成のみの設定で、京急の羽田空港や京成上野から北総線を経て成田空港まで向かう「アクセス特急」が主な担当です。
空港アクセスを主眼に置いた外観が特徴で、窓周りに青をベースに飛行機の側面を描いた帯を貼っており、一目でいつもの「京成電車」とは異なる様子が伺えます。それにしてもこの京成3000形シリーズもバリエーションが豊富なこと…(^^;; 一度全部集めて撮影大会でもやってみたいものです(^^;; でも、この3050形の前面が一番躍動感が出ていて個人的には好きですね。
アクセス特急専任ですが、この車両がアクセス特急から撤収した時にどんな顔になるかが楽しみです(^^;;
(取材・撮影 京成電鉄成田空港線・成田空港 他)

 

 

 


車内もブルースカイブルーを基本にした、爽やかさを前面に押し出した格好になっています。3ドアで全席ロングシート、荷物置き場などは特にないので混雑時間帯では立客とスーツケースが通路に入り乱れるシュールな光景が展開されますが、もう京成としてはお馴染みの光景と言っても差し支えないでしょう(^^;; 液晶ディスプレイなど先進的な機器を取り入れる一方で、丸い吊革とちょっと背の低い大型袖仕切りはそのまま使っています。ここにちょっと古い雰囲気を…なんて思ってしまう自分は三角吊革にすっかり慣れてしまった組です。

 
車端部です。どちらも5人掛けのロングシートで、左の画像は優先席のある区画、右の画像は通常仕様の区画です。
化粧板をブルースカイブルーにしました。貫通扉の窓がエイッと下まで伸びているのは3000形と同じです。点検蓋や縁が多いものの広告枠が小さいので青のメリハリが一層効いています。で、その小さい広告枠が窮屈そうな某外科の広告が貼られているシーンをいつか見てみたいものです…(^^;;
貫通扉は片側のみの設置なので、もう一方、無い側の貫通路が真っ暗な様子がそのまま見えてしまうのが残念です。


乗務員室の仕切りの後ろには2人掛けの座席がスタンバイ。
ここの仕切りはデザインの追及は二の次で、車端部の貫通扉のような飾り気は何もありません。仕切り窓も高い位置なので成田空港に入る過程を楽しむには立った方が良さそうです。
仕切り扉の下に通風用の格子がついていますが、決して男子トイレの入り口ではありません(^^;;;


車椅子スペースは非常通報機と車椅子の固定器具、そして握り棒が上下にスタンバイ。
設置場所はもとより機能も京成の最大勢力である3000形と合わせてあるので、アクセス特急の利用者からすれば安心できる内容かと思われます。車椅子固定器具のついでではありませんが、スーツケースを固定できるようなベルトを巻き取り式で常設しておくと案外需要があるかもしれません。アクセス特急専用だからこそつけてみたい機能ですが…いかがですか?


天井は所々ラインデリアがある格好で、蛍光灯の配置や吊革も含めて3000形を踏襲しています。


一方、床は内装に合わせて青色のツートンカラーにしました。ドア前には黄色の滑り止めシートも貼っています。
3000形とは全く異なる色合いなので乗った時に「あれ、いつもと違う…これ、アクセス特急だ!」と気づいてもらえる意図は…なかなか難しいと思いますが、空の上を演出しているのであれば粋なモノです。

 
ドア周りです。従来から変化がないステンレス無塗装のドアの上に、新たに液晶ディスプレイがつきました。各ドア1面のみの設置で、次駅案内、ドア開閉方向、走行位置の表示などが4か国語で繰り広げられます。切り替えが早いとの指摘があがるのはごもっともですが、表示される情報はどれもパッと読み取れるものなので私は切り替わり時間自体に問題は無いと思います。あとは高砂駅停車中などに成田空港に行く「北総線経由の」アクセス特急だよーというのをもっとわかりやすく、音も加えて示せると良いなぁと思うところです。京急品川駅みたいに空港を思わせるチャイムとか、いかがですか?
あと、京成パンダが外国人からもあまり「Cool!」などと話題にならない件…(^^;;;


窓は基本的には1段下降窓です。
ロールカーテンがあるのは素晴らしき良心です。柄なんて関係ない、あることが大事なのです。

 
ここからは怒涛のアクセス座席特急、まずは先頭車のみに展開している乗務員室背後の2人掛け、そして車椅子脇の5人掛けロングシートです。5人掛けロングシートの袖仕切りは窓の関係で背が低いものを使っています。
モケットは後程触れるとして、座ってビックリ、3000形ほどバケット形状が強くありません。背もたれの出っ張りはそのままですが、座面の凹みを最初から小さくしているようで、3000形ほど着座位置が気になりません。一人ひとりを区別する縫い付けこそしてありますし、その位置も3000形と同じですが…沈み込みが小さく、膝裏の圧迫が3000形よりも少ない感じです。
うーん…単に生地の問題だけではないような気がしますが… あ、こちらの座り心地の方がお気に入りです。


オーソドックスなドア〜ドア間の8人掛けの座席です。
片持ち式でちょうど4人ずつに分けられるようにスタンディングポールがニョキッと伸びている様子も伺えます。横に展開する模様にも関わらず着席位置を示す背もたれの縫い付けも横方向です。それでもくっきり目立っています。

 
車端部は5人掛けのロングシートが展開。優先席が右側の座席で、こちらだけスタンディングポールがあります。通常仕様の座席にも取り付けて欲しい一方で、無い方が広々と座れるので端の席でもくつろげる利点があります。いやはや、考え方がコロコロ変わるもので(^^;;
コロコロ変わるのはモケットの色。3000形や3700形など京成の主力車両は通常モケットを紫に、優先席を青にしており、この系列は逆にしてしまっています。吊革の色で辿れるとはいえ遠目から見ると紛らわしいものがあります。青も通常モケットで使うのであればお得意の「京成グループ統一」で優先席モケットを作ってみてはいかがですか?


クローズアップ袖仕切りです。板の大型袖仕切りですが、JRで多く用いられている物とは形状が異なります。
壁に近い位置にビスの頭が見えており、髪の毛が挟まれたらどうしよう…とヒヤヒヤすることがあります。あるということは、ややありえない姿勢で寝ているということで…(^^;;


モケットは飛行機を意識したもので、ちゃんとジェットエンジンも描かれています。ここまで凝った、目的がはっきりわかるデザインのモケットは箱根登山の寄木細工柄や横浜高速鉄道のスカーフ柄以来久々の登場のような気がします。


ドアを開けると、そこには飛行機。Have a nice trip!

ところで…ターミナル別の飛行機会社一覧のステッカーがいつの間にかなくなっている気がしますが…あれ、液晶ディスプレイでティッカーっぽく下の方に流し続けるのはいかがですか?
ステッカーの件、いずれ某御大に聞いてみたいと思います(^^;;;;
 
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