京王電鉄  8000系(2ページ目・8両Ver.)
 
  と、いうことで今度は8両バージョンです。
固定編成なので、さきほど登場したような「色つき吊革」は登場しません。えぇ、「前一両、白の吊革だけ高尾山山頂に参りまぁす」なんて言われても困りますので(^^; その分優等列車に入る機会はあまりなく、都営線直通もこの車輌を使用していないので、どうしても各停で見かける事が多くなってしまいます。画像もそのヒトコマ。ヘッドマークはクリスマス仕様です。
ちなみに方向幕の部分がLEDになっていますが、一部の車輌のみに施されているようで、幕で頑張っている車輌もいます。
(撮影・取材 京王線調布・東府中(^^; )

 

 

 


ほい、車内全景です。先ほどの4両Ver.と同じく新宿より先頭車の光景です。画質の差は機械の都合上目をつぶって頂くとして、白い吊革があまり目立っていない、落ち着いた車内になっています。さきほどの全景とは全然違います。吊革がもたらす影響の大きさが伺えます・・・なんていったら大袈裟かもしれませんが(^^;あながち間違ってはいないと思います。
4ドアロングシートで、8両固定編成に関しても、新宿より先頭車に女性専用車になる旨の表示が窓に貼ってあります。


乗務員室との仕切りに迫ってみます。吊革が先頭まで伸びている一方で、窓ガラス付近の掴み棒がありません。両方とも備えるケースはよく見かけるのですが、このようなケースは珍しいかもしれません。3枚窓になっており、高さが均等になっています。

後ほどドアについてはゆっくりとみていきますが、右側にLED表示機、左側に広告枠ということで、千鳥配置になっているのが早くもこの画像で確認できます。


一方こちらは車端部の様子。青みがかった妻窓は健在ですが、あれれ・・・窓ガラスがクリアーなものに変更されています。4両Ver.で見た時にはスモークだったのですが、恐らく製造年によって異なっているのでは、と思います。ちょっぴり明るくなりましたが、このご時世、もしかしたら隣の車輌との視認性をよりはっきりするための対策なのかもしれません。「ご時世」に引っ掛けた理由は…ここから先はご想像に・・・


ということで、先ほどもご案内したとおり、8両固定編成も新宿より1両に女性専用車になるという告知ステッカーが貼られています。画像左が貫通扉、右が側窓です。しかしながら、2005年1月現在、8両固定編成が女性専用車として運転される列車は僅か1本。この1本のために、京王は惜しむことなくステッカーを…えらいです。いや、「この1本」よりも、とにかく「京王線=女性専用車がある!」というのをとにかくアピールしたかったのかもしれません。
今度私が乗っている自転車のカゴの部分に貼りたいので、夕焼け小僧の山根さんのサインつきで一枚〜って「日の丸ステッカー」のようなノベルティでは無いんですよね、失礼しました。

ちなみに8000系も含めた京王各車種の取材は毎回22時までには終わらせているので、ご了承下さい。


天井です。先ほどまではあまり登場しなかったこげ茶が大活躍。中央のラインデリアに塗られており、地の銀色の露出を抑えています。その周りは白系の化粧板をふんだんに使って周りとの色合いをあわせています。
照明はカバーなしで、蛍光灯の剥き出しになります。京王どころか関東ではごくごく当たり前な風景が左右で広がっていますが、個人的には中央部分のラインデリアがお気に入りです。他の車両で感じられるような、サイバーな雰囲気が全然出ていなくて。


そしてその焦げ茶は上だけでなく、下でも登場しています。床です。この車輌は床も特筆すべき事項の一つになるでしょう。コルクのような、はたまた砂のようなクリームベースの模様に、こげ茶のフットラインが2本ひかれています。奥行きを魅せるだけでなく、足を投げ出さないように、といった意図もあるようです。内側か外側かでわかんなくなっちゃう黄色い線でなくてホッとしました(^^;


ドア×2です。左がLED表示機を取り付けたドア、そして右側が広告枠のまま残ったドアになります。
残ったとはいえ、ドアチャイムの機器が新たに鴨居部に取り付けられたので出っ張り具合はLED表示機のものと同じです。化粧板と鴨居部が見事にマッチしている一方、ドア脇の銀の縁が「ドアじゃ!!」と主張しまくっていますね。
戸袋窓は左右とも細長いものが残りました。あ、キティちゃんも高そうな著作権料にめげずに頑張っています。余計なお世話ですね(^^;;


そしてLED表示機のドアップです。そういえば、このLED表示機、ドアチャイム用のスピーカーの穴が見当たらないのですが・・・どこにあるのでしょうか・・・?
1段・三色表示の案内は可もなく、不可もなくといった文字の大きさ・速度で、次駅案内をはじめとした案内をしているのですが…それにしても何がどう悲しくて「府中競馬正門行き」なんざんしょ(^^; 行楽どきの隠れたお楽しみではあるのですが・・・


座席です。7人掛けの座席は4両編成と同じ茶色の座席です。6両編成になると、これがピンク色の座席になります。なお、車端部の4人掛けにも同じモケットが貼られた座席があります。
一度座席自体を交換したのでしょうか、どうもバケット形状がだいぶ前よりもはっきり、しっかりしているのですが、座り心地の良さは相変わらず、といったところでしょうか・・・。もう少し座面に厚みがあってもいいと思うのですが、適度に沈んでくれ、しっかりとボールドしてくれます。


車端部は4人掛けです。他の私鉄ではここの部分が「3人掛け」になっていることもしばしば見かけますが、この8000系では無駄なスペースをなくして座席部分を多めにとっています。画像は優先席の様子です。紺のモケットは落ち着いた色合いで、7000系の更新車などとは合っていない、8000系独特のものになっています。
袖仕切りがパイプ構成なので、空いている時はバケットとは言えどゆったりできそうですが、車端部の窮屈さは拭えません。


そして、優先席まわりの「優先席3点セット」です。ジャパネットにも小田急にもおいていない、京王オリジナルのものです!まず画像右の「携帯電源OFF」の吊革です。持つ部分での色は分別されていないのですが、その上の広告スペースで「OFFってね!」と区別しています。そして画像左の優先席ステッカー。こちら妻窓と側窓の2種類あります!!
さらに今回は・・・優先席マークのロールカーテン!!これでお値段・・・いや、違いますねコーナー(^^;
カーテンを閉めたとしても、そこが優先席であることがわかるように、工夫されています。お見事。


最後に車椅子スペースです。新宿方から2両目などに設けられています。吊革、握り棒ともに万全の装備。滑り止めのゴムもしっかり伸びているようですが・・・このあたりはうるおぼえです(殴
京王7000系更新車のページでも述べましたが、消火器の設置位置にはちょいと疑問です。
 
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