京王電鉄  5000系
 
  平成29年に登場した京王線のニューフェイスです。ニューフェイスが斬新すぎて8000系に出会った時のようなドキドキワクワクな感じが止まりません。乗っていても青帯が車窓から見えると「あ、すれ違った!」と妙にワクワクしてしまうものです(^^;;
平成30年の春から全車指定席の列車に投入されるとのことですが、一足早く平成29年の秋から10両編成の運用をこなしており、ロングシート仕様の車内を堪能することができます。
私が乗車したのは高尾山口系統の特急でしたが、相模原線や京王八王子にも乗り入れています。前面の非常扉がゆくゆく都営新宿線にも乗り入れるのかな?とこれもワクワクするところですが、まずは京王ライナー(と、それを取り巻く列車群)に期待したいところです。
(取材・撮影 京王高尾線他・高幡不動〜高尾山口)

 

 

 


車内全景です。ロングシート仕様とクロスシート仕様に座席配置を転換できるデュアルシートを搭載しており、このコンテンツではロングシート仕様のものをご紹介です。
4ドアの車内はだいぶこれまでの車両の様子とは違い、落ち着いた印象です。それでも鴨居部のクリーム色の濃さに思わず「おっ!」と思う部分もあるものです。立って乗る分には吊革はあまり目立ちませんが、クロスシートになった時にどのような景色が広がるかドキドキワクワクしてきます。


乗務員室との仕切りです。右に大きく寄った仕切り扉が斬新です。前面展望を意識したかのような横長の窓、そして嬉しい位置の握り棒は上の液晶ディスプレイとどっちを見ようかしばしば迷ってしまいそうです(^^;; それでも直線的な窓配置は京王の伝統を脈々と受け継いでいるようにも感じます。
仕切りには「防犯カメラ監視中」や「ナノイー搭載」などのアイコンが大小並んでいますが、ナノイーについてはラインフローファンの中なので、「あ、あった!!」というような発見は特段ありません。ちょっと寂しい…かな?

 
車端部です。全ての車両に車椅子スペースがついたため、両側とも座席が配置されているのは中間車のみになります。ロングシートも高く伸びた袖仕切りでちょっとしたコクーン感が出ているように見えますが、いざ座ってみると袖仕切りの銀の棒が視界に鬱陶しく入る程度で、空いていればドア上の液晶も難なく望めます。
京王8000系で着色ガラスや窓ガラスがぐいっと伸びたデザインの貫通扉を採用していましたが、この系列でも貫通扉のデザインにこだわりが垣間見えます。少し重たい分動きに鈍さを感じますが、そんなに車内を移動する事も車掌さん以外は無いかなぁと思います。


ちなみにこちらが貫通扉中央に描かれたデザイン。山をイメージしたか、はたまた機織りをイメージしたか…でも、飽きがこなくてちょっとノスタルジーなデザインがツボですし、しんご君を生み出した会社のクールな一面が伺えて満足です。。


車椅子スペースです。シートヒーターと非常通報機、握り棒の他に腰当てがつきました。座席指定列車が途中から指定席が無いお客さんに開放されることを考えると「満席時の保証スペース」に見えてしまいますが、通常の列車ではこの腰当ては単純に嬉しいですね。京王は駅のベンチも一部腰当てを採用しているので、この手のクッションは割とすんなりと受け入れられるのではないかと思います。
ただ、ヒーターのすぐ上の腰当…身動きできないラッシュ時にカチカチ山にならない事を願うばかりです。

 
天井周りです。液晶ディスプレイの模様が右の画像で、中吊り広告が無い天井にただただ驚きです。流れるCMは京王のものだけでしたが、そのうち増えてくるのかなぁ…と思います。
ラインフローファンを中心に、眩しさを抑えたLEDの間接照明を左右に配置、その外側がわずかながら盛り上がっている造形はなかなか複雑で、車内を少しでも広く魅せようとする工夫にもなっています。
面白いのが吊革で、9030系で採用された三角形の取っ手から丸い取っ手に変わりました。尖った部分を減らしてぶつかった時の衝撃を和らげる作戦でしょうか?丸から三角、そして丸に戻した経緯を知りたいです。向きも9030系や8000系更新車で見られた枕木と並行方向に握れる位置から枕木と垂直方向に握れるように変更されています。


床は木目調の柄をセンターに大きく配置、フットライン…というよりもクロスシート転換時の見栄えや車端部の貫通扉の幅を意識したものかと思います。ちょっと濃いめの木目調は机を思い浮かべる不届き者なワタシですが、大丈夫、公民館に良くある折り畳み机を並べてその上を歩くわけではありません。

 
ドア周りと鴨居部のLED表示器です。もうドアギリギリまで袖仕切りが迫っている点が見逃せません。それだけドア〜ドア間の座席転換にスペースが必要だったのでしょう。カクカクしたドアは6000系あたりを彷彿とさせます。取材した日は大変寒かったのですが、4ドア中3ドアを締め切る機能が大変身に沁みました(^^;;;
液晶ディスプレイは左側に広告を、右側に停車駅や次駅案内などを流しています。ロングシート運用時はなかなか液晶ディスプレイの表示バリエーションが楽しめそうにないですが…高尾山が四季折々の美しさを愉しめるように、この表示にも季節の愉しみがあると良いですね。
ドアコックのシール、蓄光仕様になっているのは京王ではすっかりお馴染みです。


側ドアです。ロールカーテンを備えていますが、明らかに座席が邪魔で、引く場所を選ばないと下まで引くことができません…。車端部の座席も同じオチなので、なんだか勿体ないです…。
また、LEDの照明の当たり方にも一因があると思うのですが、座席表示のステッカーが見難く、クロスシート仕様では特に自販機でライナー券を購入した際に座席を探すのに戸惑いそうです。ロングシート仕様では目立たなくて逆に落ち着くので、一長一短と言ってしまってはそれまでですが…。

 
ドア〜ドア間、ロングシートでは6人掛けになります。1人ずつ区分けされた座席は肘掛け周りに板形状を採用し、包み込むようなイメージを作ったのは努力賞モノです。
どこかで見たことがあるカラーリングだなぁと思って記憶をたどると京王高速バスのSシートを思い浮かべたのですが、実際、色の配置などでかなり違いました(^^;;
座ると台座の作りからか、隣の人が座ったり立ったりするたびに少しグラッグラッと揺れます。ただ、L/Cカーという構造的な制約の中で、モチッとした座面の作りはちょっと新鮮でした。高尾山口からの特急運用、座れたら9000系のような汎用車よりも少し落ち着いて移動できそうです。そして、クロスシートモードが楽しみです。

 
車端部のロングシートです。ドア〜ドア間の座席では台座の関係でチラ見程度だったコンセントがこちらではしっかり確認できます。ただ、ロングシート仕様では使えないようです。また、背もたれの上半分のモケットが若干赤みがかっています。私的にはこちらのカラーリングの方がお気に入りです。
こちらはずっとロングシートの仕様ですが、座面の裏側、フレームとクッションにくっついたマジックテープが剥がれかかっている座席が散見されました。座ってビックリ、バリバリ下から音がするので何かと思えば…(^^;; これにより、座面が動きやすくなってしまっている点は早めの対策が必要かと思われます。
右の画像は撮り方的に真ん中の座席が広く見えますが、両端の席に両側とも肘掛けが設けられれば、見た目的なハズレ席は回避できたと思うのですが…せっかくの固定座席だけに、もう少しこだわって作って欲しかったです。


袖仕切りです。座ると確実に視界に銀のフレームがチラチラして落ち着きません。縦方向はまだしも、横方向上の銀フレームが視界上邪魔です。な、なな、なんでこんなデザインになったのでしょうか…。

クロスシートモードでの乗車体験が非常に楽しみになってきました。つづく…(ニヤリ。
 
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