京王  井の頭線1000系[5次車]
 
  京王1000系といえば井の頭線の主力車種としてすっかりお馴染みですが、2008年度増備車からはこれまでの外観を改め、フルカラーLED表示器の搭載やピート無しの外観となりました。なかなか1000系っぽくない雰囲気というか、3000系により近づいた印象もあります(^^;;

3000系と入れ替わるように井の頭線で導入が進んでおり、2010年春の時点ではラッシュ時のみならず昼間でも急行、各駅停車両方で走っている姿をよく見かけます。そうそう、各駅停車の時は側面のLED表示器に次駅表示や永福町での急行待ち合わせがあるかどうかを表示してくれるので途中駅からの乗車も迷う事が無いようフォローしています。

(取材・撮影 京王井の頭線・吉祥寺〜明大前)

 

 

 


車内全景からご覧頂きます。4ドアロングシートは従来の1000系と変わりありませんが、だいぶ車内の雰囲気は変わったのではないでしょうか。1000系初期車が8000系を念頭に置きながら車内を構成していったのと同じことを今回もやっており、都営地下鉄直通車両としてもお馴染みの9030系を念頭に作られています。ただ、9030系よりも車内幅は若干広くとられており、その分見え方も違ってくるのでは…と思ったのですが、画像で見る限りではあまり差がないように感じます。


乗務員室との仕切りです。ここは1000系っぽさが出ており、9030系では中央にあった仕切り扉を右に移設して大きな仕切り窓を設けています。前面向かって右側に非常口があることも考慮しての配置、スッキリした印象に仕上がっています。
この部分で床付近の壁の丸みが実感できると思いますが、同時に吊革が最前部まで伸びている事から先頭車が混むという事実がより実感できるのではないでしょうか。

 
車端部の模様です。京王は車端部が全て優先席及び「おもいやりゾーン」指定になっているため、構成も車椅子スペースの有無のみ、2種類だけになっています。右の画像が車椅子スペースつきの車端部です。
貫通扉は下に長く伸びた窓を用いています。それを収める戸袋に窓がないため、より「おもいやりゾーン」がしつこいぐらいに目立っています。でもそれでいいんです。それが黄色の役目なんですから。
貫通扉のない貫通路の踏み板を黄色く塗っている点も含めて、このあたりの見た目は9030系と大差ありません。


車椅子スペースはとにかくシンプルに。乗車時間そのものが短いということもありますが、立客が多い分凹凸をあまりつけたくないという思いがこもっていそうな作りになっています。非常通報機もあまり目立たない端の方に設置されています。

車椅子スペースは吉祥寺寄り先頭車両に設けられています。なお、ここも黙っていても「おもいやりゾーン」です。


天井です。ところどころラインデリアが設けられており、その周りをFRPの成形板で覆い、さらにその外側を剥き出しの蛍光灯が並んでいます。もうお馴染みの通勤電車スタイルです。
吊革の設置位置を下げた関係で、通路を歩く人にぶつかる危険性がある車内中央付近の吊革は設置位置が上がるよう棒の形状に一工夫加えています。それが奥の方に続いており、奥行きを演出するデザインにも見えてきます。さしずめE3系「こまち」の天井仕上げの通勤電車バージョンといった具合でしょうか。
もちろん、3000系よりも奥行きはあります(^^;;;


床です。こちらはフットラインを設けたアイボリーの柄物で、ドア付近には黄色い滑り止めマットも設けています。
これも9030系譲りの工夫。1000系全体に普及するかどうかは今後の見物です。


ドア周りです。LED表示器だった1000系と比べて、かなり頭でっかちになってしまった印象は拭えません。
ドア仕上げも光沢の効いた銀色になっており、センターの黄色い縦のラインを押しのけて銀色が十分目立っているようにも感じます。窓の支持方法も含めて、既存の1000系とは一線を画すものになっています。また、頭でっかちに見える点は網棚の位置も原因の一つかもしれません。窓枠ぎりぎりに位置を下げ、より使いやすくしています。

 
液晶ディスプレイが設けられた鴨居部の様子です。各ドアとも同じ仕様になっています。
ワイド画面の液晶ディスプレイには各駅の位置をはじめ次駅情報、乗車時の案内など京王デザインで随時案内が流れています。その右側は広告枠ですが、大きさが液晶ディスプレイ専用の物になってしまっています。
今は自社の広告を入れていますが、なかなか売れにくそうな枠になってしまっている点は否めません。一昔前の「百草園」の広告枠状態です。


側窓です。着色ガラスを用いており、ドア窓とは景色の色合いが異なって見えます。
網棚が低い分広告に影が落ちやすくなっていますが、使い勝手とのバランスを考えるとやむを得ないところでしょうか。


座席です。まずはドア〜ドア間の7人掛けからご覧頂きます。
バケットシートは袖仕切り以外は9000系でもお馴染みのもので、形状こそしなやかなものの座ると背面と座面の不協和音が愉しめる、ちょっといただけない片持ち式の座席になります。せめてもの救いは乗車時間が短い井の頭線…というあたりでしょうか(^^;;
モケットのピンク色は落ち着きながらも鮮やかな色で、8000系から採用し続けています。個人的にも優先席との相性も含めて好きな色ですが、ちょっと汚れが目立ちやすい難点もあります。


優先席は4人掛けです。この4人掛けは少々タイトなのは8000系の頃から感じているのですが、井の頭線1000系も頑なに4人掛けにこだわっています。
窓枠が端から少し離れて設けられている事から、一番端の席は思いっきり壁にもたれて寝る事ができそうです。ただし、ここは優先席。眠い人優先ではありませんので悪しからず。


最後にクローズアップ袖仕切り。丸みを帯びた形状になっていますが、この形状の差が直線的な袖仕切りの9030系との僅かな違いにもなります。丸みを帯びたスタンディングポールにマッチしていますが、機能的な差はあまりありません(^^;; 強いて挙げるとするならば長い傘がかけにくくなったことくらいでしょうか(^^;;;

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