鹿児島市交通局  2110形
 
  鹿児島市交通局の主力車両として朝から晩まで活躍している2110形。製造年によって車番が2120形、2140形と派生していますが、このコンテンツでは2110形としてまとめて取り上げます。
この画像からは伝わってきませんが(^^;; 前面には傾斜がつけられており、今見ても斬新なデザインが光ります。生まれは1991年とのことで、足回りも含めて若く見える・聞こえる点が羨ましくも感じます(^^;;
製造したのはなんとJR九州の鹿児島車両所とのことで、残念ながら銘板は見てきませんでしたが、鉄道会社が他の鉄道会社から車両を作ってもらうという関係はこの時代から成立していたようです。
VVVFインバータ制御という点でも少し先進的な印象ですが、2階音目の加速がなかなかグググッと引っ張られる感じでこの車両独特の「くせ」のように感じました。ぜひお試しあれ。
(取材・撮影 鹿児島市交通局・鹿児島駅前)

 

 

 


車内全景です。2ドアは前中ドア仕様でオールロングシートの車内です。
天井周りがスッキリしていることもあり、なかなかの開放感でお届けできていることかと思います。ただ、乗務員室周りは外観画像のとおり端から中央に絞られていることもあり、実際に座るとやや窮屈に感じるのではないでしょうか。
鉄道会社が作ったということでJR九州の鉄道車両っぽさを探してみたいところですが…天井周りの冷房吹き出し口が精一杯といった具合で、これより前に広島電鉄で作られたいわゆる「軽快電車」と似たところを探す方が簡単そうです。


乗務員室周りです。画像のように乗務員さんが乗らない進行方向後ろ向きの乗務員室周りは黄色い棒で出口付近に立ち入らないようにしています。運賃箱がステップ2段を経て出口に到達する右側に運転スペースとの仕切りも兼ねて設置されていますが、運賃箱の設置位置と向きをうまく調整してスペースを作っています。これなら窮屈ではありません。
仕切りの右側には厚手のカーテンで客室からの光を遮れるよう工夫されています。また、蛍光灯がついていない左奥の照明にはカバー代わりのスリットが入っており、出口ドアと点灯・消灯が連動できるようになっています。他の蛍光灯もそのスリットをつければ少しは格好良かったのですが…(^^;;


デジタル時計とLED表示機です。経年劣化に耐えられず引退…という表示機を何度か見たことがありましたが、この車両は元気に稼働するケースが多かったです。LED表示機も角ドットで懐かしさを覚えます。


天井は昼間の画像でご覧ください。消灯時のもので、蛍光灯がカバーこそないものの一寸引っ込んで設置されている様子がよくわかるかと思います。天井の高さに余裕がない路面電車の照明設置における一つの解答になります。見た目スッキリしている点は好印象です。
吊革や握り棒が幅を利かせる中、冷房の吸い込み口が銀色のカバーでなかなか目立ってしまっています。ここもアイボリーだったら目立たないのですが…JR九州の817系でも黒で目立つ仕様なので、色がついていた方が整備をする上では好都合なのでしょうか?


床はアイボリー一色です。ステップの部分にはさすがに黄色の滑り止めがついています。

 
メカっぽい雰囲気が萌えポイントとしては非常に高いドア周りです。出口が左の画像で入口は右の画像です。どちらも折り戸ですが、ドア幅に合わせて枚数が違います。そうそうノンステップバスになってからは下火ですがこういうドア、バスでも流行っていましたねぇーとちょっとだけ遠い目で話したくなるドアです。ドアエンジンも座席下から一部分顔を出しており、このあたりの格好もバスそのものです。
白で塗装されており、鴨居部の上は赤い線が入っています。

入口・出口ともに後年IC乗車券のタッチパネルが設置されましたが、この形式に関しては折り戸だったことが幸いして袖仕切りの車内寄り、つまりステップを上がる最中にタッチできる好位置に設置されています。入口も左右2ヶ所なので乗車するお客さんが多いときでも余裕で対応できます。


窓は上部が開閉できるタイプです。広告で桟が見えませんが…(^^;;
厚手の横引きカーテンが良い感じです♪ さすがにロールカーテンをつけるには厳しい窓の高さですが、質感の高さが車両全体の格を上げているように感じます。

 
座席です。両側ともこの2種類で形成されています。座面が青いモケットは優先席を示すもので、左右両側ともドア脇の1席分が充てられています。また、乗務員室に隣接した座席のみ若干車内中央側に向かって斜めになっていますが、この気の配りようはなかなかです。
背もたれが低い割には座面が厚めになっており、急加減速が激しい路面電車部門の中では姿勢をキープするのが難しい方のカテゴリーになってしまいそうな座席です。その分沈み込みはなかなか良いので直線で駅間距離が長いとついウトウトしてしまいそうです。
そそ、鉄道パーツとしてはなかなか座面下のヒーターは見ませんが…どこから調達したの、JR九州さん??


袖仕切り…の上には降車ボタンが。間違って押してしまいそうなポジションですが、小さなお子様には良いかもしれません。大きなお子様的にはこの手の降車ボタンはいかにも古そうに見えてしまいますが、鹿児島市交通局では新しい低床車でも使っており、まだまだ勢力が衰えることはありません。降車ボタンのデータを収集している方にとっては地味に穴場かもしれません。
 
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