ダイナープレヤデス -JR西日本「トワイライトエクスプレス」食堂車 スシ24
 
  深緑の衝撃。従来の「ブルートレイン」の枠を打ち破った豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」。A寝台の個室「スイート」を目玉に、大阪と札幌をほぼ1日かけて結んで15年。その間、この列車の「醍醐味」の一つを提供して来たのが、今回の「ダイナープレヤデス」、そう、食堂車であります。特急電車の食堂車に使われていた車輌を改造し、フランス料理のフルコースを提供する事ですこぶる話題になったのもつい最近の出来事のよう。15周年を機にもう一度車内をリフレッシュし、1列車辺り3回、あるいは4回の営業をクルーと共にこなしています。
ちなみに左の画像ですが、手前が青森方面、奥が大阪方面になり、一番手前の扉は食料などの搬入口として使われています。え、誰ですか?外吊り戸だけでお腹一杯になっているのは・・・?
(撮影・取材:北陸本線他・札幌〜京都駅)

 

 

 


食堂内に入る前に、まずは厨房隣の通路をご覧頂くことにしましょう。
ちょっと暗い画像になってしまってすみません。木目調、金の手摺、そしてグレーのカーペット。落ち着いた佇まいは早くもここから感じさせてくれます。木目調は先ほど言った「15周年記念リフレッシュ」の最重要ポイントで、ここに限らず各車輌のデッキや、扉などにもふんだんに使用されています。


はい、逆サイドです。手前右の窪みは手を洗うための機器になります。食堂車必須アイテムです(^^)
壁にはその機器の他、ちょっとした写真が2〜3点飾ってあり、「北への大地」のムードを少しずつ高めてくれます。

ちなみに突き当りを進むとサロンカーになります。つまり、B寝台にお泊りの方は必ずこの通路を通ることになります。
えぇ、自分も貧乏なので・・・(^^;;

さて、トホホな事はほっといて、さっそく食堂の中、入ってみますか。

食堂、全景です。営業休止時間中の撮影なので、早くも食器が並んでいたり、ちょっと乱れたりしているのはご愛嬌ということで(^^;
どうでしょうか、この高級感漂うムードは・・・。電球色の暖かさと「レトロ」を前面に押し出した、逸品です。

1号車の方向に向かって、左側は4人掛けのテーブルが4つ、そして画像奥の方に2人掛けのテーブルが一つ。
右側は2人掛けのテーブルが5つ、並んでいます。
下り列車では夕景が眺められる(らしぃという)「丁度いい時間帯」にディナーの1回目があるのですが、日本海の夕景が眺められるのは2人掛けのテーブルになります。


車端部にずたずた進んでみました。
中央部にはガラス張りの引き戸。そこを突き破る・・・いえいえ、押して出ると、A寝台の個室が続く事になります。
やはり色鮮やかなステンドグラスに目を惹かれるわけですが、ここも木目調で攻めている分、周りの明暗がすごく美しいです。

昼間は別の雰囲気になるのですが、残念ながら今回は撮っていなかったりします(^^;; またの機会・・・って次はいつになるんでしょうか_| ̄|○ 誰か旅費ください(^^;;;;


ステンドグラス、どアップです。「だから?」と言われてしまえばそれまでですが(^^;;
北海道の「北斗星」のようなJRマークは入っていないものの、このステンドグラスの「主張」が果たして「トワイライト」とどのような関係があるのか、ちょっぴり謎であります。

・・・・・・いや、ここは単なる模様、飾りとして捉えた方がいいですね。深入りしすぎてムード壊したくないですし。
と、いうことでじっくりどうぞ。


先ほどとは逆サイドになります。厨房側を撮ってみました。
こちらにもステンドグラスがついているのですが、よく見ると3枚とも絵柄が微妙に異なる事が伺えます。

厨房の雑然とした空気と食堂内とでは全く違う空気が流れており、なんだか普段はなかなか見れない物をつい見てしまった、或いは厨房と食堂の間では全然違う車輌なのかもしれない、そんな感覚でした。


天井です。カバーつきの証明に、丸いのが特徴でもある、冷房の吹き出し口が所々に設けてあります。
このあたりの作りは「レトロ」を前面に押し出しているのかもしれません。
ただ、その一方で2列に並んだカバーを見てしまうと、種車の熱き青春の日々を思い出さずにはいられない方もいらっしゃるのではないでしょうか(^^;; 自分はそのような年代の者ではありません。きっと。


更に、輪をかけてレトロな雰囲気を出しているのがこの荷棚、そしてランプです。
どちらも演出用の様相で、実際に使っているわけではなさそうです。営業時は(^^;;

やはり夜のダイナープレヤデスは熱燗よりもビール、ビールよりもウィスキー、ウィスキーよりもワインが似合いそうな、大人のためのちょっぴり洒落た、語らいの場であるようです。この雰囲気、まだ自分には早かったかもしれません(^^;;;;


床もとりあえずチェックしておきますか。真紅の絨毯が端から端までしっかり敷かれています。
高級感の演出の他、足音を消す役割もあるので静粛性を保つ効果もあります。


さて、いよいよテーブルや座席へといきましょう。
こちらは2人掛けです。電球色のランプがここでもいい雰囲気を出しています。このあたりの造作のシンプルさが、窓の上や妻面の華やかさと相殺しあっているかのようです。


そしてこちらが4人掛け。朝食時にはブラウンのテーブルクロスで、パブタイムまでは更にその上に白のテーブルクロスがかかっています。座席は硬めで繊細なデザインのものになっており、エンジを基調にしたモケットを囲った、フレームの黒が引き締めています。このあたりは北斗星のJR北海道編成と趣を変えており、トワイライトならではの「個性」ではないでしょうか。
もっとも座席の細い脚を見てしまうと「ウェストひかりのビュッフェの血筋か?!」なんて思ってしまうのですが、そんなこと思うのは間違いなく(高)だけです。重症ですね、トホホ(^^;;


さて、テーブルには3つの「スイッチ」があります。
絵から察するに、左からヒーターのオンオフ、ランプのオンオフ、そしてカーテンの上げ下げのスイッチかと思われます。
残念ながら自分は操作し損ねてしまいました(><) ただ、あの雰囲気に飲み込まれると、多分「押してはいけない」モードになってしまうのではないでしょうか(^^;;。


さて、食事も終わって、お腹一杯になったところで、これからサロンカーでもう一杯やることにしますか。
ごちそうさまでした。おやすみなさぁい。

あ、お休み前に、こちらをごうぞ。→トワイライトといえば、この会社。JR西日本フードサービスネットです。
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