JR西日本境港線  キハ40[鬼太郎塗装]
 
     交通の要所である米子から北へ北へとあがって行く境港線で走っているのがこのキハ40。当初取材予定は無かったのですが、乗車予定だった「やくも」が遅れて到着したおかげで少々お邪魔して何枚か撮影できた次第です。 さて、下地は首都圏色と呼ばれている朱系統の色ですが・・・視力が悪い(高)が肉眼で見てもわかるくらいデコレーションがなされています(^^; なんでこんなデザインの列車が走っているのかはさておいて、注目して頂きたいのがあわせて4灯あるライト。それぞれ「目玉のおやじ」が描かれているのですが・・・テールライト点灯時には「充血」そしてヘッドライト点灯時には「白目」・・・目薬だけでは処置できそうに無いと思うのは(高)だけでしょうか。
 
(撮影・取材:JR境港線・米子)
*一部画像で広角レンズを使用しています。

 

 

 


 側面もこのように妖怪っぽい(^^;デザインが続きます。で、なぜに妖怪?と言うと沿線の境港市にて漫画家の水木しげる(アニキ!ではありません(ぉ )さんの故郷ということで、氏が描いた作品を中心に、ブロンズ像にして展示したり、「水木しげる記念館」を作ったりと「妖怪たち」で町おこしをやっているそうで、その一環として妖怪をペインティング、境港線で走らせているとのこと。
 1993年にキハ40形による初代デザインが登場した時は「ヨット列車」「水鳥列車」を押さえて一躍有名に。当時の報道によると沿線の子供が「鬼太郎列車じゃないと乗らない!!」と駄々をこねたとか(^^;;; 2000年に現行デザインが何パターンか登場、5両のキハ40・キハ33にペインティングされ、現在に至ります。その同車、時々イベントの「主役」になることもあったりするようなので、お出かけ前に境港市観光協会やあたりをチェックしてみるといいかもしれません(^^;;


車内の様子をがばっとご覧頂いております。画像ではクロスシートだけの構成に見えなくも無いですが、デッキなし、2ドアセミクロスシートの構成。便所は画像とは逆サイドにあります。
ワンマン化、冷房化共に終えており、乗務員室との仕切り周辺に運賃箱などのワンマン機器が、網棚の上にいくつかごっつい冷房機器を搭載しています。それにしてもこの冷房機器、結構存在感ありますね(笑)
床は灰色で側窓や座席のフレームなどと共にこの辺りは新造時から変わっていないみたいですね。そのせいか少々沈んだ雰囲気になってしまうのはやっぱり「妖怪列車」だからでしょうか(^^;;

で・・・天井が妙に黄色いなぁと思われた方、貴殿の隣にヌリカベとか寝ていたりしませんか・・・?(ぉぃ
いや、貴殿の眼は素晴らしいです。なぜなら現実問題として・・・次の画像、注目?です。


位置が位置だけにみにくい画像なのですが、天井を見上げています。なんと丁寧に黄色で塗られています!!黄色&模様つきのフィルム?を貼ったのかもしれませんが、キレイのヒトコトに尽きます。扇風機のまわりとか、びっちり計算どおりに塗装されているわけですから尚更。通勤電車みたいに中吊りが無い分天井をピンポイントで見る機会が無さそうですが、それだけに見つけた時に驚く方も中にはいらっしゃるような気が・・・。


ロングシートを見てみます。茶色のモケットで7人掛け。ちなみに反対側は便所とロングシートが3人分設けられています。幸いにも?便所の扉はロングシートの反対側についていないのでご対面〜は無いそうです(^^;特徴的なのが袖仕切り。パイプ構成に中途半端な鉄板をくっつけた格好になっています。ゴミ箱を設置した際に「溢れ対策」にでも取り付けたのでしょうか。


反対側のロングシートからクロスシートとの仕切りを見ています。見事なまでにツルンッ!としていますが、灰皿の取り付け跡が残っています。うーん昔はロングシートでも吸えたんですね、タバコ・・・(^^;;;
クロスシートは残念ながら撮影していませんが、やや暗めの緑色のモケットに灰色のフレーム、肘掛けはクリームのものを採用しています。基本的には2人掛けの座席が向かい合うように2組並ぶ「4人1ボックス」ですが、1両辺り2箇所だけ画像のような「2人1ボックス」で設けられているところがあります。足が伸ばしにくいと言う点では空いている時の「4人1ボックス」の方が勝りますが、一人、いや二人旅の時とか結構重宝するのではないでしょうか。ちなみに側窓は「2人1ボックス」に合わせて他のところの半分の大きさ、つまり縦長のものになっていて外観からもわかるようになっています。

しかしながら・・・東日本のキハ40で「2人1ボックス」で見た記憶が無いのは・・・(高)だけでしょうか・・・


やってきました妖怪市民懸賞・・・もとい憲章(^^;;;
「鬼太郎」をはじめとする妖怪の説明になっているようですが・・・一度会ってみたいものです。「妖怪市民」の方に(ぉ
便所とロングシート部分を隔てる壁に設置されています。


ドアにはステップがついているのですが、周りの派手さに比べるとちょっと地味ですね。
そしてその奥の便所の壁にも・・・なんとドでかい「鬼太郎」と「ねずみ男」の絵が・・・!!・・・途中で切れているのは(高)の撮影技術のせいです(^^; ここまで手を加えるとは・・・JR西日本の「本気」を垣間見た気がします。とすると・・・「クリーンな旅を」と書かれた青いゴミ箱も何とかしてほしかったなぁ・・・なんて。いや、何事もほどほどがいいんですよね(ぉぃ

ところで便所の中は開けなかったのですがこれでトイレの花子さんでもいたらそれこそブラックユーモアですよね。
開けた瞬間「何か用かい?」
・・・やはり何事もほどほどがよろしいようで(汗
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