JR西日本  115系2000番台[山陽本線・下関地区]
 
  山陽本線といえば新快速が颯爽と走るイメージがどうしても先行してしまいますが、姫路から西では115系や113系などの国鉄形電車がまだまだ主役。特に広島・下関地区の115系は、そのスタイルから中身までとことん細かい部分も含めたバリエーションが豊富で、昔からファンの心理をぐっと掴んだまま離しません。もうそろそろ離して欲しい方もいらっしゃるかもしれません(^^;
 今回紹介する115系も山陽本線の下関地区を中心に活躍する車輌で、115系の長い歴史の中でも比較的歴史の浅い2000番台、つまりクロスシートのシートピッチを拡大した車輌になります。外観も内装もそんなにずば抜けてスゴイ!物では無いのですが・・・?!
(撮影/取材  JR山陽本線・新山口)

 

 

 


車内全景、いつもよりも短めにお送りしています。
薄緑の化粧板に白く丸みを帯びた天井、モケットこそは色が青ではないものの、まさしく「正統派国鉄近郊形電車」を今に伝えようと心がけている様子がひしひしと伝わってきます。3ドアセミクロスシートの車内です。
下関だから「もっとファンキーな車内を期待していたのに・・・」とお思いのあなた、諦めるのはまだ早いですょ(^^;;
トイレは4両編成のうち1箇所のみ、下関方先頭車についています。


さらにクロスシート2つ分ぐぐぐっと迫ってみました。車端部はこのような状態です。
JR西日本では視認性向上のためでしょうか、貫通扉の窓を広げている車輌に出くわす事が多いのですが、この編成ではその素振りすら見えません。
また、妻窓はクロスシートの背もたれの関係で設ける事ができないため、トイレと優先座席の間の通路は若干暗くなってしまうかもしれません。こればかりは構造上仕方が無い事なのですけどね・・・(>..<)

ちなみにこの編成の一番の醍醐味、すでにこの画像で一つ出て来ています。みつかりましたか?


逆サイドです。ここもやっぱり・・・これだけ見ていると東北本線を突っ走りそうな勢いになりそうですが、こう見えても山陽本線での取材です。念のため(^^;;
乗務員室の背後のロングシートと助手席部分(画像向かって右側)のロングシートの長さが異なるのは他の車輌と同じで、前者は2人掛け、後者は3人掛けになります。乗務員室のスペースが大きく拡大されている印ですね。
その乗務員室との窓ガラスの右側には円形の温度計が設けられています。昔ながらのレトロな雰囲気の逸品ですが、中にはしっかり青い記号で「JR」・・・・・・。


天井はフラットではなく、冷房関係のダクトが大きく一段「ぼこっ」と下がった格好になります。そのダクトの下の面には固定で小さい冷房吹き出し口がぽこぽこっと設置されています。この車輌には扇風機がついていなかったので、均等に冷風が回るかどうかがちょっぴり心配であります。
扇風機が無いのは誤算でしたが、やはりここも何の変哲が無さそうです・・・が・・・?!


床もグレー一色で何の捻りも加えられないまま国鉄オーラをそのまま漂わせています。
モケットの茶色との「地味」という点での相性はバッチリ!これでココロを落ち着かせて瀬戸内海を望む事ができるわけですが、個人的にはこの車内で某「♪エンヤ〜」の掛け声と「○」印の幟、そしてよくわかんないけど美味しそうなお魚&赤い紙パックでお馴染みのとあるお酒のCMロケにぜひとも使っていただきたいなぁと思わずにはいられませんでした。なぜ?と自分でも問い詰めたい気分(^^;;


扉もやっぱり無塗装のステンレスで、JR西日本仕様のドアステッカーの他にも「弱冷車」を表すステッカーが貼られています。また、鴨居部に置かれている路線図は広島支社お馴染みのもので、東は岡山から西は下関まで、山陽本線を中心にばっちり掲載しています。この鴨居部のドアカバーが大きいのも115系の特徴で、ドアの存在感が一層増します。
115系なので手動扱いでドアの開閉ができるのですが、これまた重いんですよね・・・ぴっちり閉まらないこともありますし。更新車はドア開閉ボタンを設置していますが、このような更新改造未施行の車輌にもとことんつけてほしぃなぁ…。


窓枠は頑張れば全開もできる昔ながらのもの。ちなみに上段の窓は中途半端に開ける事ができません(^^;;
衣文掛けや席番プレートは標準装備なのですが・・・なぜかテーブルがありません、この車輌orz


ロングシートです。この車輌では2種類、ドア〜ドア間で大活躍の2人掛けと車端部で大活躍の3人掛けの物です。
どちらもバケット形状ではなく、モケットも茶系一色と非常に地味なものですが、少々はねかえりがキツいながらも期待に応えてくれる沈み込み量はさすが国鉄形車輌。座面の奥行きも含めて、閑散時にはなかなか寛げるシートになっています。
ただ、現状が維持できるのは果たしてあと何年なのでしょうか・・・と考えると、ちょいと不安が…(^^;;


ボックスシートの様子です。こちらも先ほどのロングシートと同じ茶色のモケットを使っています。
窓側に肘掛けが無いことや、背もたれが画像で感じる以上に切り立っていることから、思った以上に窮屈に感じるかもしれません。ただ、座席どうしの間隔だけは若干ゆとりがあるかな〜といった感じがします。冒頭の「シートピッチ拡大車」の成果ですが、「膝同士がぶつかりにくくなったかなぁ〜」くらいのもので、別に足を伸ばした時に反対側の座席にあんよが届かなかった!!なんていう衝撃の事実はございませんので念のため(^^;;;

この座席で瀬戸内海を眺めながらのんびり移動するのもなかなかなモノです。


優先座席をステッカーと絡めてどうぞ。このようにモケットとは何ら関係のない緑の枕カバーで優先座席だよ〜というのを明示しています。また、ピクトグラムを1人分ずつ描いている関係で、この優先座席のみ着席区分が設けられています。
JR西日本もうまい事を考えました。コストダウンもありますが、何と言っても目立ちますからね。

さて・・・この編成のディープな部分その1は、この優先座席の隣、トイレにありました・・・・・・。


き、きえかかっているではないですか・・・・!!これこそ「テレポート山○」って・・・冗談言っている場合じゃないですよ奥さん!!
まさか・・・トイレの花・・・・・・輪君の仕業でしょうか... 場所柄ちょいとガクガクプルプルしてしまいました。

この編成のディープな部分その2は、一転して華やかです。

・・・・・・・・・あれ?!
そうなんです、この車輌、所々異なった吊革がのほほーんと登場するんです(^^;;
恐らく奥3つの灰色バンドの吊革がこの車輌のオリジナルだと思うのですが、なぜに貴方が・・・(^^;;

ちなみに一番手前の吊革は国鉄末期に収入アップを目指して作られた広告枠つきの吊革です。ちょうどゴムバンドが見えている部分から取っ手部分のてっぺんにかけての縦長の部分に広告を差し込む要領で、関東地区では103系や201系などで見られました。現在関東地区では隠れた絶滅危惧種として地味にお馴染みですが、遠く離れた下関地区で何本もの彼らが今尚活躍しているとは…いやぁ初めて見た時にはビックリしました。「なんでこんな所で残っているんだ〜〜!!」と。


このように広告枠つきのモノが多い区画もあるわけで…車内学的には握り比べが一度にできてしまうスグレモノです。

古いものを大事に使おーという精神はわかりますし、理解できます。
ただ、何事もほどほどがよろしいようで・・・


・・・・・・♪だんごさんきょーだぃ(♪ちゃんちゃん)・・・・・・orz
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