JR西日本  キハ47−7003[みすゞ潮騒指定席車]
 
  2007年に走り始めた山陰本線の観光列車「みすゞ潮騒」の指定席車です。既存のキハ47形を改造し、自由席車と2両で2往復…のはずだったのですが、登場時からしばらくの間は下関と滝部の間を1往復、間合運用で入っていました。
取材はその時のもので、指定席料金は車内で払った記憶があります。時刻表は指定席のマークはついていなかったのですが…(^^;; 画像はホームに据え置かれる前、留置線でスタート展示をしているものです…みずみずしい競艇のような表現ですみません(^^;;;
列車はその後「○○のはなし」にリニューアルを遂げ、車内が基本手つかずだった自由席車もしっかり改造、塗装も一新することになります。なお、当たり目が出たわけはありません(殴
今回は2号車、指定席車の車内を紹介します。
(取材・撮影 JR山陽本線・下関 他)

 

 

 

 
車内全景です。左の画像が乗務員室側、右の画像が車端部側で、トイレと自由席車はその先にあります。
固定窓が海側で、下関発では進行方向左側になります。山側は従来どおりの窓配置ですが、横引のカーテンがあるだけで雰囲気がだいぶ違いますね。 ドアは車端部側のものだけで、乗務員室側のドアは埋められています。
間接照明を採り入れて、座席から下も手が入りなかなか軽快なイメージに仕上がった印象を抱きましたが、天井の重たいクーラーや配管、そして場所を移した扇風機…元々の車両を深く知っている身としてはカオスという3文字が真っ先に浮かぶのではないでしょうか(^^;;


乗務員室との式きりです。ちょうど三角の窓の部分にドアがありました。フリースペースということで八角形の窓と絵が飾られた立席スペースですが、車内販売の取り回しなども考えていたのでしょうか。
種車の関係もあり、仕切り窓は乗務員室の扉だけになってしまっています。これは風光明媚な山陰本線にして実に勿体ないと思います。○○のはなしもここの仕切りの窓は変わりません。
で、その仕切り窓の扉、ドアノブから取っ手に変更されています。みすゞ潮騒の運用時、イベントの妨げにならないような配慮かもしれません。

 
車端部です。○○のはなしではフリースペースと売店になっている区画ですが、みすゞ潮騒の頃は売店と座席を展開し、海側は4人1組のクロスシートでした。取材したのは普通列車だったので売店は営業していませんでしたが、照明は右の画像のとおりついていました。基本は飾り気のない白い壁ですが、色々と工夫してあるのが手に取るようにわかります。また、跳ね上げ式テーブルの下をよく見ると売店の床が少し上がっていることがわかります。これ、乗務員さんとお客さんとのやりとり…視線が合いにくかったのではないかと余計な心配をしてしまいます。

隣の車両の扉もそうですが、キハ40系列では妻面扉の交換をした車両をあまり見かけない印象があります。窓ガラスが下まで伸びた先にあるのは…トイレです。

 
天井です。ひととおり貼り替えられた天井はきれいになって、元々の蛍光灯の位置からちょっと内側にずらして間接照明になりました。また、電球色の照明を中央に配してちょっとお洒落なムードにリフレッシュしています。しかしまぁ、冷房装置の存在が目立つこと目立つこと…(^^;;
扇風機はところどころに設置されています。左の画像では海側に2つ設置されている様子が見えますが、山側にも設置されています。だったら真ん中でブルンブルン回した方が車内の空気が良いように混ざる気がするのですが(^^;; この扇風機は○○のはなしでも設置されているようです。

 
プリント柄が通路に展開する床です。一応海側の座席の背もたれに手すりがあるように見えますが、この座席は向きを変えることができるので、手すりがまったくない状況も想定されます。そのような状況でこの階段のような床…ちょっとフラフラしそうです(^^;;


ドア周りも愉しい装飾が施されています。床も含めて「アール・デコ調」の模様とのことですが…美術センスが乏しい私には小並感の感想しか思い浮かびません(^^;; それよりも見てください化粧板が貼られた美しいこのドアを。キハ40系列で化粧板が貼られたドアはそうそう多くはありません。自動ドアのボタンもスッキリ設置されていて、ここだけ見ると新車のような美しさです。
鴨居部には「みすゞ潮騒の旅」ということでイラストマップが設置されています。ビュースポットより温泉の紹介の方が充実しています。えっと…みすゞはどこ行った?!


ドアスイッチです。車外側には特段説明書きがありません。ツルンとしたボタン周りの蓋が特徴で、それこそコラ素材にできそうです。

 
どさんこラーメンが車窓に映える窓周りです。山側・海側ともに一新、特に後者はワイドな固定窓に仕上がっています。ただ、座席と柱の位置が微妙で、中には座ると目の前に柱が…という悲惨な席もありますが、座席番号プレートの位置がそのいびつな関係を表しているかのようです。
荷棚は海側・山側ともにありません。スーツケースの置き場がないので、荷物が多いとちょっと居心地狭く感じそうです。売店の脇あたりに荷棚があると使い勝手が良さそうでしたが…

 
海側の車端部の座席は4人1組のクロスシートです。誰ですか、ファミレスみたいと言っている人は?!
レザー張りの座席に一新し、座面に縫い付けを設けて一応着席区分を設けています。ヒーターは窓側に配管を設けていることもあり、通路側の脚はファミレスのそれを彷彿とさせるものになっています。それでいて固定式のテーブルがあるので足元狭め、座席幅も改造前のクロスシートよりもわずかに狭めで、ひじ掛けが無い分狭さを感じさせないような作戦だったと思われます。
座面に対して背もたれが低めでアンバランスなスタイルでしたが、この座席、○○のはなしでは撤去されてしまいました。

 
山側はどの席も2人1組のロングシートでした。左の画像はやはり○○のはなしで撤去された売店とドアの間の席、右の画像はドア〜乗務員室の座席で9組備わっています。こちらは表地を変えて○○のはなしでも使われています。テーブルは固定式になるので、出入りはそのテーブルの間から…という仕様でした。誰ですか、喫茶店みたいと言っている人は?!
右の画像は乗務員室側から撮影したもので、ドア付近の仕切りよりも高さが抑えられている様子がわかります。それにしても…随分質素な仕切りなこと。

 
テーブルが邪魔になってしまい、座席の様子がイマイチ伝わらないような気がしますが…めげずに載せてみました。ひじ掛けと仕切りの間にスペーサーを入れているのが伺えます。また、座面のすぐ奥には蹴込み板がほぼ垂直でせっちされています。やはりこの手のテーブルが目の前に置かれるとどうしても足回りが狭くなってしまうものです。
レザー張りの座席はさほど沈み込まず、まずまずだった記憶があります。横引カーテンの布地が当たってしまう区画があったんだなぁ…と、今見返すとせつなくなってしまいます。

 
海側の座席です。こちらはなんと座席の向きを回転させるとこができます。よって、窓側に向けることも、90度回して向かい合わせにすることもできます。通路から見るとペダルがひょっこり登場しています。足元には配管が通っていますが、結局こちらも体のいい足載せ台として使われそうです。2人掛けが7組設置され、通路を確保する観点から山側よりも座席数が少なくなっています。この中からさらに眺望の良い席を…あ、○○のはなしの公式webサイトで座席図がありますので、それを参考に座ると良いかと思います。
取材でのった滝部行き普通列車では料金を払った記憶はあるものの、席を指定された記憶がありません…あれ?

 
90度回して座席を撮ってみました。2枚載せたことに深い意味はありません。
こちらも座面に着席区分を設けたレザー張りの座席で、ツルンとした見た目が素敵です。脚台は一本足ですが、特段グラグラした記憶は残っていません。どっしりとした座面が今見ても素敵です。

…さて、○○の話で再度乗車したいところですが、当時の間合運用は現存していませんし、1往復だけで新下関発着…
ここまで緩やかに取材できるタイミングに恵まれるかどうか、潮騒を思い起こさせる気持ちの乱高下は続きます…。
 
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