JR四国  キハ65形
 
  折戸ドアと2段窓、そしてこの凛々しい前面。爽やかなツートンカラーも晩年は高知地区、そして取材した松山地区での活躍に留まっていました。どちらもデータイムはワンマン車が幅を利かせるため、朝晩のみの登板でした。私としては小さな丸いヘッドマークをつけて、四国山地を駆ける姿や小松島港での賑わいの写真を小さいころ何度も見て憧れた存在だったのですが…この取材が平成20年の秋、その翌年に廃車となってしまいました。廃車間際には懐かしい国鉄急行色に塗り替えられたとの話を聞いています。あの頃の懐かしい雰囲気が少しでも出たのかなぁと思うと、見てみたかった気持ちでいっぱいです。
現在は保存車が1両いるそうですが…できればもう一度あのエンジン音を響かせて欲しいものです。
(取材・撮影 JR予讃線・松山〜伊予大洲)

 

 

 


車内全景です。このキハ65形は最後までデッキつき、固定クロスシートの車内でした。故に昔を懐かしむには…えっと、かなり派手な車内に目がパチパチしそうです(^^;; この時は緑系統のモケットだったキハ58形とセットで運用されていましたが、趣の違いといったらもう…(^^;;
それでも、座席から上に関しては完全に国鉄急行型の趣き。変に吊革がついていない分散型クーラーとまばらな蛍光灯が良い味出してます。

 
デッキとの仕切りです。「自由席」のサボが入っています。
折り戸のため戸袋が無いので、仕切りギリギリまで開閉窓が続きます。乗務員室側の仕切りそばの座席は2人1組の組み合わせです。ドアは手動で開け閉めの際にバタバタ音がするタイプです。画像ではわかりづらいですがガラスの支持方法が仕切りで異なっている点、なかなか整備が大変だったのではないかと思います。
この設備にして四国全土の路線図。なんだかワクワクしてきます。


分散型クーラーとまばらな蛍光灯の組み合わせ。天井周りは晩年も中吊り広告が賑わっていました。荷棚はパイプ形状で構成されています。この形式の登場時では「網」ではなく既にこのスタイルでした。


床です。ベージュ一色。これも座席の色とは全くあいません。登場当初は灰色でしたが、むしろそちらの方が似合っていたかもしれません。


デッキに出てみました。ドア周りです。2枚の折り戸ドアも随分減ってしまいました。ステップつきのドア、周りにはもちろん立てないようロープが設置されています。
この画像を見てハッと気づかされましたが、2枚の扉の幅、違うんですね…。模型でそこまで表現できるかはわかりませんが… デッキ自体は薄緑色の化粧板で客室とは違う雰囲気を出しています。
半自動ドアの扱いは特に見ませんでしたが、大き目の取っ手も用意しています。


窓周りです。ここはキハ58系の重たい1段下降窓ではなく、軽快な2段窓で大き目の物を備えていました。外からでもはっきりとわかる窓の大きさ、最後まで窓は開く仕様でした。特別な雰囲気…とまではいきませんが、それでも窓際の大きなテーブルは嬉しかったです。


座席です。既存の座席をリニューアルしています。バケットタイプでヘッドレストもつけています。画像のモケットはだいぶ色褪せてしまっていますが、元の構成をそのまま活かしているのが十分伝わってくるのではないでしょうか。ヘッドレストの張り出しが目立っていますが、実際座ってみるとさほど気になりません。ヘッドレストが活かせない人が生じてしまう点、そして質感への抵抗がある人がいるかも…くらいで、私はあまり気になりませんでした。つまり、この手の座席はこれくらいの改良で十分、それ以上は過剰なのです。
急行型なので半月型の手すり、そして窓側の肘掛けがポイントです。

 
2人1組の座席2題。くたびれさ加減が大変良く伝わってきます(^^;;;
窓側の座席は足元が配管で伸ばせない点が頂けませんが、乗務員室仕切りそばの2人掛けの座席はさらに前の席の下の空間が使えない、窓側の肘掛けが無いなど制約が溢れた席でした。まさにS席、モケットの色が濃い目に残っている点も頷けます。


この仕切り、ヘッドレストの形状に合わせて切欠きも丁寧に取られています。
テーブルが前に広がっている点は使いやすくて良いですが、それ以外は…ねぇ…


飴色の素敵なゲートから始まる怒涛の馬力、すっかり過去の物になってしまいました…。
 
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