JR九州  103系1500番台
 
    現在は3両編成で筑前前原から西唐津にかけてノンビリ走る印象が強い103系1500番台です。元々福岡市営地下鉄乗り入れようとして製造されましたが、登場から10年経たないうちにワンマン運転用に中間運転台を設けた改造を施しています。ダルマもビックリ真っ赤なフェイスになったのはさらに後年のことになりますが、踏切事故に悩まされていた筑肥線だけに「これ以上ぶつけたら、いかんめえもん…」と憤りに見えたのはきっと私だけでしょう(^^;;
現在は3両編成5本が在籍します。元々6両編成だったこともあり、西唐津方2両が電動車の編成が3つ、残りの編成は筑前前原方2両が電動車になります。2タイプの編成をつないだ6両編成の快速で福岡空港まで足を延ばして欲しいと思うのは通りすがりの要望ですが(^^; それこそ福岡市交通局の方から憤った表情がチラチラ見えてきそうです… ヤレヤレ。
(取材・撮影 JR筑肥線・筑前前原 他)

 

 

 


車内全景です。103系というよりも201系に近い見た目で、特に登場時は201系と同じこげ茶メイン、真ん中にオレンジ色の座席だったこともあり、走り出すまでは201系だと信じ込んだ方もおられたのでは…と思います。趣味誌によれば「201系と同じ制御方法は筑肥線内でフル活用できず、103系の方が適合している。」とのことですが…福岡市営地下鉄のことはあまり考えていないのネ…と思ったのはこれまた取材班だけだと思います(^^;;
4ドアロングシートの車内はそんな国鉄末期のデザインが色濃く残っています。なんか…ホッとしますね。

 
乗務員室との仕切りです。右の画像はクモハ、つまり電動車の車内で、点検蓋を避けたかの如く仕切り扉が奥に引っ込んでいる様子が特徴的です。にも関わらず仕切りの蓋を無視して広告枠を設置する大胆さには驚くばかり…。1編成でどちらかの仕切りが1か所ずつ設置されています。
福岡市交通局1000系も仕切り扉の窓が1つついただけで、あとは壁…でした。あちらは木目柄の化粧板でアクセントをつけていますが、こちらはシンプルにアイボリーの化粧板。これを何かの差だと思いたくはないのですが…。

 
車端部です。左の画像は2012年に撮影したもので、右の画像は2017年の撮影です。右の画像は隣の車両がトイレ・車椅子スペースということもあり、隣の車両の妻窓が埋められています。103系にしてどちらも横に桟が無い妻窓…今も昔も不思議な感じです。

2枚比較したのは優先席の位置の変化で、2012年からの5年間の間に「車端部に近いドア〜ドア間7人掛けの3人」から「両車端部の3人掛け」に設定が変更されています。優先席カバーの移設とステッカーの貼り直しだけで優先席が動かせる、優先席を反対方向に大胆チェンジ!したどっかの大手私鉄が羨ましがりそうな仕様です(^^;; なお、乗務員室の後ろやトイレの手前など、「7人掛けの3人」が優先席に指定されている区画も残っています。


全編成、西唐津方先頭車にトイレと車椅子スペースを設けました。クモハかクハかは関係なく設置されたので、トイレと点検蓋の共演もみられます(^^;; トイレの仕切りがどうしても大きくなってしまうこともあり、吊革の増設でもしたいところですが、仕切りに手すりを設置し、むしろ車椅子スペースの方に吊革を設けて立客を誘導しています。
103系のトイレ付き車両、かつては6両編成の車両にもついていたとのことで、福岡市営地下鉄線内に乗り入れるトイレ付き車両に、中洲からの帰り道の強い味方になったのではと思います。トイレは303系、305系にも設置され、安心感を継承しています。

 
その車椅子スペースとトイレです。車椅子スペースは座席の撤去に留まらず、妻面に配電盤を移設して窓を封鎖、側窓を若干小さくして(^^; ヒーターを設置しています。荷棚は撤去しましたが吊革はそのままです。
妻面の手すり、そしてヒーターの手前にも手すりがありますが…なんだろう、ヒーターに触らないような柵にしか見えません(^^;;
トイレは車椅子の方も使用できるような構成で、大きな黄色い扉がポイントです。


天井です。ラインフローファンは設けられていない、フラットな天井です。吹き出し口の両脇に蛍光灯が備わっています。その下、吊革は落成時の手掛けは○だったのに、広告枠一体型のものに大多数が交換されています。福岡市交通局でも同じ吊革を用いていますが、○よりもこちらの吊革を見慣れている方も多いのでは…と思います。


床はベージュ一色。車椅子スペースとドア周りには滑り止めの加工を施しています。QRコードは探しても出てきませんが、探しすぎて床に座るのは勘弁です。


ドア周りです。折り返し停車中に一部のドアを締め切る機能を活用していますが、これは登場時から備えていた(!)そうです。地下鉄乗り入れの証はわかりやすい、高い位置のドアコックにも。高い位置と言えば、同時期に増備されていた203系よりも位置が高い広告枠。どうやら落成時はついていなかったようです。
ドアそのものは無塗装ステンレス、金属で窓ガラスを支持する201系のようなドアで、開閉音も201系のそれを聞いているかのようです。ドアが閉まる際のアナウンス、そして不協和音になってしまうこともたまにある開閉チャイムもしっかり鳴ります。

大丈夫です、動き出したらしっかり103系の音がします(^^;;


2段窓、そして戸袋窓の無い側窓です。2012年、2017年ともに上下とも窓が開くようになっています。時折海が見えたり、松並木を走る風光明媚な筑肥線ですが、大きい窓は305系あたりに任せて、国鉄末期の無機質な額縁に景色を落とし込む時間を堪能したいところです。眩しくなったら…ロールカーテンもスタンバイ。

 
座席です。優先席のカバー以外は全く同じ仕様です。登場時からモケットを変更し、紫と黒の市松模様を採用しています。JR九州の汎用モケットで、落成時に意識していた定員着席は意識していない様子です。座席周りのステッカーも「窓から顔や手を出さないで」とか「トイレの位置案内」に終始しています。
座面のスプリングの効いた座席は柔らかいめのセッティング。優先席のカバーは素材の関係でちょっとヒヤッとします。

 
車端部の3人掛けです。ここの優先席はまるで始めから優先席であったような感じで、あまり違和感がありません。妻面も空間に余裕を持たせていますが、この部分にひじ掛けを作った福岡市交通局1000N系を見ると、中途半端さを感じずにはいられません。
真夏に乗ったことが無いのでいずれ…というところですが、車端部故に冷房の効きが気になるところです。でも、そこそこ空いていれば寛ぎの空間になること請け合いです。


国鉄末期に採用されるケースが多かった化粧板+パイプの袖仕切りです。2012年の取材時、この袖仕切りの模様が剥がれかけていた座席を見たことがあり、白い模様の中からでてきたのは艶の無い黒…なんか見てはいけないものを見てしまったような気がします(^^;; かつては座席側の色は「コーヒーブラウン」、扉側の色は「ツムギアイボリー」だったそうで、一度模様替えして今の色に落ち着いたようです。剥がれかけから見えたあの色は「コーヒーブラウン」ではなかったと思うのですが…

…そうだ、虹の松原七不思議の十番目にいかがですか?(殴
 
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