GRAND CHARIOT -JR北海道「北斗星」食堂車  スシ24(500番台)
 
  青函トンネル完成と共に走り始めた寝台特急、北斗星。
JR東日本、JR北海道双方が編成を用意して、トンネルフィーバーの主役として脚光を浴び始めてから早いもので16年が経過しました。
このページではエンブレムが印象的なJR北海道編成の中から、フランス料理のフルコースが食べられると登場時から話題だった食堂車「GRAND CHARIOT(グランシャリオ)」を取り上げます。
 左の画像中ほどの車輌がその食堂車。少し屋根が低いのが特徴で、特急「電車」の食堂車から改造したという異色の経歴を持っています。現在も北斗星1・2号として上野・札幌間で活躍しており、残り数少ない食堂車での食事が今なお楽しめます(^^)。
(撮影・取材:2004/03/10-11 JR東北本線・青森駅〜上野駅)

 

 

 


まずは車内全景を・・・とお決まりのスタイルに突入する前に、せっかく車内を移動してやってきたわけですから、扉を紹介しないといけませんね。食堂にたどり着くには少なくても2つ扉を開けるのですが、まずは第一関門。
古めかしい「食堂」の文字が印象的な曇りガラスのドアは結構重たく、片手だけで開けるのは少々つらいかもしれません。で、この扉の先には・・・もう一つ関門があるのですが、そちらはどうやら開けっ放しのようで、赤い絨毯が目に飛び込んできます。

ちなみにこの画像は翌朝撮影したものです。これ以降の画像は夜間撮影したものになります。


と、いうことで時間を少し戻してみました。これが第2関門。ステンドグラス、そして金の縁が印象的な、木の化粧板の扉を押すと、いよいよ食堂車が目に飛び込んでくるわけですが、先ほどの大衆食堂のような扉とは違って、何だか高級レストランに入る面持ちになり、気持ちが高揚してきます。まさに「グランシャリオ」という名前にふさわしい雰囲気です。

お、グランシャリオではパブタイムをやっているようですね。早速、入ってみましょうか・・・。

あ、でもその前に・・・


1〜6号車はさきほど説明した段取りだったのですが、ロイヤルなどもある8号車以遠から「グランシャリオ」に行くためには、食堂車内、調理室脇の通路を通っていかなければなりません。
白と銀でまとめられた通路はかなり清潔感を感じますね(^^)
そしてその後には…大きな窓ガラス、それも透明のものが入った扉を引いて、いよいよ「グランシャリオ」へ。という段取りです。

このあたりのノリはどちらかというと「大衆食堂」の雰囲気ですね。


あ、ちょっと忘れ物(^^;; ということで先ほどの画像とは逆の方向を見ています。
うーむ・・・やはりまぶしいくらいの白。白。白。何か北海道や東京に関連した写真や絵などを壁に飾ってみるのもいいかもしれませんね。ちなみに一番奥には荷物や食材の搬入や搬出用の扉があります。


いよいよ中に入ってみます。まずは1〜6号車側の妻面をご覧頂いています。
出入口の関係で一番妻面よりの区画のみ、二人用のテーブルが左右に並んで設けられています。
赤いランプシェードがやはり印象的ですね。
少しみにくい画像になってしまいましたが、化粧板にはかなり濃い目の木目調のものが、床には赤い絨毯が。
先ほどの調理室脇の通路からは想像できないくらい豪華な雰囲気です(^^;
右上には程よいサイズの掛時計があるのですが、さ、指している時刻が・・・(^^;;;;;


先ほどとは反対側を向いて車内全景の様子です。
上り列車、青森〜上野間では進行方向左側が二人用、右側が四人用のテーブルになります。
配置的には通路が広くとれそうですが、思った以上に通路を狭く感じます。
妻面は先ほどと同じく木目調の化粧板なのですが、両脇にステンドグラスがあること、そして扉が無いことからかなり開放感があります。このあたりの造りがいかにも国鉄時代の「食堂車」といった雰囲気ですね。


さて、先ほどの画像では客席から良く見えそうなノリだった調理室ですが、残念ながら食器棚などに阻まれて中はあまりよく見えないようです。それにしても電球色と蛍光灯色の照明の狭間に置かれたワイングラスの美しさときたら・・・美しいのヒトコトに尽きます。閉店後の醍醐味、ここにあり。あ、おわかりだと思いますが盗まないで下さいね(^^;;


その脇にはこのような設備もありました。寝台列車の車輌において床置き形で四角い冷水機は結構珍しい方では無いでしょうか。電球色に照らされたクリーム色は違和感なく、周りに溶け込んでいました。
ここでお冷を入れます。なるほど調理場には設けないでより気軽に、より早く出せるスタイルを取ったのですね。
その右隣には消火器、その上には先ほど「第二関門」の画像でご覧いただいた、「日テレ営業中」・・・もとい「営業中 パブタイム」などと書かれたプレートがまとめて置いてあります。


さて、二人用のテーブル周りをご覧頂きます。
座席は座面が幾らか柔らかめの、真紅のモケットが美しいかなり大きめなモノが使われています。その分重量があるので、座席自体を固定して使用しているようです。小さなお子様は背もたれと背中の間にスキマができるので、ちょっとした耐久戦になってしまうかもしれません。まぁ母親としては「うめぇもんが食えるんだからちょっとろぐらい我慢しろ!!」といった所でしょうか(^^;; 背もたれと背中の間を埋めるような、ちょっとしたクッションがあるといいかもしれません。
着座時などの出入りを考慮して、また食堂ということも加味して、肘掛けは設けられていません。
ちなみに4人掛けも同様の座席を使用しています。


テーブルには一輪の花が。ランプシェードも含めてこれだけで普段とは全然違うムードを満喫できそうですよね。
このようなコメントを言ってしまうのは鼻たらしビンボー学生な自分だけだと思いますが。

あ、ステンドグラスにJRのマークが入ってる(^^;;; 視力検査並みの小ささに「そこまでやらなくても・・・」と思うのでした。
そんな茶々はどうでも良いくらい、このショット、気にいっています(^^;;


少し暗くなってしまいましたが、側窓はタネ車から変わっていません。
下の方で丸みを帯びたシルバーの縁。メリハリをつけたそれはちょっと軽い額縁とも受け取れそうです。
カーテンは横引きのものを使用しています。高級感を演出するには最低限のアイテムですね。

いかがでしたか?自分はこの空間は「食堂」の2文字だけでは表現できない奥ゆかしさ、奥深さを秘めているなぁ、そう感じました。食堂に通う乗客は年々減少傾向にあるとの事。日常の空間とは壁一枚隔てられた、「非日常空間」を五感でもって体験、しませんか?何せ「食堂」あってこその「走るホテル」なんですから・・・。

閉店後の「食堂」、いや「グランシャリオ」でそう感じ、しかしながら翌朝の朝食タイムの賑わいにホッとするのでした。


露出オーバー気味ですが・・・閉店後の車内で遊んでみました(殴
ナナメになってしまったのは愛嬌ですまされますが、窓の向こうの人影の存在には・・・あ、あのぉ、あまりに怒って窓からパソコン投げ捨てないでくださいね(^^;;
毛玉トレーナー野郎がいかに似合わないかがわかりますよね。スーツで利用したいなぁ・・・。
 
ひとつ前に戻る関連リンク日本レストランエンタプライズ:「グランシャリオ」のメニューなどを案内。
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