JR東日本  12系客車(快速御嶽〜奥多摩60周年号)
 
  機関車が目立っていますが(^^;;今回は客車の方の紹介です。
2両目から3両連なる青い客車。1969年に登場し、各地で急行として、またローカル輸送を担ってきた、12系客車です。
客車衰退の真っ只中ですが、JR東日本ではまだまだ現役。新潟支社の「SLばんえつ物語」では専用塗装を施したこの車輌を使用しています。そして高崎支社では登場以来そのままの青色で、波動用から「SL奥利根号」など臨時列車まで、その地位を不動のものにしています。
今回はそんな高崎支社の12系客車が八王子支社の青梅線にやってきた、青梅線の奥多摩〜御嶽間が60周年を迎えたことを記念して走った臨時列車「快速・奥多摩〜御嶽60周年号」を取材しました。

(撮影・取材:JR青梅線・立川/拝島〜昭島駅)

 

 

 


車内の様子です。ちょっと露出がアンダーに、そしてピンボケしてしまいました。めっちゃ悔しいです。すみません。
急行形として登場しただけあって、車内はクロスシートが整然と並んでいます。
そしてデッキにはステップつき、折戸の2ドア。客車ならではの装備ですが、バリアフリーが叫ばれる昨今、ドア幅が70cmと狭いのが難点です。

それにしても自然と「懐かしい」という言葉を口にしてしまうのは自分だけでしょうか。
ちょっと生意気言ってしまうと、どこか古の空気を感じさせてくれるんですよね・・・。


客室の端の方はこの通りデッキと一枚壁を隔てた構造。右側の壁は戸袋をかねており、銀色の引き戸が収納できるようになっています。このあたりも実にシンプルな作りです。飽きを感じさせません。

その壁には広告枠が左右に設けられています。広告などは入っていなかったのですが、左の枠の中は木目調の模様になっており「指定席」標記と共に目立っていました。

しかしながらピンボケの次はヘソ曲がりショット・・・どうしようもないですね。
焦りまくっていたであろう自分に渇!許してやってください、皆様・・・m(_ _)m


天井はフラットではないものの、角に丸みを帯びた構成になっています。
通勤電車などと比較してしまうと蛍光灯の間隔がだいぶ開いているのが気になるところですが、必要最低限の灯りを提供するのにはこれくらいの本数で十分なのかもしれません。剥き出しのままで、カバーが無かったのは意外でした。
冷房は分散型。室外機に合わせた数だけ、合わせた位置に設けられています。


やっと紺のモケットの美しさが伝わるような画像がでてきました。床です。
全体にわたって当たり障りの無い灰色一色。このあたりは登場時から手を加えていないのでしょうか。
いや、車輌の性格上変える必要が無いのかもしれません。


さて、座席を見ていきましょう。シートピッチ広めのゆったりクロスシートです。
フレームは、座席下のヒーター共々灰色で統一しています。また、それに倣って肘掛けも灰。
一方そのおかげでグッと紺色のモケットが映えています。なかなか良好な組み合わせではないでしょうか。

座り心地は座面が程よい柔らかさで上々でした。

 
さて、1両ごとにデッキに程近い座席は幾らか座席の幅を削られたシートが用いられています。
あまり役に立たないかもしれませんが、車番としては1A/B席・2A/B席・21C/D席22C/D席が該当します。
左の画像ではよくわからないのですが(いや、自分で見ていてもよくわかんないです(^^;; )左の腰掛、若干短くないですか??

このような座席、12系客車の他にも165系やキハ58形でも見る事が出来ますが、12系客車で残念なのは、全て4人一組のボックスシートで構成されていて、165系のように2人一組のボックスシートが無い、ということでしょうか。
逆に165系などのように側扉の戸袋窓がこない、というのはかなり大きなポイントですね。

右の画像もご覧頂きます。縦撮りもしてみました。
手前上の角に取っ手が無いのが外観上のポイントになります。


窓際のテーブルを真上から撮って見ました。
四角形・・・でなくて、変則すぎる6角形になっていて、座っていてもあまり圧迫感を感じません。
サイズ的には近郊型電車よりは大きいとはいえ、2人が駅弁を置くといっぱいいっぱいになってしまいます。ということで、飲み物を置いて移動する時には重宝しそうですね。


側窓、そして網棚に帽子掛けと急行形電車では地味ながら見逃せない3点セット(^^;;
網ではなく、パイプ構成になっている網棚にはちょっと非日常感を欠くような気がします。いずれも銀で攻めているのは急行形ディーゼルカーとして名を馳せたキハ58系、とりわけキハ65のそれと全く同じデザインです。


ここから客室を飛び出してデッキへといきます。まずは洗面台。
いやぁ〜清潔感のオーラを感じますね、純白の陶器の洗面台。
蛇口の上、左右のボタンはそれぞれお湯と水が選べるようになっています。

このあたりもやはり客室同様手が加えられていないのかもしれませんが、
まさか・・・関東地方でタンツボが拝めるとは…感無量ですし、貴重です・・・色んな意味で(^^;


その洗面台の左上にはなななんと冷水機がどどんとご健在。いや〜ぁ誠に喜ばしい限りで。
タンツボ云々よりもよっぽど嬉しいです。ただ、テプラで貼られた使用停止印のステッカーが哀愁を誘います・・・
復活する日は・・・来るのでしょうか。


はい、紙コップマシンも勿論現役(^^;;なのですが・・・中身は入っていない模様。
「ただあるだけ」だと生きてこないんですよね、紙コップが入る日を楽しみにしています。
それにしても・・・我ながら凄い不思議なムードが漂っている画像に仕上がったのは・・・気のせいでしょうか。


客車ならではの醍醐味、ここにあり。
しかし自分が映りこんでいます・・・(><) 短足&おデブがばれてしまいます(^^;
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