JR東日本 E721系 | ||
2007年、突如仙台地区の普通列車用に登場したE721系。0番台は老朽化が進む455系などの置き換え役になります。 2両1編成の構成は719系や一部の701系と同じで、それらとの併結もできるように考慮されています。帯も719系などと同じ赤・白・緑の3色をチョイス。ただ中央に向かって斜めに走る前面帯のデザインは455系あたりのイメージを思い浮かべそうです。 この系列の最大の特徴は床の高さを下げたことです。山形線用の車両を除く701系までの仙台地区の車両はホームと車両の間に20cmほどの隙間ができており、ステップを設けて対応していました。このE721系ではその隙間を克服、ステップレスになりました。 現在は東北本線で活躍中です。 (取材・撮影 JR東北本線/福島・郡山) 画像提供(車内・外観画像全て):E231八ミツさん |
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車内全景です。初めて頂いた画像を見た時に驚きました。ステップのある車内がお馴染みだった仙台地区の車両にして、ドア周りのすっきりした様子、セミクロスシートなのに座席から天井にかけて開放感のある車内、いやはや思わず固まってしまいました(^^;; 3ドアセミクロスシートの車内、ワンマン化は準備工事に留まっています。 トイレの無い車両の車端部になります。ここで改めて天井の高さを感じます。701系に乗った後にこの車端部を眺めるとその高さの違いが実感できそうです。 優先席部分は吊革の色だけでなく床の色、化粧板の色も他の部分と違う色を用いています。 トイレのある車両には車椅子スペースが設けられています。ヒーターも関東地区を走るE231のような薄いものではなく、しっかりと分厚いものがセッティング。そしてその奥には2人掛けの座席があります。 逆サイド、乗務員室との仕切りになります。こちらは701系よりも719系に似た雰囲気がでています。仕切り扉の窓ガラスはなんともいえない中途半端なデザインが印象的です(^^;; なお、消火器の右上にチラッと見えるボタンは半自動扉のボタンではありません(^^;;;。半自動ドアのボタンは画像左の方に見えます。黄色く丸いパーツが目印です。 ドア周りです。化粧板の違いも戸袋部分で実感できると思います。 中央部分には黄色い縦の線、床にも黄色に塗られたスペースがあり、より「わかりやすく目立つドア」になっています。このあたりは首都圏の通勤電車でもみられる工夫をしているのに、なぜか吊革は従来と同じ物を使っているんですよね(^^;; 他の車両との共用を考えているのでしょうか。 ドアの上にはLED表示機もばっちり装備。ドアチャイムは実際に乗られたE231八ミツさんによると701系と同じ音色、開くときに1回、閉まるときに2回連続で鳴るとのことです。耳で聞けば開閉具合がわかるのもまた「一工夫」です。 座席、まずはドアとクロスシートの間にある2人掛けから。 シートヒーターは完全装備で片持ち式ではありません。まだまだドアそばの片持ち式は東北地区の寒さには勝てないという考えは邪道でしょうか。座席のフレームはE231系列とほぼ同じ形ですが、モケットを1種類しか用いないことによってちょっぴり見た目が新鮮かな?という気がします。ところで中途半端なところにつかみ棒がありますが、一体何のためなのでしょうか(^^;;; 車端部の優先席。スタンションポールの装備で2人ずつに座れるようになっています。 モケットは毎度お馴染み優先席柄です。 クロスシートはドア〜ドア間に2組ずつ。フレームそのものはよくJR東日本で見るもので、実際に乗られたE231八ミツさんいわく「E231系列とあまり変わらない」ということであります。 しかしながら暖色系から寒色系に一気に衣替えしましたが、なんか見るとさらに体感温度が下がりそうなモケットなのは気のせいでしょうか(^^; 実車を見たことが無いので実際わかりませんが、画像で見る限り粉雪を連想しそうなモケットのような気がします。 ♪こなぁぁぁゆきぃぃぃー テーブルに書かれた注意書きが気になる今日この頃です。 最後に運転台の模様です。ここはコンパクトにまとまっています。 |
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