JR東日本  701系[秋田地区・ロングシート車]
 
  701系と言えばちょっと「乗り鉄」になりかかっている人なら「あ、あのロングシートの…」で絶句してしまうほど有名な形式になってしまいました。1993年、701系旋風はこの秋田、青森両県から始まっていくのでした。今回は701系の秋田地区の仕様、ロングシート編をご案内します。
ワンマン運転にも対応した2両編成とツーマン運転を前提とした3両編成が作られました。現在もその原則は崩れていませんが、ワンマン機器については新しいものに更新されつつあるとのことです。
運用は山形県の新庄、あるいは鶴岡から青森県の蟹田まで幅広く展開しています。画像は朝の青森駅名物、堂々8両編成で入線!…あ、でもこれ、回送列車なんですね(^^;; この後は3編成に分かれて運用に就きました(^^;
(取材・撮影 JR奥羽本線・青森)

 

 

 


車内全景からご覧いただきます。3ドアロングシート。当初は帯と同じ紫色を基本に決めていましたが、その後モケットの張り替えを行い、現在は緑の奥に紫といった装いです。
旧型客車や急行形電車が活躍していた時期は都会の電車とのあまりの違いに驚いたものですが、この構成、このデザインなら人の多さ以外でビックリすることはそんなにないのかなぁ…と思います。

 
乗務員室との仕切りは2枚載せてみました。左の画像が3両編成の仕切りでワンマン設備がありません。右の画像は2両編成の仕切りで、1度交換された運賃箱と当初から変わらない運賃表示機が鎮座しています。
どちらも乗務員室は半室構造で、連結時は助手席側に立ちいれてしまう仕様になります。キハ110形ですでにお馴染みの構成ですが、電車で見る機会はなかなかありません。


やがて液晶ディスプレイに置き換わることが予想できますが…運賃表、番号が120まであります。これでアタック25をやったら確実に午前1時25分をまたぎそうですが(^^;;普通に運賃を追いかけるだけで大変です(^^;;;

 
車端部です。左の画像は中間車のみの設定となっている通常モケットの車端部になります。右の画像は優先席のモケット仕様で、中間車やトイレの無い先頭車で見ることができます。近年他のJR東日本の車両とともに、優先席の吊革が黄色い物に変更になっているため、大型の袖仕切りでも優先席の部分が一目瞭然で見分けられます。
ワンマンによる車内の移動も考慮したからでしょうか、貫通扉が両開きになっています。これもなかなか珍しい仕様です。西武101系や京王3000系あたりの両開き貫通扉にはないスマートな印象を受けます。
両側の妻面は薄い紫色です。仙台地区に行くとこの部分が木目調の柄になっていますが、新型車両っぽい軽い印象は前者の方が上です。


秋田方の先頭車にはトイレと車いすスペースを備えた車端部を設けています。その分手前に優先席が設けられており、このあたりの構成は首都圏でもE217系などですでにお馴染みです。
両開きドアのすぐそばにトイレがあり、無駄なスペースを作り出さないよう工夫されている反面、この部分だけ蛍光灯が一列なので、少し周りよりも暗い点は否めません。軽い紫色の化粧板でまだ良かったところです。


トイレです。大きさとしては車椅子非対応の洋式便所で、本来3人掛けのロングシートが来るべきスペースにギリギリ一杯トイレが設けられています。無意味に座席をドアとトイレの間に作らなくても良い点は素敵ですが、車椅子への対応はどうするのでしょうか…。
トイレの使用灯にもトイレの記号が描かれていますが、その上にトイレの記号シールをべたっと貼ってトイレアピールにも力を入れています。


車椅子スペースです。壁際のヒーターとゴミ箱が印象的ですが、車椅子スペースとして直接関わる設備としてはそれらと握り棒一本だけです。ちょっと頼りないですし、ゴミ箱は長時間客が居座ることが想定できるスペースには置かないで、乗務員室仕切りの一角やトイレの壁をちょっと削っておいて欲しかったです。
…それにしても、ゴミ箱もヒーターも床に直置きでは無いんですね(^^; 


天井です。同時期に東京で増備されていた209系とは違い、内装そのものが明るいからでしょう、蛍光灯は必要最低限の配置。冷房の吹き出し口も細く長くなっています。これをケチと受け止めるか、適材適所と受け取るかはあなた次第です(^^;


床は明るめのクリーム色。車内の移動が多い分足元が見やすいのはgoodです。


ドア周りは車椅子スペース脇のドアを眺めています。
ステップつきですが、ドアそのものは209系で採用されている物がベースになります。鴨居部のつくりも209系の色違いといった感じですが、LED表示機が無い分ちょっと装飾が寂しい印象です。
整理券発行機は車端部寄りのドア1か所のみとなることから動線の交錯が気になるところですが、以前奥羽本線で秋田から鶴岡方面に向かう列車で見たところ、ワンマン運転の時間帯で混乱した様子は特にありませんでした。もう登場からかなりの年月が経ちました、とっくに慣れたのかもしれません。


半自動ドアなので、小さいボタンがついています。車外のボタンは製造過程上横向きになっている部分もあります。
「ドア」の部分が赤く灯るとボタンによる開け閉めができるようになる仕組みはこれまでと全く同じです。


ドアの画像はまだまだ続きます。ステップです。
特にステップを照らす明かりが無いので、乗り降りする際に足元でつまづかないよう注意が必要です。その注意喚起の役割があるのでしょうか、ステップの奥にはゴムマットを貼っています。

「あつい!」といえば仙台地区で見かけるステップ部分に貼られるシールですが、秋田地区の車両にはそれがありません。でも、冬場は「あつい!」はずです。


側窓です。固定窓の間に分割の開閉窓。このスッキリした窓配置は素敵ですが、カーテンがなくて夏は座ると暑いという主張は今も昔も方々で見かけます。カーテンの無い車両が全国的に増えているので、個人的には気にならない、否、気にしない事にしています(^^;

早く直射日光を退けて、クリアな風景が楽しめる窓ガラスができないものでしょうか(^^;;;

 
座席です。ドア〜ドア間でお馴染みの12人掛けロングシートと中間車のみの設定になる3人掛けロングシートです。
緑のモケットに変わってからだいぶ落ち着いた雰囲気になりました。ただ、変わったのはモケットだけで、座席下のヒーターをしっかり完備したバケットシートはそのまま。209系ほど露骨ではないものの、701系も型にはまるタイプの硬い座り心地です。
12人掛けも一応着席区分があるものの、ちょっと混んでくると1人分のスペースかどうか見極めきれず、座るのをためらってしまうこともあるようです。

 
トイレのある先頭車限定の優先席と通常モケットのコラボ、そして3人掛けの優先席です。
優先席モケットがだいぶ目立ちます。特に通常モケットと並べるとその差がハッキリわかりますが、モケット以外の差はありません。

3人掛けは12人掛けとは打って変わって狭い様相を呈しています。完全に寒冷地近距離向けのセッティングです。袖仕切りの形状も関東の209系と同じで、寒さからはある程度身を守れるものの、狭さに関しては我慢するしかないようです。



おまけ。どう見ても湿布のパッケージにしか見えません(^^;;;

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