JR東日本  301系
 
   2003年6月に役目を終え、そして2003年8月にさよなら運転を迎えたのがこの301系。国鉄〜JRへと約36年間、中央・総武線(各駅停車)から地下鉄東西線への直通用の車両として活躍してきました。JR化後は冷房取付などの更新工事も行われましたが、さすがに老朽化は免れなかったのでしょう。壊れんばかりのモーター音にボロボロの外板。そんな末期の彼らに心を痛めた方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみに画像は「ごく」一部の間では有名な平日01K運用の夕方出庫シーンです。少々トリミングをやってみたのですが・・・微妙に縦長なのは気のせい?

(撮影・取材 JR中央総武線(各駅停車)三鷹 ほか)

 

 

 


車内、まずは先頭車からです。冷房改造時に化粧板や床の色などのアコモ改造に着手しており、クリームを基調にした明るい車内に生まれ変わりました。
乗務員室との仕切りは3枚窓。これは103系1200番台と同じ構成でした。


一方、中間車の車内です。少し傾いていますが・・・・・・ アコモ改造は編成に渡って行われたため、中間車も先頭車同様の配色・構成になっています。 103系と瓜二つ…というか、この画像だけで形式名が正確に言える方は神ですw


中間車妻面です。細かい指摘ですが、貫通路の扉がアルミ素材でできており、
103系のそれとは若干光沢が違っていました。
また、バタツキ防止でしょうか、妻面の窓は両方とも固定窓に改造されていました。

 
冷房はJR東日本の通勤車ご自慢のインバータークーラーが備わっていました。でかでかとしたダクトが印象的で、色んな意味でこの空間の主役でもありました。しかしながら冷風はあまり効かなかったようで、評判はいまいちでした。
扇風機は画像左のように残ったところの他に、右のように撤去されたところもあります。撤去の仕方は仙石線の103系よりも丁寧です。

 
ドアです。先頭車背後での撮影なので、右側の戸袋窓には保護棒がついています。
ドア窓の支持方法は201系と同じ、内側から金属&黒Hゴムで支える方法で、これもオリジナルとは若干異なります。
ドア上部のカバーも、ドアと同じ銀色で構成されており、より一層存在感がアップしています。

 
座席です。画像左が7人掛け、右が3人掛け。
201系等ででお馴染みの青ベースに遠くから見ると四角に見えるアクセントを背もたれに添えたモケットで、画像をご覧の通り擦れ具合などでものの見事に色が変わってしまうという逸品でありました(^^;
座席自体結構くたびれてきていたのですが、独特な跳ね返り感や床から座面の妙な高さが味わえました。「301系に座った途端足の短さに後悔」なんて思い出は(高)くらいしかありませんが、201系などでは決して味わえる事がないこの感覚ももはや希少価値的存在になってきています。


そして優先席です。やはりモケットが新しいせいかくたびれた雰囲気はあまり感じられませんでした。
そのモケットはJR東日本共通の優先席柄。乗り入れ先の営団や東葉高速とは柄を合わせていない様で、外面でJR車だ!と判断できないときもこのモケットを見ると「あ!JRだ・・・」なんて思うことは無さそうですね、多分(^^;


さて、301系といえばこのように中間車に運転台を潰した先頭車を流用していた編成がありました。出来が悪い画像で申し訳ございませんが、10両化にするためのその場しのぎというか応急措置だったのでしょうか、外面からもふさがれた窓や乗務員室に通ずる扉などで判別ができました。今、考えるときっちり客室化をしていても良かったかもしれないと思ったりする箇所だったりもします。


そのふさがれた窓、運転台の真後ろからガラス越しに見るとこんな感じでした。えぇ、心霊チックに写っているYシャツにネクタイの野郎は・・・(以下自粛) いえ、いつもはカジュアルーな服装なんですけどね。合掌。
ふさがれた窓、外側は灰色に塗られていましたが車内側も深緑色で塗られており、そのあたりのこだわりは素晴らしいです(^^)
しっかし塞いだものを元に戻せばいますぐにでも乗務員室になりそうな雰囲気ですね。

 
そして画像左はふさがれた運転台を車内から、右では最後まで活躍した運転台の様子です。どちらも写っています、貞子・・・もとい、自分が(^^; マスコンやブレーキハンドル、電話などは「根こそぎ」取られてしまった感覚です。こうしてみると左の運転台、少し不気味…


おまけ1。方向幕はこのような表示ができたようです。快速高田馬場や荻窪行き、えぇ、一度乗ってみたかったです。
東葉高速鉄道には乗り入れなかったため、勝田台や東葉快速は入っていません。

 
おまけ2。左は貫通扉の辺りで。右は戸袋窓と側窓の間にて。
いづれも地下鉄直通を念頭に入れた車輌らしい表示ですよね。
 
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