JR東日本  209系500番台
 
  京浜東北線の209系とはまた一味違った表情です。209系を幅広車体にして登場したのが500番台、1998年から投入が始まりました。
通勤電車では初めての幅広車体ということでパンフレットにも「立席定員●名増加」などと書いてあった記憶がありますが、あまり恩恵に授かった記憶はありません(^^;; そして、17編成作られたところでマイナーチェンジしたE231系に置き換えられ、初めての・・・という肩書きにはちょっと寂しい陣容になってしまいました。
全て6ドア車の無い10両編成で運用されており、千葉駅では駅コンコースのLED表示器の案内で「6ドア車」があるかないか、すなわちこの系列が充当されているかどうかがわかるようになっています。
近年は京浜東北線、京葉線にも転属されており、1都3県様々な所に出没しています。今後の出没先やいかに?!
(取材・撮影  JR中央・総武線(各駅停車)・三鷹〜中野・千葉)

 

 

 


車内全景からご覧頂きます。4ドアロングシートの車内は灰色を主体とした化粧板、そして黒い着色ガラスの効果もあり、ほのかに暗い車内を演出しています。そこが209系らしいと言えばらしいのですが(^^;; あまりムードの良い暗さではありません。
この部分から見ると車体幅が広がったとか、定員が増えたというイメージが殆ど湧かないのですが(^^;; 車体幅の広がりは車体の裾をご覧頂くと実感できるので、さすがにこの部分からは無理があります。


乗務員室との仕切りです。仕切りを間近でご覧頂ければかなり裾が絞られている様子が見えてきます。
基本的な構成は209系0番台と変わっておらず、中央の窓が幅広になった!ということもありません。左の壁に設けられた緊急脱出口も備わっています。
なお、この背後の座席が7人掛けから6人掛けに短縮されましたが、これは乗務員室の拡大ということではなく、車体の長さそのものを従来の車両よりも狭く、中間車と同一の長さにした「しわ寄せ」との事です。かつて7人掛けの車両が数多く走っていた頃は「新車はおいらの指定席を奪って云々・・・」などと言われたかどうかは定かではありませんが(^^; 乗る際は覚えておくと何かと便利かもしれません。


車端部、まずは優先席からです。例によって消化器がなんともフォローのしようのない出で立ちで鎮座しているわけですが、その上にある吊革は近年黄色くE233系でも採用されている物に交換されています。モケットでは判別つきにくい大形仕切りを採用しているだけに、効果は抜群ではないでしょうか。

こちらは貫通扉が設けられていないバージョンの車端部、通常モケットでお届けしています。
やはり発車時には風が車内を駆けるため、どんなに銀色が目立ってカクカクしていようと、貫通扉はある方が良いなぁと思います。特に冬場は強く感じます。
吊革の目立たない様子も合わせてご覧下さい。

各先頭車の車端部には車椅子スペースが設けられています。わかりやすい位置に組み込んだと思いますが、実際使う方にとって端っこというのは使いやすいのでしょうか。
ここは優先席部分を示す黄色い吊革が片方のみ設けられています。黄色い吊革は幸せを・・・じゃなかった、携帯電話の電源オフも告知する物で、片方は電源オフ、その反対側はマナーモードOKというアンバランスなゾーンにもなっています。


ちょっと遠目から車椅子スペースです。いわば車体断面が一番わかりやすい部分になります。
このスペースの作りは209系から一貫して同じで、車体幅が若干広がっても使い勝手は同じ、そういう意味では設置位置も含めて慣れればスペースの過ごし方を無駄に変える必要の無いスペースです。
ただ、ヒーターが無いのがちょっと寒そうです・・・混んでいれば邪魔になるだけかもしれませんが(^^;;。


天井です。ここも灰色で固めています。吊革も優先席以外は灰色、蛍光灯の押さえも灰色、クーラーの吹き出し口も灰色。この徹底された色遣いがどこで破綻するかが今後の一つのポイントになる・・・かもしれません。
吹き出し口は所々にラインデリアが設けられています。


床です。何がなんでも灰色一色。座席下まで目一杯広がっています。


ドア周りの様子です。LED表示器はまた後ほどです。
窓が大きく取られ、窓と扉の段差が解消した側扉、黒縁のまま丸みを帯びているのが特徴的です。

LED表示器です。各ドアの上に路線図などとともに設けられています。細長い割にはLEDの部分は狭く、表示されるのも駅名のみ。早朝夜間の中央線快速乗り入れ時など、行き先表示がしっかりでると便利かなぁと思うこともあります。
同じ線路の上を走る「先輩」東京メトロの05系のそれと比較すると機能的に物足りなさを感じますが、いずれE231系宇都宮線バージョンの様にソフト面での改修があることを勝手に一人で期待しています。


座席周りです。あ、後ろの窓ですが、先頭車のこの車両中央部分の側窓のみ開閉化改造を行っています。
7人掛けの座席は毎度お馴染みのスタイル、毎度お馴染みの袖仕切りで、E231系にあわせたのか背もたれにささやかな模様が入っているのが209系シリーズではちょっぴり珍しいです。
この番台からクッションの材質が変更された・・・ということですが、ちょっぴりシャープに見えるようになったくらいで、座り心地は・・・元が元だけにあまり影響を受けていないようで・・・(^^;;


こちらは乗務員室背後の6人掛けです。これも500番台で初登場。スタンディングポールが1本のみとなっており、ボリュームは7人掛けよりも若干足りない印象。それ以外は7人掛けと同じなのでコメントのしようがありませんが(^^;;
座席の下、奥に見えてる銀色の部分は側壁にあたり、ヒーターなどの器具ではありません。座面下ヒーターが薄いのは技術の進歩だとしても、それがかえって車内の寒さを助長しているようでは・・・改良を期待したいところです。


車端部は何も工夫の無い3人掛けとボスのおっさんがお出迎え(^^;;
車端部の余裕の無さはもはやJR東日本のみならず様々な会社、様々な車両で見ることとなってしまいました。嗚呼…。


こちらは優先席バージョンのモケットとボスのおっさん(^^;;; 確かジョーンズさんでしたっけ(^^;;;
この柄は変わることなくこの番台にもやってきました。派手なちゃんちゃんこも大形の袖仕切りに覆われてあまり目立たないというジレンマを抱えているようですが、元々E217系で導入されたモケットでもあり、周りの雰囲気と照らし合わせると一番落ち着いた、なんとなくしっくり馴染む環境かな、と思います。

バケット形状、座り心地、膝裏への圧迫などは他の座席と差がありません。


さて、中間車の真ん中にはこのように大きな固定窓があります。ありますというよりも、残っています。
209系の象徴でもあった固定窓ですが、換気能力の問題から固定窓を開閉窓に改造する事態になり、209系500番台でも中間車は設計時から車内6箇所の大きな側窓のうち、4箇所を開閉可能にした状態で登場、E231系では6箇所全ての側窓が開閉可能になっています。

でも、209系の一番の強みはこの大きな大きな固定窓だと思うんです。弱点でもあるという意見も頷けますが(^^;;;
車内2箇所だけでも、例えカーテンがなくても、例え窓が黒くても、例え乗っている管理人の腹が黒くても(^^;;;、この大きな大きな固定窓から見る東京の景色、一寸違ったものに見えてくるように感じます。

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