[小ネタ] JR東日本  青梅線201系(Page.2)  
 
  パっと見何も変哲の無い青梅・五日市線の201系ですが…
2005年11月7日頃から、車内の何かが違う車両が入っているようなのです。早速下の画像で検証していきましょー。

 

 

 

 
早速2枚の画像を並べて見ました。11月11日、19時40分頃から50分頃にかけて撮影した青72編成の両先頭車の車内です。
左が6号車、右が1号車になります。撮った方向が違うので広告が異なりますが、それにしても…違いませんか?雰囲気…

なんだか左の画像の方が青みがかっていますよね・・・。右は見慣れた雰囲気のような・・・??

ちなみにこれらの画像は全てデジカメのプログラムオート、ホワイトバランスはオート、ISO400、露出補正は0でお届けしています。肉眼でもこれぐらい違いがはっきりとおわかり頂けます。

 
天井です。先ほどと同じく左の画像が6号車、右が1号車なのですが…どうもこの辺りが怪しそうです。

この微妙な雰囲気の違い、実は蛍光灯が作り上げています。
蛍光灯には様々な「色の種類」があります。オフィスや家庭でよく使われる白系の色の蛍光灯でも、「昼光色」「昼白色」「白色」「温白色」と、4色ほどあります。特によく使われるのが「昼光色」と「白色」で、「昼光色」の方がより白っぽくなるものの、全体の雰囲気は感じない程度ですが暗くなっているそうです。

ということで、蛍光灯の品番を見ると、右の画像の車両では「白色」の蛍光灯を使用しているのに対し、左の画像の車両では「昼光色」の蛍光灯を使用していることが判明しました。だから見た目でこのような違いがでてきているのです。
11月7日頃より、青梅・五日市線の201系のうち一部6両編成の6号車のみ「昼光色」の蛍光灯に取り替えられています。たった1両のみ、それも一斉に複数編成が取り替えたので恐らく実験的要素が強いものと思われます。

尚、品番で判断する限りでは、メーカーは異なるようですが性能や構造は全く同じで、色だけが違うようです。最近流行の「3波長発光型」でもないようで、取り替えたメリットは一体何なのか、実験の目的とは何か、気になるところです・・・。
#もしかしてE233での本格導入への布石?!

 
外から見るとその違いがなんとな〜くつかみ取れますよね。肉眼ではもっとはっきりと違いがわかります。
画像左は左の車両が昼光色、右が白色、画像右は5号車が白色、奥の6号車が昼光色になります。

ちなみに昼光色の蛍光灯を採用した列車の代表格といえば、700系の普通車でしょうか。まだまだ採用例は少ないのですが、果たして…??

[参考]
取材日・・・2005/11/11
取材編成・・・豊田電車区201系・青72編成(6両編成)
1号車の蛍光灯…東芝FLR40S-W/M-P(ラビットスタート・飛散防止形)
(2号車〜5号車の蛍光灯も同じものだと思われます。中央線快速の201系も同じ物を使用)
6号車の蛍光灯…NECFLR40SD/M(ラビットスタート形・なぜか公式サイトの商品紹介に記載なし(>..<))
他にも青61編成・青71編成の6号車の蛍光灯が交換されている事を確認しています。

[記事をまとめるにあたって参考にしました]
ウィキペディア
電材堂ほか蛍光灯製造/販売企業公式サイト

風っこ、四季彩を訪ねにきたついでに、ぜひご確認ください。
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