JR東日本  115系1000番台[新潟地区・リニューアル編成]
 
  白地に青を多用した外観。1999年に新潟地区でも始まった115系のリニューアルは内装のみならず外装をも変えてしまうという大胆なものになりました。どことなく長野色と通ずるものがある爽やかな塗装と、画像でもかすかに見えるシングルアームパンタグラフへの交換によって少し雰囲気が軽くなりましたが、そこは黙っても115系。ドアが閉まった時から既に115系ワールドが展開されていくわけで、音を聞いて「あ、やっぱり115系だ・・・」と思う人も多いのではないでしょうか。では車内はどのようになっているのか、紹介しようと思います。
尚、リニューアルは3両編成の「N編成」のみに施されており、4両編成や2両編成には一切施されていません。ますます上沼垂ワールドの裾野は広がります!
(取材・撮影 信越本線・二本木〜直江津)

 

 

 


車内全景です。これが115系の車内です。随所に115系らしさが残るとはいえ、フレッシュグレーの化粧板に白いフレームの座席は製造当初の115系が持つような雰囲気が一切払拭されています。
新車にフレッシュグレーの起用が流行っているせいでしょうか、どことなく軽々しい印象も受けます。3ドアでセミクロスシートという配置までは同じ、なのに・・・。

あ、別に家電量販店の「新生活応援フェア」の会場では無いですよ。

 
中間車の車端部はロングシートになっています。1000番台では製造当初からお馴染みの配置になります。優先席の設定は一番端にセットするというごくごく自然な設定に落ち着いていますが、リニューアル前の車両では手前側の2人分が充てられる事もあり、必ずしも「新潟の115系」として統一されているわけではありません。
遅れましたが、右の画像は何の変哲もない通常モケットの仕様になります。
しかし、消火器プレートの存在のおかげで携帯電話OFFステッカーは左右で貼られる場所が異なっています。このあたりはご愛嬌、でしょうか(^^;;


妙高高原寄り先頭車には便所が備わっています。その車端部の様子です。
隣にはボックス席があり、その手前には優先席が設定されていますが、その優先席の逆サイドは車椅子スペースになっており、優先席は実質2席のみとなっています。

 
車椅子スペースから便所にかけての構成を2枚掲載しました。便所の化粧板も交換されており、ここでもフレッシュな感覚が取り戻されています。とはいえ配電盤の蓋が少し古めかしいかなぁ…という気がします。
車椅子スペースは元々あった3人掛けの座席をヒーターごと撤去し、代わりにスリムなヒーターと握り棒、非常通報機が備わっています。寒冷地ゆえに暖房設備の設置は怠っていませんが、こともあろうに窓枠の上には座席番号が3席分割り振られています。この車輌が座席指定列車で使われたときに車椅子スペースに割り振られた乗客はどうするのでしょうか・・・まさか空気椅子??


乗務員室との仕切り。ここは小さな窓が115系っぽさを色濃く残しています。
化粧板は全てフレッシュグレーに取り替えられたはずですが…あれ、乗務員室への扉の部分、何か色が違いますよ?
実はこの車輌、その扉の部分だけ化粧板のフレッシュグレーへの交換が済んでいないという何とも微妙なノリの車輌だったのです。もっとも扉自体が何かの故障の折に本来の物と交換されているという可能性もあります。扉の化粧板は羊毛のような少し茶色がかった白の柄物で、白地に緑の帯を巻いて、緑の座席モケットを使用している115系で見られる内装になります。

今はもう元に戻っているのかな・・・?

 
…と問いかけてからリニューアル車に乗る事数回、デジカメの被写体になるのはどれも羊毛のような白の柄物仕切り扉ばかり…。フレッシュグレーの仕切り扉の存在さえ怪しいのでは…と睨んでしまう今日この頃…。

 
天井の様子です。フラットな構造ではないものの集中クーラーで冷房化を行っているので、意外にシンプルな天井になっています。扇風機もありません。一番手前の栓抜きのようなレバーはベンチレーターに直結、外気を取り入れるかいないかを選択できる装置になっています。最近では「取り入れ」の方にレバーが選択されているケースは殆どみかけなくなりました。
右の画像は吹き出し口にカバーが設けられたタイプです。左の画像の吹き出し口との違いは一目瞭然、この差はリニューアル工事の施行以前から見られたものです。


あまり変わらない天井に対して床は大きくリフレッシュ。青みがかったグレーの柄を全面的に採用しています。
座席モケットや周りの雰囲気ともピッタリです。


ドア周り。ここをリニューアルして欲しかった!というのは自分だけでしょうか。
なんていったって115系名物の「手でガラガラガラと取っ手をもって開け閉めする」半自動ドアが健在なんですから。もう少し本気で使う気があるのならば、ここの取っ手に代わるボタンをつけて、もっと開け閉めしやすくしてほしかったなぁ。
ただ、隙間風を防ぐために袖仕切りの部分には大型の透明板が設置されました。何も無かった頃に比べればほんの少し進歩した形で、座席の所で再び取り上げようと思います。
 
変化が見られたところか、そうっぽく見えるところ。左の画像は「手で開けるように」と書かれた説明書きと半自動ドアの手がけになるわけですが、これはもしかしたらリニューアル前からあるかもしれません。「半自動」なんて中途半端な用語を淡々と用いて大丈夫なのかなぁ…と少し心配になってきます。そしてドアのすぐ側の床では滑り止め用のグリップも一新。少し斬新な斜め模様です。


ここからはトコトン座席三昧。セミクロスシート車ではすっかりお馴染みのコーナーと化しつつあります…。
まずは中間車の車端部にある5人掛けのロングシートから。
座面、そして背もたれがバケット形状のものに交換され、モケットも新たに青緑の市松模様になりました。バケット形状はかなり強めのもので、今までの115系とは違う、引きしまった座席になりました。
奥の妻面には肘掛と思しき四角いラインが見えますが、決して肘掛ではありません。

 
乗務員室背後の3人掛けの座席が左の画像、右の画像は2人掛けの座席になります。
3人掛けか2人掛けかは戸袋窓で判別可能となっており、狭い戸袋窓が3人掛けの目印になります。しかし車椅子スペースも狭い戸袋窓を用いており、さらに車椅子マークの有無で判断しなければいけないという判断もあります。
袖仕切りの部分には透明の仕切り板がつきました。近郊型電車では仙台地区の417系あたりにそのルーツがありそうですが、リニューアルによって新潟地区にもお目見えしました。少しドア側に膨らみが確保できなかったので多少狭くなったのは難点ですが、風を直接防ぐという効能はなかなか大きいのではないでしょうか。透明ながらなかなか存在感もあります。

 
優先席。中間車は車端部にある5人掛けの一角を占める形で片側3席分を確保。先頭車は便所の逆サイド、クロスシートと扉の間の2人掛けが指定されています。
モケットは毎度お馴染み優先席標準柄。化粧板はフレッシュグレーなので座面は車内に馴染んでいそうな感じですが、赤のツートンは強烈・・・です。ハイ。また、バケット形状は他の席と同様にかなり強めのものがセッティングされています。

なお、優先席の区画は他の新潟地区の115系同様優先席の吊革が黄色い物に交換されています。


続いてクロスシートの方を見ていきます。先頭車を除いて原則ドア〜ドア間の配置となっています。
固定クロスで4人一組のボックスが1両あたり8組設けられています。
ヒーターの網の部分、座面、そして背もたれに至るまで全面的に交換、バケットシートになりました。背面もスッキリしており、灰皿の跡が無いのが何よりも大きなポイントですね。

 
もう少し詳しく見ていきましょう。左の画像は仕切りも兼ねている座席になります。
袖仕切りがXを想像させるような、すごくスリムで個性的な形になっています。また、座面のバケット形状も見受けられます。しかし、基本的な構成はリニューアル前の115系と同じ。もうこの座席が近郊型電車の「完成系」の一つなのでしょう。
座り心地はやはり更新前よりも一層切り立った、姿勢のよくなるような座り心地になっています。また、シートピッチ拡大車という謳い文句で登場した1000番台ですが、やはり満席になると足元が窮屈です・・・。
それにしても・・・黒の取っ手がいいアクセントですね。

 
便所横や車端部で用いられているクロスシートになります。
奥の座席は他の115系同様少し横幅が狭く、取っ手が省略されたクロスシートが配置されています。
千葉や高崎地区で見られる113系・115系のリニューアル車のように大きく見栄えが異なる事はないので、損した気分…にはなりません(^^;


座席を最後に真正面から。背もたれの上の部分が少し狭まっています。狭まった所に取っ手が設けられている格好ですが、実際座ってみると「狭まっているな」という印象はあまり持たず、うまい空間の使い方だと思います。
熟練された構成の座席だからこそ、さまざまなカスタマイズができるんですね。
その一方で、背もたれの高さが若干低くなっている気がするのは・・・自分だけ?


おまけ。この駅名対照表、実は車内に貼ってあります。方向幕の蓋の部分に貼ってあったのですが、これ、車内に貼る必要はあるのでしょうか(^^;; 裏から方向幕の番号が見えるから、お客さんもこの番号を見て行き先判断して!!ということなのでしょうか。それとも…このステッカーで電車好きの少年を増やしてしまおう!という作戦なのでしょうか(^^;;「ねぇねぇ終点着いたら61番の幕みせてぇ」なんちゃって。良い子はそんな無茶なことを車掌さんに頼んじゃだめだぞ。

対照表を見ると、長野という行き先は入っていません。妙高高原はあるのに…この車両が新潟の主である事が伺えますね。でも、高崎って行き先はあるようで……長野を飛ばして群馬県への遠征は考慮しているみたいですょ。
 
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