JR東日本  日光線107系
 
  ちょっと遠めからの撮影になってしまいましたが、Nのマーク(っていうと絶対家電メーカーに誤解されそう・・・)が大きく目立っていることがおわかりいただけると思います。「N」の日光線、107系。
1988年、つまりJRができた年に登場したこの車輌は165系の機器を元に、165系がニガテな分野だった通勤輸送にも対応できるよう車体を新たに作った車輌です。なので至る所に165系の機器が見られ、走る時の音も165系そのもの。この車輌、音はいいんです。音は・・・(^^;; じゃどこが悪いのか?答えはCMの後…(^^;;;
日光線の他に東北本線でも見られ、また異なった塗装で高崎地区でも活躍中です。
(撮影・取材 JR日光線/宇都宮・鹿沼)

 

 

 


車内全景です。画像はクモハ、宇都宮寄りにつながっている車輌の車内ですが・・・
これ、超有名観光地「日光」に向けて走っている、車輌ですよね・・・(^^;
地元の方としてはこの車内でいいのかもしれませんが、一応1観光客の戯言ですが・・・いやぁお隣東武もつい最近まで各駅停車でロングシートが幅を利かせていたことを考えると、庶民の日光観光はロングシートで!!というのがデフォルトのようです。「そんな戯言聞かざる!」という方は東武電車の方が…ってここはJRのページでしたっけ。ハイ。
3ドアロングシート。165系の利点だった「ゆったりとした手軽な寛ぎ」はどこへやら。


さて運転台との仕切りの様子です。左が日光より先頭車のクハ、右がクモハのものになります。どちらとも私が写っています(^^;
シンプルに小窓3枚で攻めています。前面の窓が小さいのでその大きさにあわせた作りなのでしょうか。また、後ほど大きく取り上げますが天井の関係で上部の丸みが若干異なり、クモハの方が四角形に近い仕切りになっています。
そして、あれ、クモハの方の仕切りには・・・


からまん棒の洗濯機が置いてあります。いやぁ日光トレッキングの後の洗濯や宇都宮のスパ銭で着替えた後の洗濯に最適♪・・・なんてことはありません。大事な機械が乗務員室に入らず、このようにどかっと置かれています。
恐らくATSなど保安関連の機械ではないでしょうか・・・。165系にも同様の機器が置かれている車輌がありました。
腰掛けるような高さや強度ではないと思うので、いくら混んでいてもこれに座るのはタブーです。


車端部も画像左のクハとクモハでかなり異なりますが、これはクハに便所を設けたためで、仕方が無いといえば無いです。また、妻窓が設けられていないのも、便所の関係や通勤型のポリシーとして、仕方がない事なのかもしれません。広告枠が無いだけまし・・・と思いきや、配電関係のフタがいっぱい・・・(^^;
ちなみに貫通扉は左右の妻面から少々奥まったところにあります。消火器はその位置関係で生まれた窪みの一角から取り出せられるようにしっかり「格納」されています。車内の見栄えはいいのですが、なんだかなぁ・・・。


天井も画像左のクハと画像右のクモハで全く異なります。そのため、車内全景も上の方に注目するとまるで別車輌(^^;
クハの分散クーラーは車内全体にわたって6台設置されています。また、クモハは車内全域に渡って冷房の吹き出し口も兼ねたスペースを蛍光灯の内側に配しており、目立たなくなるような工夫がされています。それだけでなく、天井全体をフラットにして、丸みが残ったクハの車内よりも洗練されたスタイルになっています。えらいっ。

で、なぜそのような事が生じてしまったのかというと・・・

1枚目の写真を切り取って並べました。
ということで、屋上機器スペースの関係が直接的な原因になります。パンタグラフを2つ並べており、そこにクハと同じ分散形クーラーを並べてしまうと、冷房能力が足りなくなってしまうのが理由になります。ただ、これは107系へ機器を流用された165系も同じ冷房機器を使っており、107系に機器をそのまま譲ってしまった結果このようなことになったのだから「冷房機器が編成でちぐはぐなのはこの車輌だけかよっ!」と三村マサ○ズさんっぽく嘆かれてしまっても困ります。
いっそのこと集中型クーラーで統一してしまえば・・・なんて余計な事は言いません。


床はぱっと見グレーっぽくも見えますが、どちらかというと茶系のものになっています。ちょうどベージュと灰色の中間といった具合で、ちょっぴり明るめな仕上がり具合。


ドア周りの様子です。ちょっと周りが殺伐としていますが(^^; 半自動ドアで、恐らく115系あたりのドアエンジンと共用しているのでしょう、鴨居部の蓋が大型の物になっています。頑張れば普通の通勤電車のように周りの壁と同一面で収まったと思うのですが、その分こちらは広告枠が大きくとれる利点があります。
ドア窓は金属による支持方法で、外から見るとゴム窓などが全く目立たない仕様になっています。


ということで半自動案内板と取っ手どあっぷです。左の板はこの地方では普通に見られたモノなのですが、宇都宮線・高崎線で主力だった115系は両毛線直通などを除いて撤退し、上信越地区の115系ではこれとは異なった案内に変わっている事から、案外ここが、この表示の案内板にとって最後の地になってしまうのかもしれません。
そして取っ手はちょっぴり小さい形です。ちょっと重たいかなぁというのは安全の代償として考えましょうか・・・。もちろんボタン開閉に変えて欲しい!という願いはあるのですが・・・。


そしてドアの外にも同様の案内と取っ手がついています。

さて、先ほど鴨居部にあったのですが、車内には

このようなものもありました。外国人観光客の方向けのものを想定していると思うのですが、所要時間が書いてあるのが嬉しいですよね。。シンプルな作りがgoodです。ただもうちょっと上下の余白がほしかったなぁと思うのは私だけでしょうか。写真のペーパーは入れる所からはみ出しています(^^;;


扉間の窓配置です。いやぁ窓の枚数自体は115系だとか、211系とかと全然かわりません。しかし・・・なんなのでしょうかこの間延び感(笑。115系のような「必死に並べてみました!!もうギューギューに詰めてみました!!」と、一生懸命つめてくれた牛丼を思い出させるような雰囲気は無く、「ちょっとスキマあいちゃうけどこのパーツ余っているし・・・まいっか」なんて雰囲気満載の、それはそれはなんともうまく並べられた福笑いのような姿に仕上がっています。やっぱり改造車の宿命なのでしょうか。座っていると更にむなしくなってきます。窓の小ささに・・・。
ところでこの戸袋窓、もしかして101系あたりからの転用でしょうか?


さてここからがト怒涛の座席ゾーン。まずはドア〜ドア間のロングシートからです。
12人掛けで、4人ごとに座面、背もたれが分かれています。また、縫製によるバケット形状をさりげなくつけており、座面もなんとなくそれを意識させられたつくりになっています。
ちなみにその縫製なのですが、縫い目が僅かながら乱れており、完全な直線!ではありません。長年の疲労がきているのでしょうか、はたまた製造時から・・・後者だとしたら果たして工業用品として・・・まいっか。

画像右の袖仕切りはなにやらとんでもない穴が開いてしまったご様子です・・・。

あ、実際にご乗車になられる方はクハの車内のドア脇にもご注目下さい。灰皿が設けられていたと思しき跡があります。ロングシートでも吸えたんですね・・・(遠い目


クモハの車内にあります4人がけの座席です。いずれも車端部〜ドアの間で、モケットは双方で異なりますが、どちらも扱いは優先席。画像右の赤いストライプモケットにも着席区分を表す縫い目がしっかりついています。
座り心地は正直あまりよろしくないです。そんなに沈み込みませんし、画像それぞれ手前の方が硬いために着席スポットもあまりありませんし、その着席スポットもなんだか中身がスカスカのような感じがします。
とはいえ宇都宮〜日光間くらいでしたら我慢できる時間範囲に入ってしまうと思います。


そしてクハの車内の優先席区画になります。
2人掛けなので若干窮屈な感じがします。空いている時に一人で占拠ればそれはそれでいいのかもしれませんが(^^;
画像左の袖仕切りですが、微妙に異なっているのがお解り頂けますでしょうか。


そしてこの車輌唯一のクロスシートがこちら。クハの便所の隣にあります。コトバではわかりづらい消火器の位置もあわせてどうぞ。これは正直「トイレに出入りする人と目を合わせないように!」という気配りだけで設けられたものなので、座面や背もたれもロングシートと同一のものになります。袖仕切りの形状がちょっと使いにくそうかなぁという印象を持ってしまうのも、このクロスシートの性格を多分に表しています。下り列車では進行方向に合う形で座れるので、そんな環境・スペックでもちょっぴり旅気分を味わい方はチョイスしてみてもいいかもしれません。ここで飯を食うのは正直・・・ですが、宇都宮駅の駅弁、おいしそうだったなぁ・・・。

・・・

暖かみのある鹿沼駅で、しばし休憩、のち上ります・・・。
いつかはこの先にも、行ってみたいものです・・・えぇ、JapanのNikkoへ。
このアコモが地元の足として、観光の足として相応しいか否かはみなさま一人ひとりのご判断になりますが、私は音はいいと思うんですよねぇ。165系を求めて、変わり果てた姿を日光線で拝むのも悪くは無いと思います。両毛線や吾妻線でそれは・・・さすがに勘弁したいところですが(^^;;
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