JR東日本  103系[武蔵野線・高運転台非ATC車][京葉線妻窓閉鎖車]
 
  豪華2本立て…とは気のせいで、実は中途半端に撮っていた画像を放出しようといった至って無気力なページです(^^;; 期待していた皆さん、ごめんなさいっ。
このページでは、化粧板が原型の薄い緑色を保った103系の車内バリエーションを3つご紹介します。
103系というととにかく滅茶苦茶バリエーションが多くて、一度手を出すととんでもない事になってしまうということであまりにも有名でした。自分は高校生の時に毎日のように青梅線を使っていたのですが、1編成、いや、編成の中でもクーラーの形状が違ったり、網棚の支持棒に色がついていたり、窓の四隅が違っていたり…とバラエティに富み過ぎていました。今でこそ「なんで現役の時に追いかけなかったんだ〜」と後悔していますが、その後悔を原動力に、JR東日本103系のラストランを飾るであろう2005年度に撮影した画像をほんのちょこっと、お楽しみください。

 

 

 


と、言い訳を無理矢理お聞き頂いた所で、まずは末期に武蔵野線の人気者と化していた103系E38編成から。この編成の特徴は高運転台ながら乗務員室の背後に戸袋窓があるという所です。これらは800番台を名乗るシリーズで、ATCを積む必要がなかったことから窓配置を低運転台車に合わせた仕様になっています。元々数が少なく、新製されたのは50両弱。武蔵野線や中央・総武線(各駅停車)で見かけることが少しはあったかなぁ〜と思いますが、初めて乗ったのは1997年ごろ(記憶があやふやです<(_ _)>)にたった1両配置された青梅線の青62番編成。立川行きで充当されると前面展望が楽しめることからプチ祭り状態になっていました。


さて車内に入っていきましょう。夕闇、ラッシュ寸前、府中本町という悪条件が重なる中やっと撮れたのは仕切りくらいでした。画像そのものが若干左に寄っていたり、三面揃ってカーテンが閉められているのはそれらの悪条件のせいで、しかしながら悪条件の中撮れた事に感謝せずにはいられません。全景や撮りなおしは…広島で頑張りまぁすorz また後悔の種が一つ増えてしまいました。

こちらが前のページでもご紹介しましたが、高運転台、ATC搭載車の仕切りになります。非搭載車とは窓の数が違う!という決定的な違いのほかに、ATC搭載車の方が奥行きが無く、なるほど戸袋窓をつける余裕さえないという状況が伺えます。やはり搭載車は扉がかなり上まで占めていて圧迫感がありますが、スマートさでは非搭載車の方が何枚も上手ですね。
ちなみに800番台車のうち、僅か2両だけはこのATC搭載車の仕切りになっています。


側扉になります。左の画像が乗務員室仕切り背後の扉、右がその隣の扉です。
今回は偶然吊革増設車ではなかったのですが、増設車についても乗務員室の仕切りの後ろには吊革が追加されなかったようです。
仕切りの後ろの戸袋窓にもきっちりカーテンが備わっている他、立ち客対策でしょうか、握り棒が設置されています。南武線と被って見にくいかもしれませんが、黄色とオレンジの帯の下の所にあります。
それにしても・・・合理化が理由だとはいえこんなに素敵で小世帯な車両を作ってしまった国鉄、ATCはいらないから車内だけは低運転台車を「インスパイヤ」して…なんていう発想が素敵です♪


ドアの画像が出てきたのでさらにあと2枚どぞー。左の画像はこの後登場する京葉線のもの、そして右側の画像は…たしか武蔵野線の車両だった気がします。このドア周りの最大?の共通点は「吊革増設を行っている」という所です。鴨居部の上にある三角形の吊革が左右4本ずつ追加されています。これはJRに入ってからの増設で、画像右のように他の画像が丸取っ手の吊革のままでも当時JRで主流だった三角形の吊革が追加されています。そのため、後付けじゃん!という雰囲気は結構ありました。
もちろんあった方がかなり楽だったのは言うまでもありません。あ、決して傘掛けや遊具じゃないですよ!!


続いてのご登場がこちら。京葉線で活躍していた307編成です。
先ほどとは違い、ATCつきで登場したので乗務員室背後の戸袋窓がありません。また、車端部に転落ホロをつけたり、スカートをつけたりしているのも特徴で、京葉線の「速い」「近未来」的なイメージをより一層浮かばせてくれるような感じがします。
あ、今でこそそのようなイメージですが昔は6両の普通列車が昼間にのんびり走るという長閑にみえそうな一面もありました。6両…東京駅に乗り入れるJRの普通列車の中では最短だったのは内緒です(^^;
画像は2005年9月に撮影した画像…だと思います(^^;;; その後、すぐに廃車回送が行われてしまいました。

 
早速車内全景をどうぞ。難攻不落でお馴染みの蘇我で奇跡的(^^;;に撮影しました。
今回は先頭車ではなくて中間車、それも2・3・8・9号車がメインなのですが、4ドア、ロングシートの基本的なスペックは他の車両と同じです。網棚の支持棒が先ほどのE38編成とは異なり白く塗られているのも特徴ですが、この車両のポイントは車端部にあります。


ということで車端部に早速行ってみると…そうです、車端部の窓が埋められ、広告枠が設けられているということです。
元々右側には戸袋も兼ねた窓が、左側には開閉可能な窓がありました。

こんな具合でした・・・って先ほどのページの画像をそのまんま使っていますが(^^;;
その部分を埋めてしまって広告枠を新たに作ってしまったのです。
それにしても・・・化粧板の色をしっかり合わせてまでは良かったものの(よくぞ薄緑の化粧板を持ってきた!と感動しています、自分(^^; )、あたかも窓があったかのようにフレームが残すような改造をしているあたりに、「やっぱりJR東日本だなぁ」と妙に感心してしまうのでした。

こちらは優先席バージョン。モケットが変わっただけではなく、妻面のステッカー広告の隣に携帯電話がらみのマナーステッカーが貼られています。
ちなみにこのような車端部に改造されていた103系は、ここ京葉線だけでなく、武蔵野線や青梅線のほんの一部の車両、そして南武線で見かけることができました。確実な資料がないので想像に留まってしまうのですが、前任地が京浜東北線という車両にこのような改造を受けた車両が多かった事から、転落防止ホロ取り付けと同じ時期に車体の延命や209系や205系との広告枠統一を目指した改造だったのではないかと思います。


しかしながら…このような想像を根本的に覆す車端部がここにあります。
2号車と8号車、モハ102の蘇我寄りの車端部ですが…見てください、片方だけしか埋められていないのです。
しかも東京寄り、つまり逆サイドの車端部は両方とも埋められているわけで・・・何を意図して開閉窓を残したのか、謎に包まれています・・・。ちなみにこのように片方だけ開閉窓を残す改造を行ったのは当時の浦和電車区所属車のみだとか。


別の角度からです。妻窓から見えるのは隣の車両の車内…ではなく、ただの壁・・・(^^;;;
換気用?はたまた材料不足??側窓も妻窓も開閉できるので、余計謎めいてきます・・・。
まさか・・・録音マイク用なんてことはないですよね?!
この妻面の謎についてご存知の方、山梨YBSテレビのゆうひのジャングルに出る前に(高)までご連絡頂けたら幸いです。お待ちしています!で、カエ〜ルケロさんがもし答えを握っていたら・・・森に入って弟子入りします☆


おまけということで、一つ前のページには出てきていなかった3人掛けの座席です。
質素な袖仕切りも、快適ながら消火器がすこ〜し出っ張っている車端部も、ドア脇の余裕があるスペースも、灰色に塗られた重たそうな座席下ヒーターも、まもなく関東地方からお別れだと思うと…やっぱり泣けてきますねぇ…。
 
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