JR東海  東海道線211系5000番台
 
  この顔で2ドア車だったら安らげるのですが…あーあ!とお嘆きの方も多いらしぃ211系5000番台。東海道線に現れたのが1988年。JR東日本に沢山いる211系とは前面やクーラー形状が異なり、JR東海らしさをよりアピール。以後東は熱海、いや時には国府津から西は大垣や米原まであれよあれよと勢力を伸ばしました。普段は普通列車の受け持ちが多いものの、2005年には愛知県で行われる万博向け輸送列車「エキスポシャトル」という大役にも挑みました。
さて、JR東海の中にもセミクロスシートを積んだ211系が2編成います。違いは前面の助手席部分の窓ガラス。長いほうがロング、どう、覚えやす・・・(殴
(取材・撮影 JR東海道線/興津〜豊橋)

 

 

 


クモハの車内全景です。明るさを前面に押し出した3ドアロングシート。通勤車としては特に当たり障りの無い作りで、よく混雑する静岡周辺の輸送事情にはなかなかマッチしているのでは…と思います。

「よく混雑する」・・・そう、彼らが旅行客を中心に叩かれている理由でもある訳ですが…それも含めて嘆きの内容をおおまかにまとめると・・・
1)ロングシートだから 2)一列車あたりの編成が短いから 3)トイレが無いから
特に2は私も「え゛・・・まぢで3両だけしかないの?!」などと嘆いてしまいがちですが、これは車輌のせいではなくてダイヤを組み立てる側のせいになるので、ここは一つ静岡支社の皆々様に「渇!!」を入れて締めようと思います。

なお、ロングシートに対して旅人に人気のあったセミクロスシート車は大多数が廃車となってしまいました。静岡地区の東海道線はこの車両と同じくロングシートの313系が主に担っています。313系は211系との併結が可能なのでトイレ付きの列車も少し増えたかな?という印象ですが…113系のようにまったり「ボックス席に座って」太平洋を眺める事はできなくなってしまいました。

 
連結面側の車端部になります。妻窓はありませんが戸袋窓がしっかりあるので、採光には問題ありません。
左側の画像は通常モケットの車端部、右の画像は優先席のモケットになります。
ただ、妻面が一面の壁になっているので若干窮屈かもしれません。貫通扉の色が若干異なりますが、アイボリーベースの色和えはキレイだ・・・の一言に尽きます。

 
そして乗務員室との仕切りになります。こちらも座席モケットの色が前後で異なっており、左の画像が熱海方先頭車両で通常モケットバージョン、右の画像が豊橋方先頭車両で優先席モケットバージョンとなっています。豊橋方先頭車両は優先席と車椅子スペースがひとまとまりになっています。
仕切り扉から画像右側、助手席にかけての仕切り窓の作りは「どうぞ前面展望を愉しんで!!」と言わんばかりのつくりになっています。このあたりはやたら閉鎖的だった113系よりとは比べ物になりません。
ちなみに、運転席背後の仕切り窓右にデジタル式の温度計がありますが、車輌によっては・・・

昔ながらのアナログ温度計になっている車輌もあります。恐らく廃車流用品で、JNRマークがいかしていますが、JR東海管内では最後までこの温度計が残る車輌になるかもしれませんね。
個人的にこのアナログ温度計は好きなのですが、「今風」の車輌とのコラボにはちょっぴり驚いてしまいました。


フラットな天井はラインデリアがだーっと続いています。そして蛍光灯はカバーなしのもので、313系に乗りなれてしまうと物足りなく感じるかもしれません。クーラーの室外機に相当する部分は集中型ではなく、形状が異なるのですが、中に関しては集中型とは大差ありません。
ところで・・・切れてませんか、蛍光灯・・・(^^;;;

 
床もこれまただーっと端から端までオレンジの帯。ベースはクリーム色で、首都圏にお住まいの方は「103系で同じような塗り分けを見た!!」という方もいらっしゃると思います。これが明るい車内を一層明るく魅せるポイントです。
で、JR東海のコーポレートカラーであるオレンジの帯は留まる事を知らず、乗務員室までず〜〜っと続いています。右の画像が乗務員室までやってきたオレンジの図ですが、連結した時に車内との一体感を持たせたり、JR東海がいつまでも、ずっと続くように!なんて願いがこめられたりしているのかもしれません。びーあんびしゃす。考えスギかも(^^;;

そうそう、画像右の貫通扉の手前にある金具。ちっちゃいお子様とか引っかけないようにしてくださいね(^^;
床には大なり小なりあまり障害物をおかないほうが良いのですが…仕方が無いと言われたらそれまでです。


ドア周りですが、かなり大きめなドア窓がアクセントになりますが、化粧板が貼られている分あまり目立つ存在ではありません。開く時は形に似合わずしっとりとした動作が堪能できます。


両端のドアはこのような表示機があります。半自動ドアではないのですが、停車時間が長い時にはこうして両端のドアを閉めて保温するようになっているんですね。この車輌にはLED装置がありませんが、これと下の停車駅案内でLED表示機のやりたい事を7割くらいをカバーしているのではと思います。


側窓です。一つ一つ分かれたスタイルの1段下降窓で、戸袋窓もしっかり完備。
313系の大きな連続窓を見てしまうと211系の窓は小さく見えてしまうものですが、こちらはバランス良く配置されている印象もあり、どちらが好みかは分かれそうな部分でもあります。

 
さてここからはト怒涛の座席ラッシュ。まずはドア〜ドア間の11人掛けと車椅子の隣にある8人掛け。
先ほど叩かれる理由として「ロングシート」というのを挙げました。確かに景色は見にくいですし、駅弁も食べづらいですが、座席自体はなかなかの出来で、正直ガラガラな時に113系のクロスシートよりも足元が広くとれるのは大きな利点だと思います。C寝・・・これはこれで快適そうですがやってはいけません(^^;
ただ、逆に113系の座席配置と比べて、「端っこ」つまり座っている人が、背もたれ以外によっかかったり掴んだりできる部分が少ないのはマイナス点になってしまいます。実際よろけ過ぎたが故に疲れたという方もいらっしゃるのでは。313系では採用されていますが、座席間にもある程度肘掛けやポールがあればいいなぁなんて思います。

 
車端部はこのように5人掛け。優先席に指定されている車輌もあり、グレーのモケット、それ以外は蘇芳色のモケットになります。バケットなので「まさか!!」と思わず座るのをためらってしまう方もいるかもしれませんが、最近流行の「ベンチ級の硬さ」ではなく、適度にホールドしてくれ、かつ適度に沈みこんでくれるバケットシートです。着座ポイントが少ないのが欠点ですが、「良い仕事してるね〜」なんて思わず呟きそうです。私の乗車回数がそんなに多くないからかもしれませんが、JR東日本の211系のようなヘタレ感はまだこちらの211系では感じられません。


最後に運転席背後の2人掛けです。左の画像が通常のモケット、右の画像が優先席のモケットになります。このような画像を撮るとやはり助手席側の窓の広さはポイントが高いと思います。窮屈な印象も若干和らぐのではないでしょうか。

私は座り心地に関してはなかなか良いのでは、と思います。空いていればそれなりに寛げますし。
ただ・・・やっぱり車窓が見づらいし、旅の雰囲気にならない…なんていう身勝手なヒトリゴトもあり…難しい所でありますが、少なくてもロングシート=ダメな席、という定義は当てはまらないと思います。


最後に車椅子スペースです。この部分には荷棚が無いのですが、吊革はしっかり備わっています。
強力そうなヒーターがまた心強いです。

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