北越急行  HK100形[ゆめぞらU]
 
  1997年に北越急行が開業し、首都圏と北陸の輸送は「長岡乗り換え」から「越後湯沢乗り換え」になりました。ローカル輸送はHK100形が担っており、登場した9両のうち2両はイベント対応車として転換クロスシート車で登場しました。あの側面のグラデーション塗装が今でも新鮮で格好良さを感じるものですが、2021年、久々に再開したらあのグラデーション塗装は「はくたか」を彷彿とさせる素敵な白と赤いラインの車両になっていました。毎週日曜日には子供たちの歓声も聞こえてきそうな「ゆめぞらU」です。
「ほしぞら」、「ゆめぞら」と北越急行ではトンネルと天井を利用した映像などの投影をずっと行ってきた経緯もあり、これで柔軟な運用も可能になったとのこと。いずれじっくり見てみたいものですが、今回は普通列車運用に充当している時の模様をお届けします。
それにしても…素敵なヘッドマークです。
(取材・撮影 JR上越線・越後湯沢 他)

 

 

 


車内全景です。前後2ドア、ドアこそ無いもののデッキとの仕切りがあり、客室部分は転換クロスシートが展開…セミクロスシートが幅を利かせる北越急行、そして乗り入れ先のJR線でもなかなか見ない車内にちょっとした特別感すら覚えてしまいますが…大丈夫、運賃だけで乗れる車両です(^^;;
そして車内に入って早くも惹かれるのは天井の構成。中吊り広告どころか装飾が無い天井を見てちょっとした特別感を改めて覚えてしまいそうですが…大丈夫、運賃だけで乗れる車両です…(^^;;
ただ、荷棚が片側しか設けられていないので、大きい荷物をお持ちの方は要注意です。

 
デッキとの仕切り、天井まですべて覆っているものではなく通路部分に扉もありません。それでもこの仕切りがあるのと無いのとでは視覚的に大違い、特に幅が広い方の仕切りは乗り降り時の冷たい風を少し和らげてくれる効果も期待できそうです。
デッキ部分は少し天井を低くして蛍光灯を設けています。映像投影時はこの部分だけ明るくしているのでしょうか。
その先、乗務員室は半室構造。助手席部分には「ゆめぞら号」のご案内のリーフレットが設置されています。前面展望が期待できるくらい開放的だった乗務員室周りも不格好なビニールが設けられてしまいました…。嗚呼、流行り病のせいで……。

 
越後湯沢方客室部分には車椅子スペースとゴミ箱があります。
ゴミ箱はちょっとわかりにくい位置ですが、客室内に向けて投入口が設けられているのは如何なものかと思ってしまいます。座っている人から蓋が見えないよう、デッキ側に向けて投入口が設けられなかったものか…と今でも思うのですが、そもそもゴミ箱の表示が見当たりません(^^;;
車椅子スペースは固定器具、手すりの他に何やら早口言葉にできそうにない補助金で設置された「荷台車固定設備」とコンセントがあります。後者は「ご使用になれません」と案内が貼られていますが、前者はどのように使っているのか、興味津々です。


天井です。取材班のおでこ以上にツルンとしています。そして窓枠の上から間接照明のように天井に照明を当てています。ゆめぞら号の100番台ほどではないですが、この車両もセミクロスシート車と比べると少し暗く感じます。とはいっても本を読むくらいならほとんど支障ありません(^^;比べて「あ、ちょっと…」くらいです。
荷棚は青い装飾をはめ込んでいます。投影時に妨げにならないような、艶消しの青色で塗られている装飾ですが、通常仕様で見るとちょっと安っぽいなぁ…と思ってしまいます。


一方、床はちょっとわかりにくいですがグレーのツートンでシックな装い。画像は車椅子スペースを左手前に写したもので、転換クロスシートの座面下もじっくり見れる好ポジションです(^^;;


片開き扉です。半自動ドアでステップはありません。大きな窓が印象的ですが、それよりも記憶に残るのがドアステッカー。NIIGATAと書かれているのはいわゆる「新潟トランシス」のロゴで、地元で作っているのを目立つところでPRしています。今、貼り替えるとするならばカタカナで「トランシス」になるのでしょうか…それはそれで見てみたいものです。
仕切り部分も手すりがしっかりフォローしています。ワンマン運転から運賃表まで鴨居部分で営業案内もしっかりフォローしていますが…ちょっとこれは字が小さいです…(^^;


半自動ドアのボタンです。車内側の非点灯時、「ドア」点灯時、そして外側です。
車内側のボタン、「開」「閉」の脇にひらがなで「あける」「しめる」としっかりフォローしています。

 
窓周りです。直江津行きでは進行方向右側が荷棚が無い席になります。プロジェクターが備わっていますが、この出っ張りが意外と大きく、私も一回頭をぶつけたのはここだけの話…。
この窓、セミクロスシート車同様着色ガラスが使われていますが、このゆめぞらUには横引カーテンも備わっています。ゆめぞらの窓周りにはロールカーテンが備わっており、同じHK100形でカーテンなし、ロールカーテン、横引カーテンと3種類が比較できるという、カーテンつける・つけない評論家の皆様にはうってつけの環境が備わっています(^^;;

ま、同じ空間に放り込まれた時にはより選択肢が多い方が良いですネ。


座席です。2人掛け転換クロスシート1種類のみ、端の席も含めて足元しっかり確保しています。
ソデ体、もっというと座面から下は名鉄でも見られる仕様です。背もたれは名鉄それよりも若干少し詰め物が多いようなシルエットです。モケットには少しくたびれた様子が伺える区画もありましたが、概ね状況は良好で、もっちりした座面の座り心地を無理なく愉しめることができます。シートピッチと窓割が合わないところがある点以外は結構寛げるのでは、と思います。

 
さて、取材時は2席だけ100番台「ゆめぞら」のモケットを使用した座面になっていました。多分イレギュラー対応かと思いますが、座面の縫い込みが0番台ほどしっかりしていない様子、モケットの柄が0番台の方がハッキリしている様子も伺えます。

100番台の転換クロスシートも長いこと乗っていないので、ゆめぞらの映像投影と合わせて、いつか愉しみたいものです。
 
ひとつ前に戻る
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送