阪急電鉄  京都線3300系
 
  3年後に万博を控えた1967年、大阪市営地下鉄堺筋線との直通車両が登場します。京都線でも見かけることの多い3300系です。
現在でも地下鉄に乗り入れて活躍しており、色褪せることのないマルーンが魅力的ですが、大きな改造は既に一度行われており、昭和56年頃から冷房化が行われています。また、その時に一部の運転台を撤去していますので、その撤去後の様子も後ほど登場してくるかと思います。
製造後40年を経過した車両も多い中で、車内の雰囲気を一新する更新改造が目下進行中で、実際それを受けた車両も見かける機会も多かったですが、今回はオーソドックスに、更新を受けていない車両の模様を中心にお届けしようと思います。

(取材・撮影 大阪市交堺筋線・天下茶屋)

 

 

 


車内全景です。地下だから余計に暗く見えてしまうのかもしれませんが、くたびれた雰囲気が半端なくこちらに伝わってきてしまい、高級感溢れるイメージから一歩転げ落ちてしまった、ちょっと残念な、否、可哀想な第一印象になってしまいました。
3ドアロングシートは阪急の通勤車のスタンダードですが、お馴染みのお約束として神戸線や宝塚線に乗り入れることは車体幅の関係でできません。

 
車端部です。現在はこの区画に優先座席のステッカーを掲出した車両も見かけますが、取材は優先座席が一時廃止されていた時期に行ったため、その模様はご紹介できません。予めご了承下さい。
天井の緩やかな丸みを体感できる場所として、そして多種多様な木目調が体感できる場所になっています(^^;; ただ、妻面にぶら下がっている消化器入れにもしっかり収納ケースが与えられており、ここにも魅せ方へのこだわりを垣間見ることができます。

右の画像は貫通扉上の広告枠。ここに大きな広告枠がボンと一枠だけくるのはちょっと珍しいような気がします。さすがに某大阪市交通局のような青色バックのマナー啓発長文だったら気が滅入りますが(^^;; 立派な広告枠として機能していました。

 
乗務員室との仕切りと、乗務員室撤去後の仕切りの様子です。左の画像はきちっと運転台として機能していますが、しっかり窓ガラスがはまっています。一方右の画像、撤去後は・・・一部の区画を除いて扉も窓も撤去されています。ただ、壁までは撤去されなかったようで、今でも運転台をくっつければすぐに運転台にできそうな気がします(^^;; この部分、窓が撤去されたおかげで座席周りが結構ゆとりのある区画になっていると思います。

・・・それにしても、随分大胆な撤去です(^^;; うーん、これが様々な編成で見られるわけで・・・(^^;;;

 
左の画像は窓が撤去されていない元乗務員室の部分、右の画像は窓が撤去された乗務員室の部分になります。いずれも掴まる部分が少ないという不安要素はありながらも立席として機能はしており、客席から自由に行き来できます。よく地方のディーゼルカーで見そうな連結時の助手席部分に固まってお喋りについ夢中になっちゃう高校生がいち早くチェックしそうな雰囲気になっています。果たしてこの車両もこのような使われ方をしているのでしょうか(^^;;;


天井周りです。カバーつきの蛍光灯は関西の私鉄ならではの設備です。
冷房化が若干遅かったこともあり、所々ラインデリアが用いられているのが大きな特徴になっています。この車両の天井周りが落ち着いていることもあり、後発の5000系のファンデリアがちょっと古く見えてしまうのは何とも言い難いところです。


床はローズ色とでも言うのでしょうか、赤系の色一色で落ち着いた雰囲気を出しています。
緑の座席と足してクリスマス・・・ではありません(^^;;;


ドア周りです。このドア周りも個々の事情を抱えており(^^;; 近年木目調の化粧板を張り替えたであろうドアを選んでみました。
ドア自体は窓も大きくとられ、周りの雰囲気と見事に調和しています。色については難しい所ですが、このあたりの事情から、最近の阪急の車両は濃い木目調がお好きなのか・・・という妙な推測ができる次第です。
ドア周りには吊革は無く、ドアに近い吊革はショートサイズになっています。お客さんの動線を見事に意識した吊革です。


座席です。画像はドア〜ドア間の座席で、9人掛けになります。
とにかくフワフワです。座り心地も、モケットの肌触りもフワフワです。阪急のこだわりここに極まり!といった具合ですが、緑は濃淡がはっきりでてしまう事が多いようです。

注目は座面下のヒーター部分。ここにも木目調の化粧板が貼られています。


中間車の車端部は4人掛けでセッティング。ちょっと消化器と妻面の処理が窮屈そうに感じますが、座り心地に全てを奪われそうな気がしてなりません。

袖仕切りはパイプ形状で、至ってシンプルなモノに仕上がっています。ここからもちょっとした「年代物」の雰囲気を感じそうですが、関西の私鉄に乗り続けていると別にこの形でもあまり古くは無いかな・・・という気になってきます。それだけ採用例の多い仕切りになります。

 
最後に乗務員室の手前の区画です。元乗務員室の手前の座席も同じモノが使われています。窓ガラスが撤去されている区画はそこが肘掛け代わりとして、ちょっと無理はありますが使うことができます。その分のゆとりは大きなプラスです。

なお、優先座席については先述の通りステッカーで対応しており、優先座席指定によるモケットの変更は行われていません。個人的には見たかったのですが・・・どんなクオリティのモケットができるのかなぁ、と(^^;;




こちらに触れるのを忘れていました。
この鎧戸、意外と重たいですし、ストンと落とすとそれなりに音も出ます。
でも、この鎧戸の存在は阪急には欠かせません。

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