江ノ島電鉄  1000形
 
  昭和54年にデビューした江ノ電の新時代を担う…と言いながら、気が付けばもうそろそろ40年…すっかり塗装もリニューアルした1000形です。
現在6編成が活躍しています。他系列との併結も盛んですが、存在感が一段と際立つのは発車時の吊り掛け駆動の音。外観のいつまでも歳を取らない格好良さからは想像ができない音にビックリしますが、湘南の劇場路線の演出にはピッタリだと思います。若い外観はシングルアームパンタグラフも一役買っていますが、鎌倉で接続するJR横須賀線E217系のパンタグラフがひし形で、かえってそちらの方がちょっとレトロに見えるのが面白いところです。
古豪300形がまだまだ頑張っているだけに、引き続きの活躍、そしてカールやサンラインなどの楽しい塗装の復活に期待です。
(取材・撮影 江ノ島電鉄線・鎌倉〜和田塚)

 

 

 


2次車の車内全景です。ロングシート2ドアの車内は落ち着いた空間で、大きな窓が印象的です。同時期に登場した京急800形のような雰囲気を感じますが、窓枠や色の使い方が似ているからで、80年代の通勤車をダウンサイズして採り入れたような格好です。
そう、通勤車故に乗務員室のすぐ後ろもロングシートで構成されているのも特徴です。車椅子スペースは後年設置されています。

 
車端部の様子です。左の画像が藤沢方で優先席が設けられています。緑に対して紫のモケットが渋いですね〜。右の画像が鎌倉方で、貫通扉などはありません。連接台車を活かした幅広の貫通路が特徴ですが、車内の通り抜けはあまり見ない印象です。
妻窓もFRPで象られて柔らかい印象です。この部分が窓の広さを一番感じられるかもしれません。

 
乗務員室との仕切りです。左の画像が藤沢方、右の画像が鎌倉方です。吊革は仕切りまで伸びています。車椅子スペース自体は最小限の設置のようですが、混雑時を考えるともう片側にも車椅子スペースをつけたくなってしまいそうです。
仕切りの扉は珍しく引き戸で、窓の下には通風孔が空いています。窓が若干左に寄っている点がユニークです。周りよりもスッキリしているように見えるのは周りの窓がFRPで象られてコテコテに見えるから…です。


車椅子スペースです。必要最小限の設備ですが、窓枠の上下に握り棒を設けている点が混雑具合を物語ります。そして、以前は見なかった避難はしごです。しっかりした箱に入れられていますが、各社既存の車両にどう設置するかは見物で、江ノ電の設置は一番オーソドックスな置き方のように感じます。この高さなら腰かけられることも無さそうです。

 
天井周りです。冷房の吹き出し口はありますが、扇風機も用いています。夏場の取材だったのでぐるぐる回っている様子ですが、アイボリーの扇風機カバーが珍しく見えるのはきっと桟の本数が多いこと、そして真ん中が空いているからでしょう。
両側には蛍光灯と吊革、中吊り広告は170cmの私がギリギリ当たるかどうかの位置まで垂れ下がっています。


床は連接台車の上の部分から見ていますが、ベージュの1色で手堅くまとめた感じです。一部の1000系にはドア周りに滑り止めの黄色いシートを貼っています。
それにしても…連接台車の上、丸い床の周りが暗くなっているのがついつい押しくらまんじゅう的なドキドキ感を煽られそうになりますが…そんなことを揺れる車内でやったらきっと弁慶に叱られます。

 
ドア周りです。こちらも鴨居部分に液晶ディスプレイを設けています。画面が小さい事や片開き扉ということもあり、画面と画面の間に不自然な隙間があり、正直ちょっと違和感がありました。
ドア自体は無塗装のもので、京急のような迫力のある開け閉めではなく、ちょっとしっとりした開き方でした(^^;; 
液晶画面は左側で広告を、右側で次駅案内などの表示を展開していますが、500形のような手作り感満載の表示から一新、他社でも見られるような画面構成を採用しています。


窓枠です。これぞ!80年代!とテンションが上がってくるFRPの窓枠です。ホームの灰色を見るとわかりやすいですが、大きな戸袋窓には青い着色ガラスを用いています。他の側窓にはロールカーテンをスタンバイしています。窓枠には何か物が載せられそう…ですが、飲み物は置けない幅なので、無理は禁物です。

 
ドア〜ドア間は9人掛けのロングシートで、窓枠に合わせて3人ずつ座面・背もたれが分かれています。
登場時からのモケットに着席区分の謎キャラクターが近年プリントされています。ここも80年代テイストな感じで可愛いっす。押忍。
混雑時間帯は座れれば御の字の江ノ電、短い奥行に対してこれでもか!と沈み込む柔らかい座面も80年代テイストな感じ。空いていればカールでも食べたくなってきます。

 
車端部のロングシートです。右の画像は優先席で、紫のモケットは縦方向へのスリットが無いのでちょっとのっぺりした味付けです。ここにも遊び心があると良かったのですが…。意外と肩から腕にかけてのスペースが確保されている妻面が快適そうな感じですが、貫通扉が無い上に台車の近くなので、何かとうるさいポジションになります。


運転席の後ろは3人掛けのロングシートです。この画像だけ別の編成の画像です。
正直者なので白状します(^^;;
後年1000形も吊り掛け駆動ではなくなり、ドアにちょっとした細工を施した編成もあるようですが…袖仕切りや座面下のヒーターの網も細かい改良が施されています。そそ、この編成には扇風機がありません。
見た目は同じなのに、中身が少し違う車内学泣かせの形式は最近至る所で見かけますが、この形式も地味にその一つということで…で、出直してきます。ギャピー。


もとの編成に戻って袖仕切りです。リニューアルでこの部分に大型の袖仕切りを投じる車両が多い中、江ノ電はこの部分を引き続きパイプ形状を維持しています。これも懐かしの…の部類に入る時代が来るかどうかはさておき、江ノ電でパイプ形状の袖仕切りを導入した最後の形式でもあります。


あら弁慶、掃除するなんてお利口さんね…(和風総本家っぽいノリでどうぞ(^^;; )
こちらも80年代テイスト、クリーンかまくらとは。
 
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