名古屋臨海高速鉄道  あおなみ線1000系
 
  名古屋臨海?高速?!・・・あ、あぁなるほど「あおなみ線」かぁ・・・ 「ゆりかもめ」以来会社名よりも路線名の方がインパクトあり!のケースが目立ちますが、ここもその一つでしょう。名古屋と臨海地区の金城ふ頭を結ぶ「あおなみ線」の主力車が1000系です。
2004年の10月に開業してからは利用客数が伸び悩むなど明るいニュースがあまり無かったものの、2005年、愛知万博の一環として行われるイベントで沿線の「ささしまサテライト」が会場になることから、知名度が一気に上昇、全国区も夢では無いかも?!
アルミのボディに青のライン。あおなみを意識したデザインは実に爽やかです。
(撮影・取材 あおなみ線/名古屋〜野蹟)

 

 

 


車内全景です。左の画像が乗務員室に向かって、右の画像が逆サイドに向かってのフォトです。
3ドアロングシートで、「日車(新)標準車体」を用いた車輌としては初の車体長20mの3ドア車になりました。ロングシートなのは沿線の通勤輸送を考慮してのことかと思いますが、「金城ふ頭」や「ささしまライブ」のZeep名古屋など、イベントなどで乗客が集中した時に難なく捌けるという期待もありそうです。
グレーの化粧板、そして床のもっさり具合がなんとも重たそうで、シンプルな雰囲気を醸しだしているのですが、そのせいでしょうか、コバルトブルーのシートが引き立って見えます。


乗務員室との仕切りです。先ほど「シンプル」というコトバを掲げましたが、シンプルどころか悲しくなってきます。いや、それどころか寂しくなってきます。あまりにガランとしすぎていて。どうもこの部分には通勤車輌特有の活気が見られないのです。そんなこと思うのは自分くらいしかいないと思うのですが、気になったのでつい・・・(^^;;。
乗務員室の仕切りですが、窓は横長と縦長が一枚ずつ。横長の窓は計器類が見えてワクワクするかたも多いのではないでしょうか。特に名古屋から荒子あたりにかけての車窓は(鉄ちゃんなら)釘付けになること、間違いなし。


逆サイドもグレーの壁がどかっと。無性にぬりかべに登場していただきたくなるのはこれまた自分だけです(^^;
貫通扉がなく、窓も適度な大きさなのですが、蛍光灯と車端部の間隔がちょっと空いているので若干他の部分よりも暗く感じてしまいます。これは開放感でカバーといった具合なのでしょうか?それとも…この部分は爆睡促進シートなのでしょうか?!後者だったら素直に嬉しいです。zzz...


床です。辺り一面もっさりどっさりどっきりグレーです。最近何かと流行っていますが、そういえば近所を走っていた113系もグレー一色の床でしたっけ・・・ 像が踏んでも壊れない筆箱や、グ○コ、大須のう○ろな○ろをも足元に及ばない?!超ベストセラー商品、ここにあり。


ドア周りです。LED表示機を千鳥配置で設けている関係で同じような画像が2枚並びました。左がLED表示機つき、右が路線図つきのものです。どちらもドアチャイム用のスピーカーやドアコックが見え隠れしています。
ドア窓はフレームと同一平面を保っており、大きさも側窓と同じくらいです。また、薄いグリーンの着色ガラスを使っている点も側窓と同じです。


そしてこちらがLED表示機になります。ちょっと文字が小さいサイズかなぁという印象。出入口番号という、自分が乗っている車輌のドア位置を数字で知らせてくれるステッカーの「2」と同じサイズだったら断然読みやすかったのですが・・・。
表示機自体は、左側では次の駅のドアがどちらに開いてくれるかを右のLED表示ゾーンに関係なく、ずっと掲出できるようになっています。これは便利ですね。 そしてLED表示ゾーンでは次駅案内や行先案内を出します。

それにしても・・・鴨居部のカバーの大きさは・・・すごいです。頑張っています。


そして路線図ver.の鴨居部になります。こちらは大型の路線図に所要時間も盛り込まれており、他の会社の路線図よりも若干見やすいかなぁという印象。
このようなLED表示機と路線図の棲み分け、他社では最近小田急が3000形や1000形で実践していますが、個人的にはすごくうまくできているなぁと思います。バブリーな時代だったらここに「列車現在位置案内表示機」みたいなものもつくのかなぁなんて思うと、思わずカブを持って株価を・・・(ry


ドアのすぐ下には黄色いマットが置いてあります。ちょうど滑り止め防止の役割を果たしており、使い始めてから日が浅いせいでしょうか、効き目バツグンです。しかしながら・・・デンジャーゾーンの雰囲気丸出しでかなり警戒してしまう色ではあります。しかもなんら関係がないんですよね・・・この色で多く使われているグレーやブルーと。
どうせだったら緑のまっとにして「いらっしゃいませ」なんて書いておけば良・・・かないですよね(^^;




座席はこのように、こちらも大流行の1人1人スペースが独立したシートを使っています。なんだか座椅子のような感じもチラッとします。ドア〜ドア間は10人、車椅子スペースのある部分では8人掛けになっています。
青のモケットにはブロックベースの模様がプリントされており、あまり飽きがこなさそうな物になっています。
センターにはポールも完備して「座りやすい」座席になっていますが、ポールをつかんで勢いにまかせて「どかっ!」と座るととんでもないしっぺ返しが待っています。


4人掛けシートは車端部のものです。優先席はありますがモケットによる区別はしていません。
片持ち、かつ貫通扉がない環境なので冬場は思った以上に寒くなっていました。しかも座席と座席の間にちょこっと見える白い部分、恐らく「ベース」と呼んでしまって差し支えないと思うのですが、そのベースが暖房のおかげで「熱く」なっており、下手にそこに手を突っ込んだりすると・・・ 指にホッカイロをぐるぐる巻きにしたような感覚でしょうか(^^;; 周りとの寒暖の差が激しいスペースになっていますのでご注意下さい。
座り心地は硬め。ちょっと膝裏が圧迫されそうな感じもします。
が、あおなみ線の乗車時間だったら何とかなっちゃうかな…と思います。


クローズアップ袖仕切り番外編(^^;;;
日車(新)標準車体を元にして作られた車輌は車端部の処理に一癖あり、という車輌が多いのですが、1000系ではその車端部にも袖仕切りを持ってきて肘を逃がすスペースを作りました。
なんだか実用一辺倒な形をしているのはさておいて、作って下さったのは嬉しいのですが、これでは薄すぎて本来の目的を達成できていません。その倍の幅が必要かなぁと思います。無いよりまし…と言われたら元も子もありませんが…(^^;

ちなみに画像のとおり微妙な隙間にゴミを挟む光景を1,2度目撃しました。・・・そのうちハズレ馬券とか挟まるようになるのかなぁ(殴 良い子のみなさんは決して競馬新聞の切れ端とか挟まないで下さいね(^^;


車椅子スペースです。2人分の座席を撤去して作られました。
バーの数が少ない気もしますが、非常通報機や吊革など、基本的なアイテムはきっちり搭載されています。


さきほどちょっとした蓋がありましたが、ベロンとあけるとベルトが。


眺めは良さそうなんですけどね・・・グリーングリーンな窓ガラス・・・orz
流行物を取り入れすぎです。もうちょっと「独自路線」を突っ走って欲しかったなぁ・・・
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