青い森鉄道  青い森703系
 
  青い森鉄道703系。どこかで見たことがありそうな顔ですが、実は一番似合っているのではないかと思うデザインです。なぜJRはあんなところでカーブを(以下自主規制
平成26年春のダイヤ改正で新駅が誕生することになり、2両2編成が新たに作られました。予備車不足などもあったそうですが、青い森701系の製造がすでに終了していることから、新しい車両の増備に踏み切ったようです。
青い森鉄道では併結運転を行わないため、青い森701系との比較もなかなか機会が無い状況です。平成28年現在固定運用で青森と八戸の間を行ったり来たりしています。運用さえつかめば結構乗りやすいのではないでしょうか?なんと言ってもクロスシートがついている貴重な車両…八戸駅の美味しい駅弁をお供に乗り込むのも、悪くはありません。
(取材・撮影 青い森鉄道線・八戸)

 

 

 


車内全景です。JR東日本のE721系と同じような車内が展開されています。青い森701系とは大きく異なる車内は新車アピールするには十分な構成です。3ドアセミクロスシートの車内です。
整理券発行機や運賃箱は青い森鉄道ならではの特徴ですが、JR東日本の車両にもありますし、汎用機を設置しているので個性的なものではありません…ということで、外観であれだけ出しゃばっていたアイツはどこだ?!モーリーを探せ!


ワンマン運転だからこそ…というような構成に仕上がった乗務員室まわりです。701系のような狭い印象は感じませんが、前面展望はちょっと迫力に欠けるかもしれません…。最後尾の場合は扉を閉めてスッキリした仕切りになります。尤もこの引き戸で衝突時に外れるという仕切り壁がうまく機能しているかどうかはわかりませんが(^^;; また、乗客の通り抜けは運用上ありませんが、前面扉付近の段差に対する注意喚起を示すステッカーも貼られています。
片隅には非常通報機も設置されています。


編成の中間部分に優先席に指定されています。JR車が床や壁の色まで変えてしまっているのでそうせざるを得なかったというのが本音だと思います。が、在来車とは優先席の位置が全然違うのは感心しません。JRも2両編成しか作っていない時期の製造だったので無理だったかもしれませんが、それでも何とかならなかったのでしょうか。
両開き扉は青い森鉄道では開放しっぱなしで運用しているようです。途中駅の降車を考えれば納得です。


八戸方車両の青森方には車椅子スペースやトイレが設置されています。遠く離れた感じがするロングシートもしっかり備わっています。ラベンダー色のトイレの扉が青い森鉄道っぽさを感じますが、残念ながらJR東日本の車両も同じ色のドアを使っています。トイレの張り出しが大きい分車内全体の見通しがあまり効きませんが、ワンマン運転時の無人駅は進行方向前の車両しか開かないので差し障りは無さそうです。

 
ということで、トイレと車椅子スペースです。車椅子スペースはヒーターと握り棒を完備。その奥のロングシートの袖仕切りは…あ、小さいサイズなんですね(^^;; 網棚は低めにセットされています。ここの部分はなかなかお客さんが立ち止まらない部分なので、孤独を感じるには良いかもしれません(^^;;
トイレは洋式でかなり広めの空間になっています。ひっそりとゴミ箱もセッティングされています。ドアに貼られた水色のシール、モーリーだと思ったあなた、残念!便座クリーナーの広告でした!!


天井周りです。青い森701系と共通…というわけではなくJR東日本の車両に合わせて、灰色の広告枠付きの吊革が設置されています。地方の3セクにしては中吊りや窓上の広告が充実している印象を受けますが、広告枠付きの吊革が活かされることはあるのでしょうか?!優先席には黄色い吊革がスタンバイしています。


床です。こちらも優先席部分には赤の濃淡で表現し、ドア前は黄色い滑り止めを施し…色を変える余地がないくらいJR車と同じ仕様になっています。せっかくの固定運用なので、この列車は段差が無いです!というのを積極的にアピールするのも良いかと思います。路面電車のノンステップ車みたいに…いかがですか?


ドア周りです。両開き扉で無塗装の扉は真ん中に黄色いシールを貼っています。さすがにドアの注意喚起ステッカーは青い森鉄道独自のものです。ステップがないせいか、ちょっと背が高いようにも感じます。
 
LED表示器はちょっと小さめ。正直もう少し大きい文字で表示して欲しいものです。そしてドアスイッチは黄色い枠ができて大変見やすくなりました。青い森701系ではシールを貼って「あける」「しめる」を強調していましたが、これなら強調しなくても大丈夫そうです。


窓枠はカーテンが無いもので、冬場はちょっと寒さを感じるかもしれません。上の網棚はパイプ形状でまとめられています。

 
座席です。ドア〜車端部にある座席はこの2種類。青森方先頭車の優先席、そして車椅子スペース脇の2人掛けです。2人掛けでまとめられている座席が多いこの系列において、4人掛けの優先席はある意味貴重です。座席下ヒーターこそ頼りがいがありそうなスタイルで、少々座面は柔らかくなってはいますが…まっ平らな座面と硬い背もたれはもう少し何とかならなかったのでしょうか。
また、細かいところですが2人掛けの座席と妻面との間に1cmくらいの隙間があり、一応モケットが貼られています。このスペースがなぜできたのかが気になりますが…もう少しスペースに融通が利くのであれば、ひじ掛けが欲しいっす。

 
セミクロスシートをドア〜ドア間に配置しています。クロスシートはこの系列が青い森鉄道では最も多く、旅行客には喜ばれるのではないでしょうか。まぁスタイルからモケットまでJR東日本のものそのままで、独自色が全く見られないのが残念ですが…。
この座席配置自体東北地方ではキハ40系のディーゼルカーや50系客車でそれらしいものは見られましたが、デッキが無い3ドア車部門はこの系列が初めてに近く、111系に起源を持つこの配置が半世紀近くかかってようやく青森に到達したことを考えると、時の長さを感じずにはいられません…。大袈裟ですね(^^;;;

 
ドアとクロスシートの間は2人掛けのロングシートがスタンバイ。JRもそうですが、このデザインを活かしきれていない青いモケットが勿体ないです。優先席のような格好良さはこの系列でも構成できたと思うのですが…青い森鉄道の中の人、頑張って!
また、中途半端な位置に窓枠の出っ張りがくるし、左右の幅が狭いので長距離移動での居心地は微妙です。

 
クロスシートです。そしてテーブルです。テーブルは缶を置くくらいの小さなものですが、駅弁を片手で持って必要に応じて飲み物を…というシチュエーションには十分使えます。
足元が広いクロスシートですが…柔らかくなったのは座面の奥の方、手前の硬さは相変わらずです。背もたれからヘッドレストの硬さもそのまま。何より足元がスースーする片持ち式…さっきは時の長さを感じましたが、十分練り込みました?!
 
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