東京メトロ  7000系[1次車]
 
  営団(現・東京メトロ)が世に放った有楽町線の車両として1974年に登場したのが7000系です。今回はその中でも1次車の中に入る7001Fの先頭車をご案内します。
ベースは同じ営団の6000系。7000系の方は先頭部分、非常扉の上に種別窓がついているのがポイントになります。この種別窓は使われたことがなく、今ではアクセントとして機能しているようです。
1次車はその後更新工事を受け、VVVFインバータ制御になったり、側窓が2段から1段になるなどの変化点がみられます。車内も例外ではありませんでした。しかし、この7001Fについては近年さらに変化が見られており、細かい改修が今後どのように行われるか、そして今後の活躍は・・・?目が離せません。
(取材・撮影 西武鉄道池袋線/秋津〜清瀬)

 

 

 

 
飯能寄り先頭車における車内全景をご覧頂いています。なお、車内に関しては2004年2月に取材したものであり、2006年2月までの間にさらに手が加えられています。そのため、他の編成ではこの車内は見られますが、7001Fに関しては現在は見られませんので予めご了承下さい。

全体的に華やかな雰囲気です。1970年代を意識させない色遣いですが、これも更新工事の賜物。モケットをピンクに変え側壁を白くし、袖仕切りや床の色も変更しています。いずれも07系とはまたちょっと違うセンスです。
4ドアロングシートはそのままに、車椅子スペースは2004年から2006年にかけて設置されました。また、現在この飯能寄り先頭車は女性専用車の対象になる時間帯がありますので、ご注意を。

しかしながら・・・側扉と側窓、どちらも小さく見えますね・・・。


先に乗務員室との仕切りです。小さい窓が左にポツンとある姿は登場時から変わらず、営団6000系と同じ構成になっています。機器類の関係でこのような仕切りになったそうです。
右の乗務員室への扉にも窓がついているのですが、その前に立つと、目の前4分の1くらいには窓が無い非常扉が・・・。梯子はよく見えますが、前面展望にはかなり向いていないようです。せっかく西武線内も、東武線内もかなり長く地上区間を走るのに・・・ちょっと残念。


いやぁ〜この開放的な車端部。地下鉄はこうでなくっちゃ!という勢いで、広々とした見付けに好きな空間でもあります。先頭車なので両側とも優先席になります。
なお、7001Fは2004年2月の時点では3号車〜4号車、5号車〜6号車、7号車〜8号車の3箇所のみに貫通扉が設置され、このような車端部もかなりの車両で残っていたものの、2006年までの間に全車両の車端部に貫通扉がついたり、貫通路を狭める工事が施工されています。従って、現在7001Fにおいてはこの画像のような車端部は見られません。

理由は女性専用車などの登場により明確な「区切り」が必要になったこと、車内づたいにを風が吹き抜けないようにするため、そして韓国の地下鉄火災に影響されたのでしょうか、或いはJR東日本の「アルカディア火災事故」などの事例を参考にしたか否かはわかりませんが、車両火災になった際の延焼防止などが挙げられるかと思われます。今後も減少するであろうこのタイプの車端部、地味な記録ですが今のうちにチェックです。


天井です。太いダクトが印象的です。1次車は冷房がつかないまま登場したので、このような形で冷房を設置しています。ラインデリアなどは設けられておらず、扇風機で冷気をかきまぜます。JR東日本ではあまり見なくなった「この形」での冷房化、東京メトロでは今尚現役です。

吊革は全体的に丸みが生かされており、非常に持ちやすいです。


床です。更新工事によって色がつけられました。センターラインがずーっと続く雰囲気はなかなか良いものがありましたが、前述の通り今は1両で完結してしまっています。
センターのラインはクリームベースの柄物、両端がベージュの組み合わせ。何気に袖仕切りとマッチしています。


ドア周りの様子です。白い化粧板でしっかり固められている中、小さい窓がポツッポツッとある姿は実に印象的であり、独特の世界を作り上げています。なんか青空が窓の外で展開するとすごーく背伸びがしたくなるシチュエーションになりそうな気がするのは自分だけでしょうか?
こちらも2004年から2006年にかけて鴨居部に変化が。2004年の時点では画像のような広告枠が設けられていましたが、その後千鳥配置でLED表示機とやや大きめの路線図が設置されています。路線図にはメトロネットワークを網羅した物もあります。


窓です。元々2段窓だったものを1段下降窓にしました。しかし、上下左右のサイズはそのままなので窓の小ささは相変わらず。座席の背もたれが窓の下にきて、ロールカーテンの収納を兼ねたアルミのバーが窓の上についているのですが、それらが一層窓の小ささを感じさせます。後者のモノ自体はアルミの質感を生かせているんですけど・・・ね・・・。
「お願い」の透明ステッカーは営団の頃からお馴染みです。


座席です。ドア〜ドア間の7人掛けからどうぞ。ピンクの柄物のモケットで、滑りにくくなっているのが特徴です。
座面のみ2分割されているのですが、分割位置がちょっと中途半端かなぁ・・・という感じもします。ただ、バケット化は行われていないので特に空いている時の座り心地はなかなかだと思います。ちょっと背もたれのボリュームの無さが気になりますが、これは背もたれの高さに起因するものかもしれません。

同じモケットで3人掛けの部分もあります。


そして優先席は濃い目のブルーで、こちらもピンクに負けず劣らず鮮やかです。ただ、乗り入れ先の西武や東武と優先席の色が合っていないばかりか、西武では有楽町線乗り入れ車両において同じような「青いモケット」を一般座席で使っているので、「ここが優先席かぁ!!」というパンチ力が若干欠けてしまっているのではないでしょうか・・・。

この車両において「黄色い吊革」を導入していたか否かは忘却してしまいましたが、もう少し優先席であることをアピールしてもいいのでは…と思います。

 
この車両の最大のウリはやっぱり「袖仕切りと網棚の融合」ではないでしょうか。
千代田線の6000系で導入したこの形状の袖仕切りはこの7000系でも導入。少々カクカクした印象が時代がかっているとはいえ、ここまで大胆なデザインを惜しむことなく取り入れた営団はすごいと思います。部品の統一によるコスト削減もあったのでしょうか、半蔵門線の8000系にも普及していき、名実共に営団のイメージリーダーとしての役割もあったとか、なかったとか・・・。ただ、そのあおりで座るとちょっと肩のあたりが狭いかなぁ・・・という気がしますし、肘掛けとしての機能があまり果たせていない気がするのですが、その辺りの改良がやがて01系の登場へとつながっていくのであります。

・・・営団の大英断!袖仕切り物語、次回に続く!!

以下楽屋にて丸秘トーク暴露!曰く
「・・・つづ・・・くわけ無いって、もうネタ切れだし(殴)・・・」

完。
 
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